ACM(Adage Capital Management)とは?信頼できる?詐欺の実態や口コミ評判を弁護士が解説!返金請求方法や相談先も紹介

ACM(Adage Capital Management)とは?信頼できる?詐欺の実態や口コミ評判を弁護士が解説!返金請求方法や相談先も紹介

「必ず儲かる」「短期間で資産が倍になる」「有名人もやっている」──そんな魅力的な言葉で勧められる投資話には、危険が潜んでいます。最近SNSや知人から話題に上がる「ACM(Adage Capital Management)」もその一つ。インターネット上には華やかな広告や成功体験の声があふれていますが、実際に公的な登録情報や信頼できる運営実態は確認できません。


この記事では、ACM(Adage Capital Management、アディジ・キャピタル・マネジメント)と呼ばれる投資サイトがなぜ危険視されるのか、その特徴や詐欺に共通する手口を解説し、すでに投資してしまった場合の返金方法や弁護士への相談手順まで、具体的にご紹介します。大切な資産を守るために、必ず最後までお読みください。

結論としては、ACMは詐欺の可能性が非常に高いです。

もし既にACMに入金してしまった場合や詐欺被害でお困りの場合は、弁護士による投資詐欺返金請求で騙されたお金を取り戻せる可能性があります。

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ACMの詐欺に関する事前調査・診断

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目次

ACMは投資詐欺の可能性が高い

ACMは投資詐欺の可能性が高い

ACM(Adage Capital Management)の詐欺の実態や口コミ評判を弁護士が解説!返金請求方法や相談先も紹介について調査を進めた結果、「ACMは投資詐欺の可能性が極めて高い」ということが分かりました。

主な理由は以下の通りです。

  • ACM(Adage Capital Management)は複数のサイトを持っている
  • ACM(Adage Capital Management)のサイトはいずれも信頼性が低い
  • 詐欺サイトにおいて頻繁に用いられるサイト構造の特徴を持つ
  • その他、詐欺サイトに共通する典型的な内容の口コミ投稿が多数
  • 出金拒否型詐欺の典型例

近年、SNSやインフルエンサー広告を通じて「日本株で利益を得られる」「初心者でも稼げる」といった文言で宣伝されている「ACM(Adage Capital Management、アディジ・キャピタル・マネジメント)」という投資サービスについて、複数のユーザーから不審な点を指摘する声が上がっています。

特に「SNSで知り合った人から紹介された」「LINEで登録を促された」などの場合、高確率で国際的な詐欺ネットワークに関連している可能性があります。

ACMの基本情報・公式サイトが複数あって怪しい?サイトを確認

ACMの基本情報・公式サイトが複数あって怪しい?サイトを確認

まずはACM(Adage Capital Management、アディジ・キャピタル・マネジメント)についてサイトを確認していきます。

しかし今回調査するACMはドメインが複数存在し、同じブランド名で複数のWebサイトを運営しています。

通常、正規の金融機関や投資会社は、公式サイトを一つに統一し、金融庁や米国SECなどの登録情報と紐付けられています。
しかし、ACMを名乗る詐欺サイトは、

  • https://adageacm-jp.com
  • https://www.acm-invest.net
  • https://www.jp-adagefinance.com

といったように、似たような名称で複数のドメインを開設しており、サイトのデザインや内容もほとんど同じサイトが存在することが確認されています。

これは、詐欺業者が

  1. サイトが通報・閉鎖されてもすぐに新しいドメインで再開できる
  2. 被害者に「いくつも公式サイトがあるから大きな企業だ」と錯覚させる
  3. 検索結果に複数の“偽公式サイト”を出現させ、正規の情報を埋もれさせる

といった目的で行う手口です。

ACM(Adage Capital Management)の基本情報

ACM(Adage Capital Management)と名乗るサイトの基本情報は以下です。サイトは複数ありますが、消えているサイト以外ではいずれも同じ情報が記載されているのでまとめて記載しております。

