NFTアートの取引で人気のプラットフォーム「SuperRare」。しかし、その知名度を悪用した偽サイトや詐欺の被害が急増しています。実際に「公式を名乗る招待メール」「SNSでの偽アカウント」「出金時の法外な手数料請求」など、巧妙な手口が数多く報告されています。
この記事では、SuperRareを装った詐欺の特徴と見分け方、被害に遭ったときの対処法、さらに返金を目指すために弁護士へ相談する流れまで詳しく解説します。

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SuperRareとは?なぜ詐欺に悪用されるのか

FXやバイナリーオプション、NFTの詐欺では、大手の取引所や金融機関を騙った偽サイトが利用されることがあります。これらのサイトは一見本物そっくりに作られており、ロゴやデザイン、さらには取引画面まで精巧に模倣されているため、投資初心者はもちろん、経験者でも見抜くのが困難です。
特に最近では、SNSやメッセージアプリを通じて「儲かる情報を教える」と誘導し、偽のサイトに登録させる手口が目立っています。入金後に出金できなくなる、サポートに連絡しても返答がないなど、典型的な詐欺の兆候が見られるケースも少なくありません。
今回取り上げるSuperRareは利用者の多いサイトであり、そういった点において詐欺師に目をつけられたと考えられます。
本物の公式サイトと偽サイトを見分けるためには、ドメイン名やセキュリティ証明書、連絡先情報の確認など、いくつかのポイントを押さえる必要があります。被害に遭わないためには、少しでも違和感を覚えたら即座に利用を中止し、信頼できる情報源に相談することが大切です。
SuperRareとは?

