近年、大手金融機関を装った詐欺被害が急増しています。
その中でも、「大熊本証券」の名前を騙った偽サイトが多くの利用者を狙っているのをご存じでしょうか?
本記事では、大熊本証券の偽サイトを利用した詐欺の手口や被害事例、そして偽サイトに共通する危険な特徴について詳しく解説します。被害を未然に防ぐために、正しい知識を身につけておきましょう。

\ 被害金の返金請求ができます! /
※LINEで簡単にご相談いただけます
大熊本証券とは?なぜ詐欺に悪用されるのか
FXやバイナリーオプションの詐欺では、大手の取引所や金融機関を騙った偽サイトが利用されることがあります。これらのサイトは一見本物そっくりに作られており、ロゴやデザイン、さらには取引画面まで精巧に模倣されているため、投資初心者はもちろん、経験者でも見抜くのが困難です。
特に最近では、SNSやメッセージアプリを通じて「儲かる情報を教える」と誘導し、偽のサイトに登録させる手口が目立っています。入金後に出金できなくなる、サポートに連絡しても返答がないなど、典型的な詐欺の兆候が見られるケースも少なくありません。
今回取り上げる大熊本証券は利用者の多いサイトであり、そういった点において詐欺師に目をつけられたと考えられます。
本物の公式サイトと偽サイトを見分けるためには、ドメイン名やセキュリティ証明書、連絡先情報の確認など、いくつかのポイントを押さえる必要があります。被害に遭わないためには、少しでも違和感を覚えたら即座に利用を中止し、信頼できる情報源に相談することが大切です。
大熊本証券とは?

大熊本証券の基本情報は以下です。
URL | https://www.daikumamoto.co.jp |
---|---|
運営会社 | 大熊本証券株式会社 |
所在地 | 〒860-0807 熊本県熊本市中央区下通1丁目7-19 |
ライセンス | 金融商品取引業者 九州財務局長(金商)第1号 |
登録国・地域 | 日本 |
メールアドレス | 不明 |
電話番号 | TEL 096-325-4141 / FAX 096-322-8258 |
代表者名 | 出田信秀 |
大熊本証券とは、昭和22年(創業 昭和11年)に設立された熊本を拠点とした金融機関です。国内外の株式、債券、投資信託等の取扱いを行う正規の証券会社です。
2022年には子会社のミライズアセット株式会社の営業を開始し、地域に根ざした証券会社として長年にわたり地元の投資家や企業を支えてきました。主に株式や投資信託、債券などの金融商品の取扱いを行い、地元経済の発展に寄与してきた実績があります。
大熊本証券自体は実際に存在する証券会社ですが、しかし本物の大熊本証券とは一切関係のないサイトで、詐欺グループが勝手にロゴや名称を流用しているケースもあるため、十分な注意が必要です。
大熊本証券の公式から警告が出ている
近年、実在する金融機関や投資運用会社の名前を騙った偽サイトや偽広告による詐欺的被害が相次いでいます。
これについて大熊本証券側からも警告が出されています。

「おかしい」と感じた時は、公式の連絡先(電話・メール)に直接確認するように」と呼びかけています。また、実際に被害が出ている可能性もあるため、消費生活センターや警察など専門家への相談も推奨します。
大熊本証券が詐欺に使われやすい理由
大熊本証券のような実在する中堅・地方証券会社の名前が、詐欺に悪用されやすい理由は以下のような点にあります。
- 知名度が全国的には高くないため、確認されにくい
- 大手証券会社(例:野村證券、SMBC日興証券)と違って、「聞いたことあるような、ないような」という微妙な印象を持たれやすく、名前を偽装しても疑われにくいという特徴があります。
- 実在することで「信頼できそう」と誤認させる
- 「大熊本証券」という名前は実在し、創業も古いため、「老舗の地域金融機関」というイメージを持たれやすいです。これにより、詐欺師が会社名を騙るだけで、簡単に信頼を得やすくなるのです。
- 地方の証券会社は情報がネット上に少なく、調べにくい
- ウェブ上に掲載されている情報量が少ないため、詐欺サイトや偽の連絡先を載せても、公式かどうかの判別が難しくなるという点があります。
- 「特別な案件」や「未公開株」の勧誘に使われやすい