URLhttps://adageacm-jp.com

https://www.acm-invest.net

https://www.jp-adagefinance.com
運営会社アディジ・キャピタル・マネジメント
所在地200 CLARENDON STREET, 52ND
FLOOR, BOSTON, MA, 02116
(日本所在地)東京都港区赤坂1丁目8-1
赤坂インターシティAIRー27階
ライセンス不明
登録国・地域ボストン
メールアドレス不明
電話番号不明
代表者名ロベルト・モラレス
ACMの概要

上記サイト情報では、連絡先やライセンスの詳細など不透明な点が多く見られました。こうした不透明なサイト構造は詐欺サイトにおいてよく見られる特徴でもあります。

以下ではサイト情報をそれぞれドメイン情報も含めて確認しながら、ACMの不審点について確認していきます。

ACM(Adage Capital Management)を名乗るサイト一覧

以下は、ACM(Adage Capital Management)を表記しているサイトの代表例と特徴です。

Adageacm-jp.com

Adageacm-jp.comのトップページ
URLhttps://adageacm-jp.com
ドメイン名Adageacm-jp.com
レジストラAmazon Registrar, Inc.
登録日2024年11月20日
登録国・地域イギリス(GB・Hayes / Middlesex)
登録者情報Identity Protection Service(匿名化代行、実際の運営者は不明)
Adageacm-jp.comのwhois情報から抽出
Adageacm-jp.comのwhois情報データ

Domain Name: adageacm-jp.com
Registry Domain ID: 2935674819_DOMAIN_COM-VRSN
Registrar WHOIS Server: whois.registrar.amazon
Registrar URL: https://registrar.amazon.com
Updated Date: 2024-12-17T08:07:12Z
Creation Date: 2024-11-20T08:47:15Z
Registrar Registration Expiration Date: 2025-11-20T08:47:15Z
Registrar: Amazon Registrar, Inc.
Registrar IANA ID: 468
Registrar Abuse Contact Email: trustandsafety@support.aws.com

Registrar Abuse Contact Phone: +1.2024422253
Domain Status: ok https://icann.org/epp#ok
Registry Registrant ID: Not Available From Registry
Registrant Name: On behalf of adageacm-jp.com owner
Registrant Organization: Identity Protection Service
Registrant Street: PO Box 786
Registrant City: Hayes
Registrant State/Province: Middlesex
Registrant Postal Code: UB3 9TR
Registrant Country: GB
Registrant Phone: +44.1483307527
Registrant Phone Ext:
Registrant Fax: +44.1483304031
Registrant Fax Ext:
Registrant Email: 00cae7e5-fc64-4f3f-bd0e-aabc56cef233@identity-protect.org

Registry Tech ID: Not Available From Registry
Tech Name: On behalf of adageacm-jp.com owner
Tech Organization: Identity Protection Service
Tech Street: PO Box 786
Tech City: Hayes
Tech State/Province: Middlesex
Tech Postal Code: UB3 9TR
Tech Country: GB
Tech Phone: +44.1483307527
Tech Phone Ext:
Tech Fax: +44.1483304031
Tech Fax Ext:
Tech Email: 00cae7e5-fc64-4f3f-bd0e-aabc56cef233@identity-protect.org

Name Server: LUCIANE.NS.CLOUDFLARE.COM
Name Server: MACK.NS.CLOUDFLARE.COM
DNSSEC: unsigned

ドメインの信頼性に関して、ここから分かることは以下の通りです。

  • 登録日が2024年11月と新しい
    • 長期実績がなく、短期運用の詐欺サイトに多い特徴。
  • レジストラはAmazon Registrar
    • → 大手ではあるが、匿名登録サービスと組み合わせることで詐欺業者にも利用される。
  • 登録者情報がIdentity Protection Serviceで完全匿名化
    • → 実際の企業名や運営者情報は一切確認できない。正規金融機関や事業者では不自然。
  • ネームサーバがCloudflare
    • → サーバーIPを隠すための利用で、詐欺サイトで多発するパターン。
  • ドメイン名が日本を想起させる「-jp」を付加
    • → 日本人利用者をターゲットにした“なりすまし”の可能性が高い。

