SCITE PROとは？「未来安心長寿プラン」と名乗る詐欺の実態や口コミ評判を弁護士が解説！返金請求方法や相談先も紹介

2025年8月にリリースされた投資系アプリ「SCITE PRO」を利用したという人から、「出金できない」「保証金を求められた」といった深刻な被害報告が相次いでいます。
アプリはすでにGoogle Playから削除されており、運営会社の実体も不明。

LINE上で「未来安心長寿プラン」などと称する投資勧誘を受け、最終的に「金融監督署からマネーロンダリングの疑いがある」として数百万円を請求されるケースも確認されています。

結論としては、SCITE PROは詐欺の可能性が非常に高いです。

もし既にSCITE PROに入金してしまった場合や詐欺被害でお困りの場合は、弁護士による投資詐欺返金請求で騙されたお金を取り戻せる可能性があります。

現在、弁護士法人FDR法律事務所では無料相談を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

SCITE PROは投資詐欺の可能性が高い

SCITE PROについて調査を進めた結果、

「SCITE PROは投資詐欺の可能性が極めて高い」ということが分かりました。

主な理由は以下の通りです。

このような状況は、過去にも多くの投資詐欺アプリで見られた典型的なパターンであり、「出金できない」「連絡が取れない」といった利用者の声が寄せられていることからも、悪質な金融詐欺スキームだった可能性が極めて高いといえるでしょう。

万が一、同様の勧誘を受けた場合や、関連する投資話を持ちかけられた場合は、絶対に追加の送金をせず、すぐに専門機関へ相談することが重要です。

SCITE PROとは？基本情報を確認

まずはSCITE PROについて、基本情報から読み取れる内容を確認してみます。

SCITE PROの基本情報

URL	ダウンロードページ：削除済み
運営会社	不明
所在地	不明
ライセンス	不明
登録国・地域	不明
メールアドレス	不明
電話番号	不明
代表者名	Bedika Ghuman

「SCITE PRO（サイトプロ）」は、2025年8月21日（木）にiPhone版がApp Storeでリリースされたとされる投資関連アプリです。最新バージョンは「1.01.1」ですが、Google Play版はすでに削除されており、公式な運営会社や所在地などの情報も確認できません。
アプリ紹介文では「安定した収益」「AIによる投資支援」などの文言が見られ、表面上は正規の金融ツールのように装っていますが、実際はLINEを通じて「未来安心長寿プラン」と称する投資グループへ勧誘する手口が確認されています。
このグループでは、少額投資から始まり「ソフト使用料」や「税金」の名目で追加送金を求められ、最終的には「出金するために保証金を払う必要がある」と指示されるケースも報告されています。
こうした特徴から、SCITE PROは実際の投資運用とは無関係の詐欺的アプリである可能性が極めて高いと考えられます。

SCITE PROの手口

SCITE PROの詐欺手口は、SNSやLINEを利用した投資勧誘型の詐欺です。最初は「未来安心長寿プラン」などの名前で、AI投資や長期安定型運用をうたうグループLINEに誘導されます。担当者を名乗る人物が丁寧に対応し、「少額で始められる」「安全に利益が出せる」と信用させてきます。

投資を始めると、アプリ内では実際には存在しない“利益”を表示して被害者を安心させます。その後、「さらに利益を伸ばすためのソフト使用料」「税金の支払い」などの名目で追加の送金を求めてきます。

最も悪質なのは、出金を試みた際に「金融監督署からマネーロンダリングの疑いがある」「出金には保証金が必要」と虚偽の説明をし、数百万円単位の入金を要求する段階です。もちろん、実際に保証金を支払っても出金されることはなく、連絡が途絶えるケースが多発しています。

これらの流れは近年多発する偽投資アプリ型詐欺の典型的構図であり、SCITE PROもその一種とみられます。

SCITE PRO詐欺の典型的な流れ

段階	手口の内容	説明・目的
① 勧誘	SNSやLINEで「未来安心長寿プラン」「AI投資」などの名目で勧誘	「安定した収益が得られる」「初心者でも安心」と信頼を装う。
② 登録・少額投資	LINEグループからSCITE PROへの登録を促す	少額（数万円～）の入金で“利益が出る”ように見せて信用させる。
③ 利益表示	アプリ上に架空の利益を表示	出金できそうに見せかけ、被害者を追加投資へ誘導。
④ 追加請求①	「ソフト使用料」「税金」などの名目で入金を要求	架空の経費・税金を口実に追加送金を誘う。
⑤ 出金トラブル発生	「金融監督署からマネーロンダリングの疑い」と通知	出金を止めて“問題解決”を装う。被害者の不安をあおる。
⑥ 追加請求②	「保証金300万円を入れてください」と要求	最終段階で高額な金銭をだまし取る。支払っても出金は不可。
⑦ 連絡断絶	担当者・グループが消える	LINEやアプリのアカウントが削除され、被害者と連絡不能になる。