SuperRareの基本情報は以下です。
URL | https://superrare.com |
---|---|
運営会社 | SuperRare Labs |
所在地 | Osano International Compliance Services Limited ATTN: RMHM 3 Dublin Landings North Wall Quay Dublin 1 D01C4E0 |
ライセンス | 不明 |
登録国・地域 | イギリス |
メールアドレス | Support@SuperRare.com |
電話番号 | 不明 |
代表者名 | 不明 |
SuperRare(スーパーレア)は、世界的に注目されているNFTアート専用のマーケットプレイスです。最大の特徴は、誰でも自由に作品を出品できるプラットフォームとは異なり、厳正な審査を通過した限られたアーティストだけが作品を発表できる点にあります。この仕組みにより、出品される作品はクオリティが高く、コレクターから「価値あるデジタルアートが集まる場所」として高く評価されています。
さらにSuperRareは、ただ売買を行うだけでなく、アーティストとコレクターが直接つながり、SNSのように交流できるコミュニティ機能も備えています。そのため、単なる取引所ではなく、アーティストとファンが共に市場を育てていくプラットフォームとしても位置づけられています。
こうしたブランド力と希少性がSuperRareの魅力ですが、その知名度を悪用した偽サイトや詐欺が横行しているのも事実です。利用者は必ず公式情報を確認し、安全な取引を心がける必要があります。
SuperRareが詐欺に使われやすい理由
SuperRareは「厳選されたアーティストのみが参加できる」という仕組みにより、NFT市場の中でも特別感とブランド力を持っています。この「希少性」や「高級感」は、本物のアートマーケットとしての信頼感をユーザーに与えますが、まさにその強いブランドイメージこそが詐欺師に悪用されやすい要因です。
たとえば、SuperRareの運営者や関係者を装って「特別招待」や「限定販売」を持ちかけられると、多くのユーザーは疑いなく信じてしまいます。さらにNFT取引の仕組みはまだ一般に浸透しておらず、初心者にとってはウォレット接続やスマートコントラクト署名のリスクを見抜くのは容易ではありません。詐欺師はこうした知識不足とブランドへの信頼を利用し、偽サイトや偽アカウントを通じて巧みに資産を奪います。
つまり、SuperRareの「特別な価値」がそのまま詐欺の温床となってしまっているのです。利用者は「有名だから安心」とは考えず、公式情報との照合を怠らないことが重要です。
SuperRareの名を騙る詐欺サイトでよくある詐欺のパターン例
SuperRareの知名度やブランド力を悪用した偽サイトは、実際に数多くの被害事例を生んでいます。
特に目立つのは、出金や登録を口実にした振込詐欺型の被害で、「手数料を払えば資金が引き出せる」「保証金を支払えば作品を出品できる」といった説明を受けて、資金を失ってしまうケースが後を絶ちません。
さらに、偽の取引画面を用意してユーザーに利益が出ていると信じ込ませたり、SNSの偽アカウントを通じて特別な招待を装うなど、その手口は年々巧妙化しています。この章では、SuperRareを騙る詐欺で実際に多く見られる典型的なパターン例を整理し、それぞれの特徴と危険性を分かりやすく解説します。
振込型の前払い金詐欺
SuperRareを装った偽サイトで最も多いのが、前払い金を振り込ませるタイプの詐欺です。典型的には「登録料」「保証金」「出金に必要な税金」などの名目で送金を求められます。最初は数万円程度の小額から始まり、被害者が支払いに応じると「システム凍結解除料」「セキュリティ保証料」など次々と新しい名目が提示され、合計で数十万〜数百万円に膨らむケースも少なくありません。
特に危険なのは、偽の取引画面を見せて「資産が増えている」と信じ込ませ、出金には追加費用が必要と錯覚させるパターンです。いったん送金した資金が返金されることはほぼなく、被害者は「出金さえすれば元が取れる」と思い込んで深みにはまってしまいます。
少しでも前払いを要求された場合は、公式SuperRare(https://superrare.com)にはそのような仕組みは存在しないことを確認し、決して振り込まないことが肝心です。
偽サイトでのウォレット接続詐欺
もう一つ多いのが、SuperRareの公式サイトを装った偽ページにアクセスさせ、ウォレットを接続させる詐欺です。見た目は本物そっくりに作られており、初心者には正規サイトとの違いを判別するのが困難です。ウォレットを接続した瞬間に資産が抜き取られたり、不正なスマートコントラクトを承認させられるケースがあります。また「送金エラーが発生しました。修正には振込が必要です」といった偽のエラーメッセージを表示し、追加の入金を誘導する高度な手口も確認されています。
さらに偽サイト内では「資産が増えている」と偽装されたダッシュボードが表示され、ユーザーにさらなる入金を促す仕掛けも用いられます。対策としては、必ずブラウザに正規URLをブックマークして利用すること、不審なリンクをクリックせず、自分から直接アクセスする習慣を持つことが有効です。
SNSやDMを利用した偽の投資勧誘
SNSやDiscordなどのメッセージ機能を悪用した詐欺も多発しています。詐欺師はSuperRare公式や有名アーティストに酷似した偽アカウントを作成し、「限定販売の招待」「特別なキャンペーン」といった文言でユーザーを外部サイトへ誘導します。さらに個別のダイレクトメッセージで「あなたの作品を買いたい」「特別に招待する」と接触し、ウォレット接続や署名、振込を求めてきます。中には長期間にわたってやり取りを続け、信頼関係を築いたうえで資金を引き出す手口(ロマンス詐欺型)も確認されています。
これらの詐欺は技術的な仕掛けよりも、ユーザーの心理を巧みに利用するのが特徴です。
対応策はシンプルで、不審なDMには一切応じないこと、そして公式アカウントは必ず認証マークや公式リストと照合することが重要です。
出金不能型の投資詐欺
最後に、NFT投資を装った「出金不能型」の詐欺事例があります。偽サイト上で「資金を預ければ高利回りが得られる」「限定NFTで必ず利益が出る」と誘い込み、ユーザーに入金させます。最初は小額の出金に応じるため信頼してしまいますが、一定額を超えると「税金の事前支払いが必要」「本人確認のため保証金が必要」と言われ、追加で入金を迫られます。支払いを拒むと口座が凍結され、以降は出金が一切できなくなります。
特に「利益が画面上で増えている」ことを演出されるため、ユーザーは「あと少し支払えば引き出せる」と思い込み、被害額が雪だるま式に増えてしまいます。SuperRareの正規サイトにはこのような仕組みは存在しないため、出金に前払いが必要と言われた時点で詐欺と判断することが重要です。
SuperRareの偽サイト一覧
以下は、SuperRareを装った偽サイト(詐欺目的のフェイクドメイン)の代表例と特徴です。被害を防ぐためにも、URLや誘導手口には十分注意しましょう。
Superrare.live