「adageacm-jp.com」は、2024年11月に取得されたばかりの新規ドメインであり、登録者情報がイギリスの匿名化サービスとなっているため、実際の運営者は完全に不明です。さらに、Cloudflareを利用してサーバーの所在を隠しており、利用者が追跡できない仕組みになっています。

特に「-jp」という文字列を含めている点は、日本の投資家や利用者に安心感を与えるためのなりすまし手口と考えられます。金融詐欺サイトや偽投資プラットフォームで頻繁に使われる典型例です。

結論:このドメインは日本人を標的としたフィッシング・投資詐欺サイトに利用される可能性が極めて高く、正規企業とは無関係。アクセスや個人情報の入力は絶対に避けるべきです。

Acm-invest.net

URLhttps://www.acm-invest.net
ドメイン名Acm-invest.net
レジストラGname.com Pte. Ltd.
登録日2025年7月21日
登録国・地域香港/中国(HK, CNと記載)
登録者情報完全非公開(Redacted for privacy)
Acm-invest.netのwhois情報から抽出
Acm-invest.netのwhois情報データ

Domain Name: ACM-INVEST.NET
Registry Domain ID: 3002486495_DOMAIN_NET-VRSN
Registrar WHOIS Server: whois.gname.com
Registrar URL: www.gname.com
Updated Date: 2025-08-18T12:52:13Z
Creation Date: 2025-07-21T11:49:46Z
Registrar Registration Expiration Date: 2026-07-21T11:49:46Z
Registrar: Gname.com Pte. Ltd.
Registrar IANA ID: 1923
Reseller:
Registrar Abuse Contact Email: complaint@gname.com

Registrar Abuse Contact Phone: +65.31581931
Domain Status: clientTransferProhibited https://icann.org/epp#clientTransferProhibited
Registry Registrant ID: Redacted for privacy
Registrant Name: Redacted for privacy
Registrant Organization: Redacted for privacy
Registrant Street: Redacted for privacy
Registrant City: Redacted for privacy
Registrant State/Province: Redacted for privacy
Registrant Postal Code: Redacted for privacy
Registrant Country: HK,CN
Registrant Phone: Redacted for privacy
Registrant Fax: Redacted for privacy
Registrant Email: https://rdap.gname.com/extra/contact?type=registrant&domain=ACM-INVEST.NET
Admin Name: Redacted for privacy
Admin Organization: Redacted for privacy
Admin Street: Redacted for privacy
Admin City: Redacted for privacy
Admin State/Province: Redacted for privacy
Admin Postal Code: Redacted for privacy
Admin Country: Redacted for privacy
Admin Phone: Redacted for privacy
Admin Fax: Redacted for privacy
Admin Email: https://rdap.gname.com/extra/contact?type=admin&domain=ACM-INVEST.NET
Tech Name: Redacted for privacy
Tech Organization: Redacted for privacy
Tech Street: Redacted for privacy
Tech City: Redacted for privacy
Tech State/Province: Redacted for privacy
Tech Postal Code: Redacted for privacy
Tech Country: Redacted for privacy
Tech Phone: Redacted for privacy
Tech Fax: Redacted for privacy
Tech Email: https://rdap.gname.com/extra/contact?type=technical&domain=ACM-INVEST.NET
Name Server: HOLLY.NS.CLOUDFLARE.COM
Name Server: CRIS.NS.CLOUDFLARE.COM
DNSSEC: unsigned
URL of the ICANN Whois Inaccuracy Complaint Form: https://www.icann.org/wicf/

ドメインの信頼性に関して、ここから分かることは以下の通りです。

  • 登録日が2025年7月で極めて新しい
    • → まだ1か月程度しか経っておらず、短期詐欺利用の可能性が高い。
  • レジストラがGname(格安・匿名取得が容易)
    • → フィッシングや投資詐欺に悪用されるケースが非常に多い。
  • 登録国が「HK, CN」と曖昧表記
    • → 香港や中国を示しているが特定できず、透明性に欠ける。
  • 登録者情報が完全非公開
    • → 実際の企業名や担当者は確認できず、実体を隠している。
  • ネームサーバがCloudflare
    • → サーバーIPを隠蔽できるため、詐欺サイトで多用される匿名化手段。