SCITE PROの具体的な被害報告

ここからは、SCITE PROに関する具体的な詐欺の手口を様々な媒体で調査した結果をご紹介します。

アプリ誘導型投資詐欺の被害例

LINEで未来安心長寿プランと言うSCITEに投資しました
SCITEからはソフト使用料と税金を支払いましたが、金融監督署よりマネーロンダリングの疑いが有り出金が出来ない保証金として300万円入れて下さいと言われています。
詐欺でしょうか。

詐欺被害なび

このケースは、投資詐欺で最も悪質な「出金拒否＋保証金詐欺」の典型です。
まず、「金融監督署」という名称の日本機関は存在しません。 これは詐欺師が「金融庁」や「監督当局」を装い、信頼させるために使う虚偽の肩書です。
「マネーロンダリングの疑い」「出金には保証金が必要」という説明もすべて偽りで、実際には被害者から最後の大金を騙し取るための最終請求です。
正規の金融機関や行政機関が、個人の口座出金に際して300万円もの保証金を求めることは絶対にありません。
この段階で送金してしまうと、資金を取り戻すことは極めて困難になります。すぐに送金を中止し、警察・消費生活センター（188）・金融庁金融サービス利用者相談室（0570-016811）へ連絡してください。
また、LINEでのやり取り・送金記録・請求メッセージなどは被害届提出のための重要な証拠です。削除せずに保全し、専門機関に提出しましょう。

SCITE PROの不審点と見分け方

SCITE PROは、見かけ上は金融取引アプリですが、その実態は「投資を装った詐欺ツール」とみられます。
アプリの表記や開発情報、勧誘経路を検証すると、信頼できる投資サービスとは到底いえません。
ここでは、特に注意すべき不審点と、だまされないための具体的なチェック方法を解説します。

SCITE PROの不審点

不審点	内容と解説
① 開発元・運営会社の実体が不明	アプリストアでは「SCITE PRO」と名乗るが、運営者情報・所在地・代表者名が一切記載されていません。企業登録・金融庁登録番号も存在せず、架空運営の可能性が極めて高いです。
② Google Playから削除済み	2025年8月時点でGoogle Playからアプリが削除されています。利用規約違反または詐欺通報による削除の可能性があります。
③ “金融監督署”など実在しない機関名を使用	「金融監督署」「国際監督機構」など、存在しない架空の公的機関を名乗り、出金停止や保証金請求を正当化します。
④ “ソフト使用料”“保証金”“税金”などの名目で追加請求	出金を妨害する常套手段であり、支払っても資金は戻らず、次々と新しい名目で追加請求が続きます。
⑤ LINE・SMS経由の勧誘	SNS広告やLINEグループを通じて個別勧誘を行うのが特徴。公式サイトや広告では有名人（前澤友作氏など）の写真を無断使用して信頼を演出します。
⑥ 運営サーバーが海外（香港・シンガポール等）	WHOIS情報や通信ログを調べると、**海外の匿名レンタルサーバー（Cloudflare, Namecheap等）**を使用しており、国内法の適用外となる構造です。
⑦ 「アプリ内利益」は架空データ	アプリに表示される取引履歴・利益額はサーバー側で自由に操作されており、実際の市場取引とは無関係です。
⑧ 出金申請時にトラブルが集中	利益が表示されても、出金を申請した途端に「税金が未納」「本人確認が未完了」「保証金が必要」といった口実で出金不能に陥ります。

SCITE PROは、「AI投資」「自動売買アプリ」「特別キャンペーン」などの名目で利用者を安心させ、
最初に利益を演出 → 出金申請で追加請求 → 音信不通・閉鎖という王道の詐欺構造を持ちます。
アプリの削除・通信遮断後は資金追跡が困難になるため、
被害が疑われる場合は、一刻も早く弁護士・警察・消費生活センター（188）・金融庁相談窓口へ連絡してください。