URL | https://www.superrare.live |
ドメイン名 | Superrare.live |
---|---|
レジストラ | 不明 |
登録日 | 不明 |
登録国・地域 | 不明 |
登録者情報 | 不明 |

このサイトは、以前SuperRareを装ったコンテンツを配信するサイトとして存在していましたが、現在では同ドメインが別の所有者に売却された形跡があると見られる状況です。
ドメイン売買履歴を公開する信頼できるサイトでは明確な取引記録が確認できませんでしたが、アクセス解析やWHOIS情報からドメイン所有権の変動が疑われます。
Superrare.jp

URL | https://www.superrare.jp |
ドメイン名 | Superrare.jp |
---|---|
レジストラ | Web Commerce Communications Limited |
登録日 | 2025年3月26日 |
登録国・地域 | 日本ドメイン(.JP)だが、住所は中国語表記/電話はマレーシア番号 |
登録者情報 | OmezuNft. Ltd(実体不明企業)、住所:Tokyo, huang pu da dao 108 hao |
Superrare.jpのwhois情報データ
Domain Information:
[Domain Name] SUPERRARE.JP
[Registrant] Web Commerce Communications Limited
[Name Server] laylah.ns.cloudflare.com
[Name Server] kirk.ns.cloudflare.com
[Signing Key]
[Created on] 2025/03/26
[Expires on] 2026/03/31
[Status] Active
[Lock Status] DomainTransferLocked
[Lock Status] AgentChangeLocked
[Last Updated] 2025/05/26 10:35:14 (JST)
Contact Information:
[Name] OmezuNft. Ltd
[Email] support@webnic.cc
[Web Page]
[Postal code]
[Postal Address] Tokyo, huang pu da dao 108 hao
1600023
[Phone] +603.89966788
[Fax]
ドメインの信頼性に関して、ここから分かることは以下の通りです。
- 登録日が2025年3月で極めて新しい
- → 長期運用実績がなく、短期間で悪用される「使い捨て型」の可能性が高い。
- レジストラが海外系(Web Commerce Communications Limited)
- → .JPドメインでありながら海外レジストラ経由で取得されている点は不自然。
- 登録者情報が不自然(OmezuNft. Ltd / Tokyo + 中国語住所 + マレーシア番号)
- → 「東京」と記載しつつ住所は中国語、電話番号はマレーシア国番号(+603)で整合性が取れない。
- ネームサーバがCloudflare
- → サーバーの実IPを隠せるため、詐欺サイト運営者が多用するパターン。
「SUPERRARE.JP」は、NFTプラットフォーム「SuperRare」の公式名をそのまま使っていますが、登録者情報を確認すると明らかに不自然な点が多いです。
- 東京を名乗りつつ中国語住所を記載
- 電話番号がマレーシア(+603)
- 会社名が「OmezuNft. Ltd」で実態が確認できない
これらは典型的ななりすまし詐欺サイトの特徴であり、実際のSuperRare公式運営とは無関係である可能性が極めて高いです。
さらに登録日は2025年3月と新しく、短期で詐欺に悪用するために取得されたと考えられます。Cloudflareを利用して匿名性を強めている点も危険信号です。
結論:この「SUPERRARE.JP」はSuperRareの公式とは無関係な高リスクの偽ドメインであり、フィッシングや詐欺目的で運用される可能性が非常に高い。
SuperRareを騙る詐欺や偽サイトの見分け方

- URLは superrare.com ドメインか?
- レビューに 実在性があるか?
- 外部リンク・LINE誘導がないか?
SuperRareの名を騙る偽サイトは本物と非常によく似た外観をしており、見た目だけでは区別がつかない場合もあります。しかし、いくつかのポイントを確認することで、偽サイトを見抜くことが可能です。
- URL・ドメインを確認する ⇒正規のURLか、英字が一文字違う、または不自然に長いURLは高確率で偽サイト
- サポートの連絡手段がLINEや個人メールのみではないか ⇒LINEやWhatsAppのみの対応は非常に危険
- 金融ライセンスや会社情報の記載が曖昧ではないか ⇒記載がない、または他社の情報を勝手に転載している場合は要注意
SuperRare偽サイトの詐欺の口コミや事例