「ACM-INVEST.NET」は、2025年7月に取得されたばかりの新規ドメインであり、登録者情報が完全に非公開、かつ匿名化に強いCloudflareを利用していることから、運営者の実体を隠すことを最優先にしているドメインであると考えられます。

また、「INVEST」という金融・投資を連想させる単語を含んでおり、過去の事例からも投資詐欺・FX詐欺サイトで多用されるネーミング手法です。登録国が香港/中国と曖昧なのも、利用者を混乱させつつ追跡を困難にする狙いがあると推測されます。

結論:このドメインは短期で投資詐欺に利用される高リスクの可能性が非常に高く、アクセスや個人情報入力は厳禁。正規金融機関との関わりは一切ないと考えるべきです。

また上に記載した「Adageacm-jp.com」と「Acm-invest.net」はトップページが一致することからも分かるように、非常に酷似したサイト構造を持っています。両ドメインは共通して 「新規登録」「匿名化サービス」「Cloudflare利用」 という詐欺ドメインの典型的特徴を持っています。

  • adageacm-jp.com は「-jp」を付けて日本人投資家をターゲットにしたなりすまし型。
  • acm-invest.net は「INVEST」という投資関連ワードを強調し、国際的な投資詐欺を狙う可能性が高い。

両者は異なるレジストラを利用していますが、どちらも正規金融機関や企業との関連性はなく、「ACM」を冠した詐欺グループが組織的に複数ドメインを運用している可能性があります。

Jp-adagefinance.com

削除済みサイト
URLhttps://www.jp-adagefinance.com
ドメイン名Jp-adagefinance.com
レジストラGoDaddy.com, LLC
登録日2024年10月5日
登録国・地域アメリカ(アリゾナ州 Tempe)
登録者情報Domains By Proxy, LLC(匿名化サービス)
Jp-adagefinance.comのwhois情報から抽出
Jp-adagefinance.comのwhois情報データ

Domain Name: jp-adagefinance.com
Registry Domain ID: 2922741475_DOMAIN_COM-VRSN
Registrar WHOIS Server: whois.godaddy.com
Registrar URL: https://www.godaddy.com
Updated Date: 2025-02-04T13:46:09Z
Creation Date: 2024-10-05T02:13:21Z
Registrar Registration Expiration Date: 2025-10-05T02:13:21Z
Registrar: GoDaddy.com, LLC
Registrar IANA ID: 146
Registrar Abuse Contact Email: abuse@godaddy.com

Registrar Abuse Contact Phone: +1.4806242505
Domain Status: clientTransferProhibited https://icann.org/epp#clientTransferProhibited
Domain Status: clientUpdateProhibited https://icann.org/epp#clientUpdateProhibited
Domain Status: clientRenewProhibited https://icann.org/epp#clientRenewProhibited
Domain Status: clientDeleteProhibited https://icann.org/epp#clientDeleteProhibited
Registry Registrant ID: Not Available From Registry
Registrant Name: Registration Private
Registrant Organization: Domains By Proxy, LLC
Registrant Street: DomainsByProxy.com
Registrant Street: 100 S. Mill Ave, Suite 1600
Registrant City: Tempe
Registrant State/Province: Arizona
Registrant Postal Code: 85281
Registrant Country: US
Registrant Phone: +1.4806242599
Registrant Phone Ext:
Registrant Fax: 
Registrant Fax Ext:
Registrant Email: 
https://www.godaddy.com/whois/results.aspx?domain=jp-adagefinance.com&action=contactDomainOwner
Registry Tech ID: Not Available From Registry
Tech Name: Registration Private
Tech Organization: Domains By Proxy, LLC
Tech Street: DomainsByProxy.com
Tech Street: 100 S. Mill Ave, Suite 1600
Tech City: Tempe
Tech State/Province: Arizona
Tech Postal Code: 85281
Tech Country: US
Tech Phone: +1.4806242599
Tech Phone Ext:
Tech Fax: 
Tech Fax Ext:
Tech Email: 
https://www.godaddy.com/whois/results.aspx?domain=jp-adagefinance.com&action=contactDomainOwner
Name Server: NS77.DOMAINCONTROL.COM
Name Server: NS78.DOMAINCONTROL.COM
DNSSEC: unsigned