- 「地元の証券会社しか扱えない」「信頼ある地方証券が独自に提供する未公開株」といった触れ込みで、特別感を煽る詐欺に悪用されやすいです。特に高齢者をターゲットに、「あなただけにご案内します」などと持ちかけるケースがあります。
- 社名を無断利用した偽サイト・偽電話番号が出回る
- 最近では、実在の証券会社名を掲げた偽サイトやLINEアカウントが確認されています。「大熊本証券」を名乗る電話やSMSで口座開設や投資勧誘を行い、資金をだまし取る手口が横行しています。
大熊本証券の名を騙る詐欺サイトでよくある詐欺のパターン例
大熊本証券の名を騙る詐欺サイトでは、非常に巧妙な手口が使われています。
以下ではよくあるパターンについて説明しましょう。
大熊本証券の名前を騙る詐欺サイトでよく見られる詐欺のパターンには、以下のような手口があります。いずれも「実在する証券会社名を利用して信用させ、投資名目で金銭を騙し取る」点が共通しています。
未公開株・新規上場株(IPO)の購入勧誘
詐欺グループは「大熊本証券だけが取り扱っている未公開株がある」や「近く上場予定で2倍以上のリターンが見込める」といった甘い話を持ちかけてきます。
中には「あなたにだけ案内できる特別な案件」と限定性を強調するものもあり、急かすような話し方で契約や振込を迫るのが特徴です。しかし、こうした案件の多くは実在しないもので、振り込んだ資金は戻ってきません。
高利回りを謳う外国債券やファンドの勧誘
「年利8~15%が確定している海外ファンドがある」といった投資話も、よく使われる詐欺のひとつです。詐欺師は大熊本証券の社員を名乗って電話やLINEで接触し、「この商品は当社と海外の提携先で特別に取り扱っている」と説明しますが、実際には存在しないファンドであり、資金は詐欺グループに渡ってしまいます。
偽の公式サイトやLINEアカウントへの誘導
最近では、LINEやSNS広告などで「プロが選んだ銘柄情報を無料配信」といった誘導文言を使い、偽の「大熊本証券」公式サイトやLINEアカウントに登録させる手口も見られます。
見た目は本物そっくりに作られており、ドメインも「okuma-sec.com」など本物らしく見せかけられている場合があります。登録後、担当者を装う人物がチャットなどで「今だけ限定」「まずは少額から」などと勧誘を始め、最終的に高額な投資を迫られます。
口座開設を装って個人情報を抜き取る
「口座開設をすれば銘柄情報がもらえる」「大熊本証券の口座を開設すると特典がある」といった誘い文句で、氏名や住所、マイナンバー、さらには本人確認書類の画像まで入力させるケースもあります。これらの情報は、他の詐欺や不正口座開設などに悪用される危険があります。
AIトレード・自動売買システムの勧誘
「大熊本証券が監修したAIがあなたの資産を自動で増やします」といった謳い文句で、数十万円の初期費用や利用料を請求する詐欺もあります。実際にはそうしたAIは存在せず、支払い後に連絡が取れなくなるケースが後を絶ちません。画面上では仮想の残高が増えているように見えるため、信じてしまう人も多いのがこの手口の恐ろしい点です。
もし「大熊本証券」やそれに似た名前で不審な勧誘を受けた場合は、絶対に即断せず、まずは公式サイトで会社情報を確認し、金融庁の登録業者かどうかを調べてください。少しでも不安を感じたら、消費者センターや警察への相談をおすすめします。
大熊本証券の偽サイト一覧
以下は、大熊本証券を装った偽サイト(詐欺目的のフェイクドメイン)の代表例と特徴です。被害を防ぐためにも、URLや誘導手口には十分注意しましょう。
daikmoto.jp

URL | https://daikmoto.jp |
ドメイン名 | daikmoto.jp |
---|---|
レジストラ | 不明(日本のJPドメインだが、登録者情報から代理業者の可能性あり) |
登録日 | 2025年4月23日(現在で約3か月前) |
登録国・地域 | 日本(東京都新宿区の住所記載)、だが電話番号はマレーシア(+60) |
登録者 | 「Sun Lun Dun Ld(企業名風だが実体不明)」、住所と電話番号に不整合 |
daikmoto.jpのwhois情報データ
Domain Information:
[Domain Name] DAIKMOTO.JP
[Registrant] Sun Lun Dun Ld