SuperRareの偽サイトの詐欺の口コミや具体的な事例は、具体的に以下のような内容でした。
- 偽サイト上での架空請求
- 「SuperRare投資」と称してLINEで勧誘
- 巧妙な指導と法外な手数料請求
これらはすべて詐欺業者がよく使う手口であり、SuperRareの偽サイトのような怪しい取引所では特に多く報告されているものです。
それぞれ順に見ていきましょう。
偽サイト上での架空請求
やあ、みんな。最近、ある人が、彼が言うには、NFTクリエイターがInstagramで私に連絡してきて、私の作品を買ってNFTにしたいと言ってきたんだ。そして、彼はこのウェブサイトのリンクを送ってきたんだ https://www.superrare.live そこで私の作品をミントできて、彼が購入してくれるって。そして、彼は私の作品をかなり高い値段で買いたいって言ってるんだ。でも、作品をアップロードするには、ミント料金300ドルを払う必要があるんだ。それで、迷ってるんだ。すごく良い話だし、彼はまともそうだし、リスクを冒して払ってもいいかなってくらいなんだけど、このサイトの安全性について不安なんだ。何かアドバイスをくれないかな?もしかしたら、このサイトはダメかもしれないし、似たような経験があるかもしれない?詐欺に遭わないように、助けてくれてありがとうね!;)
reddit
本物のNFTマーケットプレイス「SuperRare」は superrare.com であり、今回の「superrare.live」はドメインが異なる偽サイトです。詐欺師は「作品を高額で買いたい」と甘い言葉で誘導し、手数料や初期費用を払わせるのが常套手段で、実際に作品が売れることはありません。正規の取引所では事前に高額な手数料を個別送金させることはなく、こうした要求が出た時点で確実に詐欺だと判断すべきです。
「SuperRare投資」と称するLINE勧誘の危険性
SuperRareの詐欺ではないかと思われる状況にあります。相手とはLINEで繋がり、名前を「石川美月」と名乗っています。
Yahoo!知恵袋
何回かトライし、確かに1取引で10%以上の利益はでました。初めなので10万の元本でおこなっていますが、元本を100万にしようか迷っています、
相手の石川美月とは会ったことはありません。
やはり詐欺でしょうか?
LINEで知り合った人物が「SuperRare」名義で高利回り投資を勧めるのは、典型的な詐欺の流れです。最初に10万円程度で利益が出て出金できるように見せるのは、信頼を得て元本を増額させるための“撒き餌”にすぎません。
実際に会ったことのない相手を信用して100万円規模を預ければ、出金停止や追加請求に発展し、全額失うリスクが極めて高いので、これ以上の入金は絶対に避けるべきです。
巧妙な指導と法外な手数料請求
花子という女性が手取り足取り送金方法や、サイトの使い方を教えてきます。出金の際は、税金が15%かかるとか、凍結解除料かかるとか、出金手数料がかかるなど、法外な手数料を請求されますので、要注意です。
詐欺被害ジャパン
親切に送金や操作を教えるのは、利用者の警戒心を解いて多額入金へ誘導する詐欺の常套手口です。出金時に「税金15%」「凍結解除料」「高額手数料」を事前入金で要求するのは典型的な架空請求で、正規の取引所ではあり得ません。こうした要求に応じると被害が拡大するだけなので、即座に利用を中止し、証拠を確保して専門機関へ相談することが不可欠です。
SuperRare偽サイトの詐欺被害回復を目指すための相談先5選
SuperRare偽サイトのような投資詐欺被害に遭ってしまった場合、被害金を取り戻すためには早めの行動・相談が必須です。
被害回復のための候補となる相談先をまとめると、以下のようになります。
- 弁護士なら詐欺師の身元調査から返金請求まで、最も幅広く対応可能
- 警察は事件の捜査・逮捕が中心で、返金請求の直接的なサポートは行わない
- 司法書士は140万円を超える場合に対応が難しい
- 探偵事務所は調査能力が高いが、法的手続きや交渉の権限がない
- 消費生活センターは行政的な調整が中心
それぞれについて、詳しく解説します。
弁護士なら詐欺師の身元調査から返金請求まで、最も幅広く対応可能