ドメインの信頼性に関して、ここから分かることは以下の通りです。

  • 登録日が2024年10月で新しい
    • → 1年未満のドメインで、長期的な事業運営実績が見られない。
  • レジストラがGoDaddy(世界最大規模)だが匿名化サービスを併用
    • → 正規企業なら不要な匿名化であり、詐欺サイトで多用される手法。
  • 登録者情報がDomains By Proxyで完全匿名化
    • → 運営者の実体が確認できない。金融サービスでこれは極めて不自然。
  • 「jp-」を付けて日本向けに特化している
    • → 日本の投資家をターゲットにした「なりすまし戦略」が明確。
  • Adage + Finance のブランド的名称を利用
    • → 金融事業を装い、安心感を与えることを狙った典型的なネーミング。

「jp-adagefinance.com」は、過去に確認されている adageacm-jp.com と同系列の詐欺ドメインと考えられます。
両者ともに、

  • 日本向け(-jp、jp- を利用)
  • 金融ワード(Finance / ACM / Invest)を組み合わせ
  • 匿名化サービスを利用
    という共通点があります。

特に「Adage」という名称は実在の投資会社「Adage Capital」を想起させるため、ブランド信頼性を悪用したなりすまし詐欺の典型です。

結論:このドメインは正規のAdageや金融機関とは一切関係なく、日本人投資家を狙った詐欺サイトである可能性が極めて高い。アクセス・入金・個人情報入力は厳禁です。

3つのACMを名乗るサイトの比較

ドメイン名登録日レジストラ登録国登録者情報特徴
adageacm-jp.com2024/11/20Amazon Registrar, Inc.英国Identity Protection Service「-jp」で日本人狙い。匿名化+Cloudflare利用。
acm-invest.net2025/07/21Gname.com Pte. Ltd.香港/中国Redacted for privacy「INVEST」で投資を強調。短期取得、完全匿名化。
jp-adagefinance.com2024/10/05GoDaddy.com, LLC米国(アリゾナ)Domains By Proxy, LLC「jp-」で日本人狙い。「Finance」を含め信頼感を偽装。匿名化あり。

これら3つのドメインには以下の共通点があります:

  • 新規登録(1年未満)
    → 長期的に運営する意思がなく、短期詐欺に使われやすい。
  • 匿名化サービスを利用
    → 運営実体を隠すため、Registrant情報がすべて非公開。
  • 日本人投資家を狙った工夫
    → 「-jp」「jp-」を含めることで、正規の日本法人サイトのように見せかけている。
  • 金融ワードを強調
    → 「Finance」「Invest」などを入れ、投資関連の信頼性を装う。

結論:これらのドメインは同一グループまたは類似手法の詐欺業者によるものと考えられ、正規のAdage Capitalや金融機関とは一切無関係。投資勧誘や入金依頼があっても即時に詐欺と判断すべきです。

ACMを名乗る詐欺ドメインの共通パターン

AdageやACMの名をかたる偽サイトには、いくつかの明確な共通点があります。これらは利用者を信用させるために巧妙に設計されていますが、WHOIS情報を確認すると不自然さが浮かび上がります。

まず第一に、ドメイン登録日が1年未満の新規取得であることが多い点です。正規の金融機関や投資会社は長期にわたって同じ公式ドメインを運用しており、短期的に作られた新しいドメインで公式サイトを運営することはありません。

次に、登録者情報がすべて匿名化されているという特徴があります。Identity Protection Service や Domains By Proxy などのプライバシー保護サービスを利用し、運営者の実体を完全に隠しています。これは、利用者からの問い合わせや被害追及を避けるための典型的な手口です。

さらに、日本人投資家を標的にした名称の工夫も見逃せません。「-jp」「jp-」といった日本を連想させる表記を加えたり、「Finance」「Invest」といった金融ワードを組み合わせたりすることで、正規の投資会社の関連サイトに見せかけています。