[Name Server] a10.share-dns.com
[Name Server] b10.share-dns.net
[Signing Key]
[Created on] 2025/04/23
[Expires on] 2026/04/30
[Status] Active
[Lock Status] DomainTransferLocked
[Lock Status] AgentChangeLocked
[Last Updated] 2025/04/29 09:43:12 (JST)
Contact Information:
[Name] Sun Lun Dun Ld
[Email] support@webnic.cc
[Web Page]
[Postal code] 1600023
[Postal Address] 3-9-3 Nishishinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo
[Phone] +603.89966788
ドメインの信頼性に関して、ここから分かることは以下の通りです。
- 登録者名が「Sun Lun Dun Ld」と不自然な文字列
- → 実在法人とは思えず、詐欺目的ででっち上げられた名称の可能性が高い。
- 住所は東京(新宿)だが、電話番号はマレーシア(+60)
- → 日本国内に所在する事業者を装っているが、実態は海外からの運用の可能性。
- ネームサーバーが「share-dns.com/net」で、匿名性が高い
- → サーバーの運用元を秘匿する目的が疑われる。
- ドメイン登録日が最近(2025年4月)で運用実績がない
- → 詐欺的な短期サイト構築を目的としている可能性がある。
- 連絡先メールアドレスが未記載
- → 顧客対応の意思がなく、信頼性に著しく欠ける。
上記のサイトは、一見すると日本企業を装ったようなドメインですが、登録情報を確認すると極めて不自然な構成が明らかです。
登録者名「Sun Lun Dun Ld」は企業名として実在の記録が確認できず、住所は東京都新宿区にもかかわらず電話番号はマレーシアの国番号(+60)。さらに、連絡先メールが未記載で、ネームサーバーには匿名性の高い「share-dns」が使用されています。
これは、日本企業を装って国内ユーザーを信頼させるための“なりすまし詐欺型サイト”の典型的な構成であり、特に投資・仮想通貨・通販・副業などの名目で誘導されるサイトには要注意です。
実在企業かどうかは、法人番号、代表者名、固定電話番号の日本国内登録などから確認することが重要です。このような曖昧な情報のサイトとは一切関わらないようにしてください。
大熊本証券の詐欺や偽サイトを見分ける方法
- URLは daikumamoto.co.jp ドメインか?
- レビューに 実在性があるか?
- 外部リンク・LINE誘導がないか?
大熊本証券の名を騙る偽サイトは本物と非常によく似た外観をしており、見た目だけでは区別がつかない場合もあります。しかし、いくつかのポイントを確認することで、偽サイトを見抜くことが可能です。
- URL・ドメインを確認する ⇒正規のURLか、英字が一文字違う、または不自然に長いURLは高確率で偽サイト
- サイト内の日本語に違和感がないか ⇒自動翻訳のような不自然な日本語表記は注意
- サポートの連絡手段がLINEや個人メールのみではないか ⇒LINEやWhatsAppのみの対応は非常に危険
- 金融ライセンスや会社情報の記載が曖昧ではないか ⇒記載がない、または他社の情報を勝手に転載している場合は要注意
大熊本証券偽サイトの詐欺の口コミや事例
大熊本証券偽サイトの詐欺の口コミや具体的な事例は、具体的に以下のような内容でした。
- 典型的な出金詐欺の手口を利用
- 出金時の追加送金を要求される
- 出金トラブル多数
これらはすべて詐欺業者がよく使う手口であり、大熊本証券偽サイトのような怪しい取引所では特に多く報告されているものです。
それぞれ順に見ていきましょう。
出金時の追加送金を要求される
daikmoto.jp取引所から出金の手続きをしようとすると先に税金(手数料)が必要だとかハッキング・マネーロンダリングの疑いが持たれているなど更にお金を送金を送るように指示をされますが全て嘘の話ですのでご注意してください!
