ABN Marketsとは？詐欺の実態や口コミ評判を弁護士が解説！返金請求方法や相談先も紹介

ABN Marketsに関して「出金できない」「騙された」という口コミ・評判が多数寄せられています。

結論としては、ABN Marketsは詐欺の可能性が非常に高いです。

もし既にABN Marketsに入金してしまった場合や詐欺被害でお困りの場合は、弁護士による投資詐欺返金請求で騙されたお金を取り戻せる可能性があります。

現在、弁護士法人FDR法律事務所では無料相談を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

ABN Marketsは詐欺の可能性が高い

ABN Marketsについて調査を進めた結果、

「ABN Marketsは投資詐欺の可能性が極めて高い」ということが分かりました。

主な理由は以下の通りです。

「ABN Markets」という名前を使った投資詐欺サイトが被害を拡大しています。

特に注意すべきは、このサイトが 次々とドメインを変更し、追跡や規制を回避している点 です。

このような状況は、過去にも多くの投資詐欺で見られた典型的なパターンであり、「出金できない」「連絡が取れない」といった利用者の声が寄せられていることからも、悪質な金融詐欺スキームだった可能性が極めて高いといえるでしょう。

万が一、同様の勧誘を受けた場合や、関連する投資話を持ちかけられた場合は、絶対に追加の送金をせず、すぐに専門機関へ相談することが重要です。

ABN Marketsの基本情報・公式サイトを確認

まずはABN Marketsについて、基本情報や公式サイトから読み取れる内容を確認してみます。

ABN Marketsの基本情報

URL	https://abnmarkets45.com
運営会社	不明
所在地	8/6 Mediteranska Budva 85310 Mediteranska, Budva
ライセンス
登録国・地域	トルコ
メールアドレス	info@abnmarkets.com
電話番号	+90 850 668 03 17
代表者名	不明

ABN Marketsは、公式サイト（abnmarkets.com）上で、次のようなサービスをうたう「マルチアセット型のオンライン取引プラットフォーム」です。

• 取引対象：
  • FX（通貨ペア）
  • 貴金属
  • 仮想通貨（ビットコイン等）
  • コモディティ（原油・金属など）
  • 株価指数・株式CFD
• 口座：デモ口座・本番口座を提供としている（※ただし実際にはログインできない・動かないとの報告あり）
• 拠点：ブルガリア・モンテネグロ・トルコなど、情報がサイトや各種レビューで食い違っている

一見すると、普通の海外FXブローカーと変わらない構成ですが、運営会社の実態や規制状況が極めて不透明という点が大きな問題です。

ABN Marketsのサイトには不審点がある

ABN Markets（abnmarkets.com）の公式サイトには、一般的な金融サービス企業では考えられない不審点が多数確認できます。
これらの特徴は、詐欺的な海外FXサイトでよく見られるパターンと一致しており、利用するべきではない危険な兆候です。

① 運営会社名・法人情報が不明確

ABN Marketsのサイトには、金融サービスに必須の以下の情報がほとんど掲載されていません。

• 運営会社名（法人名）
• 代表者名
• 法人番号・登記情報
• 正確な所在地（オフィス住所）
• 電話番号
• 監査情報

海外FX業者であっても、通常は運営者情報をページ下部（フッター）に明確に記載するのが一般的です。
ABN Marketsの場合、これらが曖昧または存在せず、実体のない業者が偽装のために作ったサイトと考えるのが自然です。

② 金融ライセンスの記載が虚偽または確認できない

サイトには「規制下にある」「ライセンス保有」などの文言が散見されますが、

• ライセンス番号が実在しない
• 各国の金融監督当局のデータベースで検索してもヒットしない
• 国名とライセンスの組み合わせが矛盾している
• そもそも金融庁の警告対象に似た構造

などの不備が多く、ライセンス偽装の疑いがあります。

WikiFX でも“Invalid”と評価されており、
公式ライセンスを持たない無登録業者である可能性が極めて高い状況です。

③ 文章・翻訳が不自然でテンプレート構造

ABN Marketsの公式サイトでは、

• 文法が不自然な英語
• 機械翻訳のような不自然な表現
• 金融用語の使い方がおかしい
• 別のFXサイトと同じテンプレート構造が見られる

など、海外詐欺サイトで頻繁に使われる コピーサイトの特徴 が確認できます。

特に「About」「Terms」「Privacy Policy」などのページは、
別サイトからそのままコピペしたような構造で、
実態のない会社が急ごしらえで作った可能性が濃厚 です。

④ 取引プラットフォームが動かない・デモ口座が機能しない

被害報告の中には、

• デモ口座が開けない
• MT5・WebTraderが正常にログインできない
• ログインしても相場が動かない
• 出金申請がエラーになる

という情報もあります。

これは、実際の市場と連動していない“偽の取引画面” を使い、
投資家に「利益が増えているように見せて誘導する」詐欺アプリの典型的な特徴です。

⑤ サイトのセキュリティが弱く、実在企業として信頼できない

セキュリティ面では、以下の問題が指摘されています。

• SSL証明書の情報が不自然（短期間・格安証明書）
• サーバーが頻繁に変更されている
• Whoisで登録者情報が完全匿名（Gnameの匿名化サービス）
• ドメインがごく最近取得された（詐欺サイトの典型パターン）