最後に、Cloudflareなど匿名性を高めるサービスを利用している点も共通します。サーバーの実体を隠し、追跡を困難にする目的です。

これらの特徴を持つドメインは、すべて正規のAdage CapitalやACMとは無関係であり、短期間で投資詐欺に利用されるリスクが極めて高いといえます。

ACMのライセンスの信頼性は怪しい

ACMのライセンスの信頼性は怪しい

EVERCORE(エバコア)のライセンスに関する情報をまとめると、以下の通りです。

  • ACM(Adage Capital Management)は金融庁の認可を保有していない
  • ACM(Adage Capital Management)の公式サイトにはライセンスの情報がない
  • WikiFXにはACM(Adage Capital Management)が掲載されていない

ACMは金融庁の認可を保有していない

ACMはいずれのサイトも金融庁の免許・許可・登録等を受けている会社ではありません。

金融庁は公式ホームページで、「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」を公開していますが、このリストの中にACM各サイトの記載は見つかりませんでした。

海外のFX業者の多くが金融庁のライセンスを保有していないというのが実情ではありますが、日本国内のライセンスを持っていない以上、ある程度注意すべき業者であることは確かです。

ACMの各サイトに記載されているライセンスの詳細は怪しい

ACMの各サイトにはSEC登録投資顧問業者であるという記載がありました。
正規の投資顧問業者であれば、米国証券取引委員会(SEC)の公式データベース(IAPD)で 登録番号(CRD番号/SEC番号) を確認できます。
この登録番号は一意であり、業者名・所在地・サービス内容と一致している必要があります。

しかし、ACMを名乗る偽サイトでは、

  • 「SEC登録投資顧問業者」と書いてあるだけ
  • 登録番号を一切記載していない
  • 登録番号を検索しても、SEC公式ページには該当業者が存在しない

といったケースが目立ちます。

これは、あたかも権威ある金融機関に登録しているように見せかける「肩書き詐欺」の一種であり、利用者を安心させるための虚偽表示にすぎません。

また後述するWiki FXにおいても現在掲載されておらず、ライセンス状態は疑わしいものであると考えられます。

WikiFXにはACMが掲載されていない

外国為替業界における世界の第三者情報サービスプラットフォームである「WikiFX」において、ACMはいずれのサイトも掲載されていませんでした。

これは通常の無登録業者よりもさらに実体が不明瞭で危険性が高いことを意味します。

ライセンス表記もなく、外部の信頼情報にも存在しないFX業者は、典型的な詐欺的プラットフォームの可能性が高いため、絶対に利用すべきではありません。

ACMの口コミ評判や被害報告

ACMの口コミ評判や被害報告

ここからは、ACM(Adage Capital Management)に関する口コミ・評判を様々な媒体で調査した結果をご紹介します。

投稿されている内容としては、悪い口コミや被害報告の書き込みがほとんどで、評判はかなり悪い状態です。

ACMの悪い口コミ・評判

ACMの悪い口コミ・評判は、具体的に以下のような内容でした。

  • 典型的な投資詐欺
  • 「機関投資」を偽装する詐欺サイト
  • 「最初だけ出金可能」で信用させる手口

これらはすべて詐欺業者がよく使う手口であり、ACMのような怪しい取引所では特に多く報告されているものです。

それぞれ順に見ていきましょう。

ACMを名乗る「株式ブロック取引」勧誘は典型的な投資詐欺

ACMについて教えてください。
ACMグループに株のブロック取引をすすめられていますが、資金を預ける必要があるので、不安な面があります。会員のチャットでは利益が出ている投稿が見られます。
実際に資金を預けて、利益が出た時点で引き出すことは出来るみたいです。
途中で一時ログイン出来なくなったりして、不信感が生じたみたいです。
これは詐欺の一種でしょうか?