詐欺相談ジャパン
daikmoto.jpのような偽サイトである無登録・無許可の海外取引所で、「出金には税金(手数料)が必要」「マネーロンダリングの疑いがあるため追加確認が必要」などと言って、さらに送金を要求してくるケースは典型的な詐欺手法です。
本来、税金は確定申告などを通じて税務署に支払うものであり、業者に直接払うことはありません。また、ハッキングやマネロン対策と称して出金を遅らせるのも、資金を引き出せなくさせるための常套句です。
このような要求が来た時点で、即座に詐欺を疑い、これ以上の送金は絶対にやめてください。被害拡大を防ぐためにも、消費者センターや弁護士への相談を強く推奨します。
大熊本証券偽サイトの詐欺被害回復を目指すための相談先5選
大熊本証券偽サイトのような投資詐欺被害に遭ってしまった場合、被害金を取り戻すためには早めの行動・相談が必須です。
詐欺被害回復のための候補となる相談先をまとめると、以下のようになります。
- 弁護士なら詐欺師の身元調査から返金請求まで、最も幅広く対応可能
- 警察は事件の捜査・逮捕が中心で、返金請求の直接的なサポートは行わない
- 司法書士は140万円を超える場合に対応が難しい
- 探偵事務所は調査能力が高いが、法的手続きや交渉の権限がない
- 消費生活センターは行政的な調整が中心
それぞれについて、詳しく解説します。
弁護士なら詐欺師の身元調査から返金請求まで、最も幅広く対応可能

大熊本証券偽サイトのような投資詐欺被害において、詐欺師への返還請求から訴訟の提起までを一貫して対応できるのは弁護士だけです。
以下のように、詐欺被害の対応で最も幅広い業務を行えます。
- 加害者の身元調査
探偵事務所などと連携しながら、加害者の所在地や資金の流れを調べることが可能です。 - 内容証明で返金請求
弁護士名義で内容証明郵便を送ることで、相手に与える心理的プレッシャーも高まり、返金交渉を有利に進められるケースがあります。 - 返金交渉
弁護士は民事交渉の代理権を持っています。直接交渉が困難な相手であっても、法律の専門知識をもとに交渉をリードできます。 - 訴訟の提起
詐欺被害の返金を法的に確保するうえで欠かせないのが訴訟ですが、弁護士であれば裁判手続きの代理人として書面作成から裁判所での弁論まで対応できます。
早期に弁護士に相談することで、詐欺被害の返金・救済の可能性が高まります。
現在、弁護士法人FDR法律事務所では、投資詐欺被害の無料相談を受け付けております。
元検事として担当した経済事案の知識経験を活かして、被害金の回復に向けて全力を尽くしておりますので、まずはLINEにてお気軽にご相談ください。

\ 被害金の返金請求ができます! /
※LINEで簡単にご相談いただけます
警察は事件の捜査・逮捕が中心で、返金請求の直接的なサポートは行わない
警察は、詐欺行為を行った加害者を刑事事件として捜査・逮捕する役割を担います。詐欺被害の状況を伝えて被害届を提出することで捜査が開始される場合もありますが、以下の点に注意が必要です。
- 被害金を取り戻すための直接的なサポートは行わない
たとえ警察が加害者を逮捕しても、刑事手続きはあくまで「犯罪行為の立証」が目的です。被害者への返金は、別途民事手続きで請求する必要があります。 - 捜査の優先度によっては立件されない可能性もある
証拠が不十分だったり、事件性が薄いと判断されると、捜査が進まないケースも考えられます。
警察に相談することは重要ですが、返金請求という観点では弁護士による民事手続きが不可欠になることを理解しておきましょう。
司法書士は140万円を超える場合に対応が難しい
司法書士は、簡易裁判所で扱える訴額140万円以下の事件に限り、一定の代理業務(書面作成や裁判手続きなど)を行うことができます。
しかし、投資詐欺の被害額は高額になりがちです。140万円を超える場合、
- 司法書士だけでは訴訟代理や交渉を継続できない
- 返金請求が必要な金額が大きいほど、弁護士でなければ対応が難しい
という問題が生じます。
また、裁判外の示談交渉権は司法書士には認められていないため、相手と直接交渉する際は限界があることも念頭においてください。
探偵事務所は調査能力が高いが、法的手続きや交渉の権限がない
探偵事務所は、加害者の身元や資金の流れなどを調査する際に有用です。詐欺グループが身元を隠蔽しているケースでは、探偵事務所に調査を依頼し、加害者情報を特定できれば、返金交渉や訴訟の準備を進めやすくなります。
ただし、探偵事務所自体は法的手続きや交渉権限を持っていないため、最終的には弁護士と連携しながら進める必要があります。
調査会社は仮想通貨の追跡調査が専門
仮想通貨詐欺の専門調査会社は、主に仮想通貨や海外FXにおける詐欺について、実態調査を行う会社です。警察や弁護士などに相談する際に必要とされる、被害証明書類の作成などを取り扱っています。
ただし、あくまで民間の会社であり、弁護士や司法書士の資格を保有しているわけではないので、実際に返金請求を成功させるまでの工程を全て担当することはできません。調査会社が作成した資料をふまえて、被害者の方が弁護士などに相談する必要がある点に注意が必要です。
消費生活センターは行政的な調整が中心
消費生活センターは、消費者トラブル全般に関する相談を受け付ける公的機関です。
ただし、以下のような点に注意が必要です。
- 情報提供や注意喚起などは行ってくれるものの、実際の返金請求や訴訟対応は行いません。
- 紛争解決のあっせんをすることもありますが、あくまで行政的な調整が中心であり、強制力のある交渉はできないのが現状です。
被害回復を見据えた具体的な手続きが必要な場合には、やはり弁護士への依頼が必須となります。