実際、ABN Marketsのドメインは取得から数か月しか経っておらず、運営実績がない状態です。
正規の金融機関でこんなことはありません。

⑥ カスタマーサポートが存在しない・返信がテンプレ

公式サイトには連絡手段としてメールフォームなどがありますが、

• 返信が来ない
• テンプレートだけ返ってくる
• 説明になっていない回答
• 出金に関する質問だけ無視される

という報告が多く、実質的にサポートが機能していません。

これは被害者が「逃げ場を失う」典型的な海外詐欺業者のパターンです。

ABN Marketsの手口

ABN Marketsを利用させる投資詐欺の流れは、概ね次のようになります

段階	内容
① 接触	SNS・マッチングアプリ・LINEなどで「投資に成功している人物」から接触。恋愛・友人関係を装うことも多い。
② 信頼形成	日常会話や写真のやりとりで距離を縮め、「特別に儲かる投資法を教える」と持ちかける。
③ 口座開設	「海外の優良プラットフォーム」と称してABN MarketsのURLを送り、登録・本人確認・入金を指示。
④ 運用開始	指示された通りに売買を行うか、相手に代行運用させる。画面上では順調に利益が増えていく。
⑤ 出金申請	利益が大きくなった時点で、被害者が出金を求める。相手からも「そろそろ利確しよう」と促されることも。
⑥ 追加請求	「税金が必要」「口座凍結解除には保証金が必要」などと説明され、さらに高額の追加入金を要求される。
⑦ 連絡断絶	追加入金を行っても出金されず、最終的には相手もサポートも連絡が取れなくなる。

ABN Marketsのドメインwhois情報を調査

次に、ABN Marketsのドメインとして登録されている情報を確認してみます。

ドメインのwhois情報（ドメイン名やIPアドレスの登録者に関する情報）から分かることをまとめると、以下のようになります。

abnmarkets45.com

URL	https://abnmarkets45.com
ドメイン名	abnmarkets45.com
レジストラ	不明（WHOIS取得不可）
登録日	不明（WHOIS取得不可）
登録国・地域	不明（WHOIS取得不可）
登録者	不明（WHOIS取得不可）

ドメインの信頼性に関して、ここから分かることは以下の通りです。

う危険要素を満たしており、投資や金融関連で利用すれば被害につながるリスクが極めて高いドメインです。

ABN Marketsのライセンスの信頼性は不明

ABN Marketsのライセンスに関する情報をまとめると、以下の通りです。

ABN Marketsは金融庁の認可がない

ABN Marketsは金融庁の免許・許可・登録等を受けている会社ではありません。

金融庁は公式ホームページで、「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」を公開していますが、このリストの中に北海証券株式会社の記載は見つかりませんでした。

海外のFX業者の多くが金融庁のライセンスを保有していないというのが実情ではありますが、日本国内のライセンスを持っていない以上、ある程度注意すべき業者であることは確かです。

ABN Marketsのライセンスは疑わしい

各種レビューサイト・警告情報を総合すると、ABN Marketsには次の特徴があります。

• 金融監督当局による正式なライセンスが確認できない
• 自称する登録国（オーストラリア、モンテネグロ等）と、実際の登録情報が一致しない
• ライセンス番号らしき記載があっても、監督当局のデータベースでヒットしない

さらに、イギリスの金融行為監督機構（FCA）やオランダの金融市場庁（AFM）が、ABN Marketsに対する警告を公表しています。

金融当局から名指しで「注意喚起」や「無登録業者」と警告されている業者は、日本の金融庁登録業者とは全く別物であり、
「投資してはいけない業者」だと考えるのが基本的なスタンスです。

WikiFXでABN Marketsを疑わしいライセンスと判断している

海外FX業者の評価サイト WikiFX は、ABN Markets を「ライセンスが疑わしい（Suspicious License）」と判定しています。さらに、業者の信頼性を示すスコアは 1.47／10 点 と極めて低い数値で、投資家に対して「高リスク業者」と警告を出しています。

WikiFX の評価によれば、ABN Markets は以下のような問題点を抱えています。

• 無効なライセンス
• 実体不明の運営企業
• 出金できないという苦情多数
• 利用者被害が継続的に発生
• 公式サイトも安全性が低い

という状態で、
“投資サービス”として最低ラインすら満たしていない と言わざるを得ません。

投資家保護の観点からみれば、
ABN Markets は利用すべきではない業者 と断言できます。

ABN Marketsの詐欺の口コミ・実際の被害事例

ABN Marketsは、SNS や投資コミュニティを通じて急速に広がった“投資プラットフォーム”を名乗るサイトですが、利用者からは 「出金できない」「追加で税金を請求された」「サポートが消えた」 といった深刻な被害報告が相次いでいます。

ここからは、実際に投稿されている口コミや被害事例を整理し、Gtoadがどのように利用者を追い込むのか、その実態を分かりやすく解説します。

ABN Marketsの掲示板での口コミ

掲示板での口コミはありませんでした。

ABN MarketsのSNSでの口コミ

SNSでの口コミはありませんでした。

口コミがないサイトが危険といえる理由

通常、正規の投資サービスであれば、利用者の評価や体験談が肯定・否定を含めて必ず一定数存在します。ところが、ABN Marketsのように口コミが極端に少ない、もしくは一切見つからないサイトは、運営実態がない、短期間で姿を変えている、または被害情報が意図的に削除されている可能性が高く、信頼性を示す材料が何ひとつありません。

口コミがゼロという状況は“安全だから話題にならない”のではなく、利用者が存在せず実態のない詐欺サイトの典型的特徴で、最も初期に気づける重要な危険サインです。