Yahoo!知恵袋

会員チャットでの利益報告は、詐欺グループが用意した“やらせ投稿”で信頼させるための演出です。最初は出金できるように見せても、追加資金を入れさせた後にログイン不能や高額手数料請求が始まるのが典型的な流れです。

金融庁登録のない業者に資金を預けること自体が極めて危険であり、このようなスキームは投資詐欺の一種と断定できます。絶対に追加入金せず、証拠を保存して専門機関へ相談することが必要です。

「機関投資」を偽装する詐欺サイト―小額出金後の資金凍結に注意

機関投資を偽り、取引にてシステム上利益あがり最初のうち小額は、出金できましたが、システム上200万程度から、一切出金出来ません

詐欺被害ジャパン

最初に小額を出金させて信用させ、大きな金額が動いた途端に出金停止となるのは投資詐欺サイトの典型的な構造です。システム上で利益が表示されても実際には資産は存在せず、追加手数料や税金を名目にさらに資金を要求されるケースが多発しています。

200万円規模で出金が止まった時点で、残高は回収不能となる可能性が高いため、これ以上の送金は絶対に避け、証拠を保存して専門機関に相談することが必要です。

「最初だけ出金可能」で信用させる手口

Adage Capital Management最初は少ない金額で運用させて利益を上げさせて実際に出金もさせて信用させてそこからが詐欺師が高額な取引を甘い言葉で持ちかけてきてシステム上では利益が上がっているように見せられます。

詐欺被害ジャパン

少額投資で利益を出させて実際に出金させるのは、利用者の警戒心を解き、高額投資に誘導するための“撒き餌”です。その後はシステム上の数字で架空の利益を見せかけ、出金不能や追加請求につなげるのが典型的な流れです。

Adage Capital Managementの名を騙る偽サイトは複数確認されており、実在の運用会社とは無関係なので、絶対に追加入金をしないことが重要です。

ACMの良い口コミ・評判

ACMという名称で展開されている投資サービスについて、当方でも複数の国内外レビューサイト、SNS、掲示板、口コミ投稿サイトを調査しましたが、利用者からの肯定的な評価や実績報告は一切確認できませんでした。

通常、真っ当な投資サービスであれば、運用に成功したユーザーからの喜びの声や、サポート対応に対する評価、あるいは「使いやすかった」「利益が出た」といった何らかの前向きな声がインターネット上に存在するのが自然です。

金融サービスに関して「良い口コミが一切存在せず、悪い評判ばかりが断片的に確認される」ケースは、計画的な詐欺や資金搾取型サービスに共通する非常に危険なパターンです。

ACMはその代表的な例であり、投資を検討している段階であっても、ただちに関与を中止することを強く推奨します。

ACMの詐欺被害回復を目指すための相談先5選

ACMのような投資詐欺被害に遭ってしまった場合、被害金を取り戻すためには早めの行動・相談が必須です。

被害回復のための候補となる相談先をまとめると、以下のようになります。

  • 弁護士なら詐欺師の身元調査から返金請求まで、最も幅広く対応可能
  • 警察は事件の捜査・逮捕が中心で、返金請求の直接的なサポートは行わない
  • 司法書士は140万円を超える場合に対応が難しい
  • 探偵事務所は調査能力が高いが、法的手続きや交渉の権限がない
  • 消費生活センターは行政的な調整が中心

それぞれについて、詳しく解説します。

弁護士なら詐欺師の身元調査から返金請求まで、最も幅広く対応可能

ACMの詐欺被害への対応は弁護士が最適

ACMのような投資詐欺被害において、詐欺師への返還請求から訴訟の提起までを一貫して対応できるのは弁護士だけです。

以下のように、詐欺被害の対応で最も幅広い業務を行えます。

  • 加害者の身元調査
    探偵事務所などと連携しながら、加害者の所在地や資金の流れを調べることが可能です。
  • 内容証明で返金請求
    弁護士名義で内容証明郵便を送ることで、相手に与える心理的プレッシャーも高まり、返金交渉を有利に進められるケースがあります。
  • 返金交渉
    弁護士は民事交渉の代理権を持っています。直接交渉が困難な相手であっても、法律の専門知識をもとに交渉をリードできます。
  • 訴訟の提起
    詐欺被害の返金を法的に確保するうえで欠かせないのが訴訟ですが、弁護士であれば裁判手続きの代理人として書面作成から裁判所での弁論まで対応できます。