SuperRare偽サイトのような投資詐欺被害において、詐欺師への返還請求から訴訟の提起までを一貫して対応できるのは弁護士だけです。
以下のように、詐欺被害の対応で最も幅広い業務を行えます。
- 加害者の身元調査
探偵事務所などと連携しながら、加害者の所在地や資金の流れを調べることが可能です。 - 内容証明で返金請求
弁護士名義で内容証明郵便を送ることで、相手に与える心理的プレッシャーも高まり、返金交渉を有利に進められるケースがあります。 - 返金交渉
弁護士は民事交渉の代理権を持っています。直接交渉が困難な相手であっても、法律の専門知識をもとに交渉をリードできます。 - 訴訟の提起
詐欺被害の返金を法的に確保するうえで欠かせないのが訴訟ですが、弁護士であれば裁判手続きの代理人として書面作成から裁判所での弁論まで対応できます。
投資詐欺に強い弁護士に相談することで、詐欺被害の返金・救済の可能性が高まります。
ただし、詐欺に遭ってから時間が経つと回収の可能性が下がるため、発覚してからなるべく早く相談することが肝心です。
現在、弁護士法人FDR法律事務所では、投資詐欺被害の無料相談を受け付けております。
元検事として担当した経済事案の知識経験を活かして、被害金の回復に向けて全力を尽くしておりますので、まずはLINEにてお気軽にご相談ください。

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警察は事件の捜査・逮捕が中心で、返金請求の直接的なサポートは行わない
警察は、詐欺行為を行った加害者を刑事事件として捜査・逮捕する役割を担います。詐欺被害の状況を伝えて被害届を提出することで捜査が開始される場合もありますが、以下の点に注意が必要です。
- 被害金を取り戻すための直接的なサポートは行わない
たとえ警察が加害者を逮捕しても、刑事手続きはあくまで「犯罪行為の立証」が目的です。被害者への返金は、別途民事手続きで請求する必要があります。 - 捜査の優先度によっては立件されない可能性もある
証拠が不十分だったり、事件性が薄いと判断されると、捜査が進まないケースも考えられます。
警察に相談することは重要ですが、返金請求という観点では弁護士による民事手続きが不可欠になることを理解しておきましょう。
司法書士は140万円を超える場合に対応が難しい
司法書士は、簡易裁判所で扱える訴額140万円以下の事件に限り、一定の代理業務(書面作成や裁判手続きなど)を行うことができます。
しかし、投資詐欺の被害額は高額になりがちです。140万円を超える場合、
- 司法書士だけでは訴訟代理や交渉を継続できない
- 返金請求が必要な金額が大きいほど、弁護士でなければ対応が難しい
という問題が生じます。
また、裁判外の示談交渉権は司法書士には認められていないため、相手と直接交渉する際は限界があることも念頭においてください。
探偵事務所は調査能力が高いが、法的手続きや交渉の権限がない
探偵事務所は、加害者の身元や資金の流れなどを調査する際に有用です。詐欺グループが身元を隠蔽しているケースでは、探偵事務所に調査を依頼し、加害者情報を特定できれば、返金交渉や訴訟の準備を進めやすくなります。
ただし、探偵事務所自体は法的手続きや交渉権限を持っていないため、最終的には弁護士と連携しながら進める必要があります。
調査会社は仮想通貨の追跡調査が専門
仮想通貨詐欺の専門調査会社は、主に仮想通貨や海外FXにおける詐欺について、実態調査を行う会社です。警察や弁護士などに相談する際に必要とされる、被害証明書類の作成などを取り扱っています。
ただし、あくまで民間の会社であり、弁護士や司法書士の資格を保有しているわけではないので、実際に返金請求を成功させるまでの工程を全て担当することはできません。調査会社が作成した資料をふまえて、被害者の方が弁護士などに相談する必要がある点に注意が必要です。
消費生活センターは行政的な調整が中心
消費生活センターは、消費者トラブル全般に関する相談を受け付ける公的機関です。
ただし、以下のような点に注意が必要です。
- 情報提供や注意喚起などは行ってくれるものの、実際の返金請求や訴訟対応は行いません。
- 紛争解決のあっせんをすることもありますが、あくまで行政的な調整が中心であり、強制力のある交渉はできないのが現状です。
被害回復を見据えた具体的な手続きが必要な場合には、やはり弁護士への依頼が必須となります。
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