投資詐欺に強い弁護士に相談することで、詐欺被害の返金・救済の可能性が高まります。

ただし、詐欺に遭ってから時間が経つと回収の可能性が下がるため、発覚してからなるべく早く相談することが肝心です。

現在、弁護士法人FDR法律事務所では、投資詐欺被害の無料相談を受け付けております。

元検事として担当した経済事案の知識経験を活かして、被害金の回復に向けて全力を尽くしておりますので、まずはLINEにてお気軽にご相談ください。

ACMの詐欺で騙されたお金は返金請求で取り戻しましょう

\ 返金請求の可能性をお伝えします! /

※LINEで簡単にご相談いただけます

警察は事件の捜査・逮捕が中心で、返金請求の直接的なサポートは行わない

警察は、詐欺行為を行った加害者を刑事事件として捜査・逮捕する役割を担います。詐欺被害の状況を伝えて被害届を提出することで捜査が開始される場合もありますが、以下の点に注意が必要です。

  • 被害金を取り戻すための直接的なサポートは行わない
    たとえ警察が加害者を逮捕しても、刑事手続きはあくまで「犯罪行為の立証」が目的です。被害者への返金は、別途民事手続きで請求する必要があります。
  • 捜査の優先度によっては立件されない可能性もある
    証拠が不十分だったり、事件性が薄いと判断されると、捜査が進まないケースも考えられます。

警察に相談することは重要ですが、返金請求という観点では弁護士による民事手続きが不可欠になることを理解しておきましょう。

司法書士は140万円を超える場合に対応が難しい

司法書士は、簡易裁判所で扱える訴額140万円以下の事件に限り、一定の代理業務(書面作成や裁判手続きなど)を行うことができます。

しかし、投資詐欺の被害額は高額になりがちです。140万円を超える場合、

  • 司法書士だけでは訴訟代理や交渉を継続できない
  • 返金請求が必要な金額が大きいほど、弁護士でなければ対応が難しい

という問題が生じます。

また、裁判外の示談交渉権は司法書士には認められていないため、相手と直接交渉する際は限界があることも念頭においてください。

探偵事務所は調査能力が高いが、法的手続きや交渉の権限がない

探偵事務所は、加害者の身元や資金の流れなどを調査する際に有用です。詐欺グループが身元を隠蔽しているケースでは、探偵事務所に調査を依頼し、加害者情報を特定できれば、返金交渉や訴訟の準備を進めやすくなります。

ただし、探偵事務所自体は法的手続きや交渉権限を持っていないため、最終的には弁護士と連携しながら進める必要があります。

調査会社は仮想通貨の追跡調査が専門

仮想通貨詐欺の専門調査会社は、主に仮想通貨や海外FXにおける詐欺について、実態調査を行う会社です。警察や弁護士などに相談する際に必要とされる、被害証明書類の作成などを取り扱っています。

ただし、あくまで民間の会社であり、弁護士や司法書士の資格を保有しているわけではないので、実際に返金請求を成功させるまでの工程を全て担当することはできません。調査会社が作成した資料をふまえて、被害者の方が弁護士などに相談する必要がある点に注意が必要です。

消費生活センターは行政的な調整が中心

消費生活センターは、消費者トラブル全般に関する相談を受け付ける公的機関です。

ただし、以下のような点に注意が必要です。

  • 情報提供や注意喚起などは行ってくれるものの、実際の返金請求や訴訟対応は行いません。
  • 紛争解決のあっせんをすることもありますが、あくまで行政的な調整が中心であり、強制力のある交渉はできないのが現状です。

被害回復を見据えた具体的な手続きが必要な場合には、やはり弁護士への依頼が必須となります。

弁護士法人FDR法律事務所では、詐欺かどうかの判定や、返金請求の可能性などについて無料相談を受け付けております。

被害金の返金請求はスピードが命です。LINEからすぐにご連絡いただけますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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弁護士法人FDR法律事務所は、詐欺被害の返金請求業務などを扱う法律事務所。代表弁護士は渡辺征二郎(登録番号16876、第一東京弁護士会所属)。投資詐欺事案においては過去3冊の書籍を出版している。

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