BUY KIWI偽サイトの詐欺とは?返金請求方法や見分け方・出店勧誘の危険性を解説

BUY KIWI偽サイトの詐欺とは?返金請求方法や見分け方・出店勧誘の危険性を解説

「スマホ一つで簡単に稼げる」「未経験から月収100万円」。そんな魅力的な言葉に惹かれ、BUY KIWIの開業に興味を持ったものの、「これって本当に安全なの?」「もしかして詐欺じゃないか?」と一歩踏み出せずにいませんか。

その直感は非常に重要です。残念ながら、ネットでの店舗開業の夢に付け込む悪質な詐欺は数多く存在し、多額の金銭をだまし取られる被害が後を絶ちません。

特にBUY KIWIの名前を騙ったサイトは多く、偽サイトによる詐欺が多発しています。

この記事では、BUY KIWIを悪用した詐欺について、その具体的な手口から、危険な業者を即座に見抜くためのチェックリスト、そして万が一被害に遭ってしまった場合の返金請求方法まで、網羅的に解説します。

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目次

BUY KIWIとは?なぜ詐欺に悪用されるのか

BUY KIWIとは?なぜ詐欺に悪用されるのか

BUY KIWI偽サイトによる詐欺は、言葉巧みに被害者を誘導し、様々な名目で金銭をだまし取る犯罪です。特に、在庫を持たずに商品を販売できる仕組みが悪用されるケースが目立ちます。

詐欺師は、一見すると非常に魅力的なビジネスモデルを提示してきますが、その裏には巧妙に仕組まれた罠が隠されています。具体的には、以下のような手口で被害者を追い込んでいきます。

BUY KIWIとは

BUY KIWIのトップページ
URLhttps://buykiwi.co.nz
運営会社不明
所在地ニュージーランド
ライセンス不明
登録国・地域不明
メールアドレスinfo@buykiwi.co.nz
電話番号不明
代表者名不明
BUY KIWI(公式)の概要

BUY KIWI(buykiwi.co.nz) は、ニュージーランド発のオンラインマーケットプレイスです。
ニュージーランド企業による商品を紹介・販売することに特化しており、公式サイトでも「出品業者は少なくとも80%以上がニュージーランド資本であること」を掲げています。

「BUY KIWI」とはニュージーランド製品を購入するための正規プラットフォームであり、地元経済の活性化や消費者に安心を届けることを目的としています。

BUY KIWIが詐欺に使われやすい理由

しかし、「BUY KIWI」という言葉そのものは、詐欺サイトや偽ECショップに悪用されることも少なくありません。理由は以下の通りです。

1. 「Kiwi=ニュージーランド=安心感」のイメージ利用

ニュージーランドの象徴である「Kiwi」という単語は、自然・安全・信頼のイメージを持ちやすく、詐欺業者にとって消費者を油断させる格好のキーワードです。

2. 正規サイトと偽サイトの見分けがつきにくい

「buykiwi-◯◯.com」「buy-kiwi.shop」など、類似ドメインを簡単に作れてしまうため、消費者が正規サイトと偽サイトを混同しやすいという問題があります。

3. 越境ECを装いやすい

「ニュージーランド直送」といったキャッチコピーで、海外配送トラブルや関税問題を口実に返金を拒否するなど、架空請求や商品未発送の手口に利用されることがあります。

4. SNS広告やスパムメールに利用されやすい

InstagramやFacebook広告で「BUY KIWI」の名前を出し、格安商品を装った詐欺ページへ誘導する事例も確認されています。

よくある詐欺のパターン例

詐欺パターン内容注意点・見分け方
偽通販サイト型「buykiwi-◯◯.com」や「buykiwi.shop」など類似ドメインで、ブランド品や健康食品を格安で販売すると見せかけるが、商品が届かない。公式ドメインは buykiwi.co.nz のみ。支払い前にURLを必ず確認。
SNS広告誘導型InstagramやFacebook広告で「ニュージーランド直送!BUY KIWI限定セール」と表示し、偽サイトへ誘導。広告のリンク先を確認。短縮URLや不自然な日本語がある場合は要注意。
先払い請求型「関税・送料の追加支払いが必要」と連絡し、商品発送前に追加の振込を要求。正規BUY KIWIでは注文確定時に総額が表示される。追加請求は不自然。
偽カスタマーサポート型「BUY KIWIサポート」を名乗るメールやチャットで個人情報やクレジットカード情報を要求。正規サポートは公式サイトの「Contact」ページからのみ。メールアドレスのドメインを確認。
投資・ポイント還元型「BUY KIWIポイントを暗号資産に交換できます」といった偽サービスを提示し、資金を騙し取る。BUY KIWIはECサイトであり、投資や暗号資産関連サービスは一切提供していない。

BUY KIWIの出店勧誘による詐欺とは

BUY KIWIの出店勧誘による詐欺とは

ネット出店にまつわる詐欺は、言葉巧みに被害者を誘導し、様々な名目で金銭をだまし取る犯罪です。特に、在庫を持たずに商品を販売できる仕組みが悪用されるケースが目立ちます。

BUY KIWIは公式に「ブランドや正規ブティックが出店できるマーケットプレイス型のECサイト」です。そのため、「BUY KIWIに出店できますよ」「一緒にショップを開設しませんか?」といった誘いは、表面的には信頼性があるように見えてしまいます。

しかし、近年報告されている詐欺の多くは、BUY KIWIの名前を悪用して 「出店希望者」や「副業を探している人」 をターゲットにしています。

出店希望者を狙った詐欺(出店勧誘型)

手口内容
出店代行詐欺「初期費用無料で出店代行します」と勧誘し、後から高額なサポート費用を請求。
アカウント譲渡詐欺「すでにフォロワーの多い販売アカウントを譲ります」と言って金銭を受け取り、何も渡さずに音信不通。
コンサル詐欺「BUY KIWIで月収100万円稼げる方法を教えます」と称し、情報商材や講座に誘導して高額課金させる。
偽サポート連絡「出店に不備がある」と偽ってメール・DMを送り、ログイン情報を盗みアカウントを乗っ取る。

BUY KIWIを使ってネットショップを開設したいという初心者を狙った「ネットショップ運営詐欺」が増加しています。これは、SNS広告やLINE、YouTubeなどを通じて「無料で出店できます」「副業支援」「テンプレートを提供します」といった甘い言葉で勧誘し、最終的に高額な費用を請求する手口です。

たとえば、「出店支援」と称してテンプレート料・サポート料・集客代行費用などの名目で数十万円を要求されたり、継続的なコンサル契約を結ばされたりする事例が報告されています。さらに悪質な場合は、出店希望者の名義や情報を利用して、実態のない詐欺ショップを勝手に開設されるケースもあります。

詐欺業者は「出品から販売まで全て代行」「すでに成功しているアカウントを譲渡」などと言って信用させ、後に音信不通になるケースも報告されています。実際にはBUY KIWIへの出店は公式サイトから自分で行うことが可能であり、第三者に高額な手数料を払う必要はありません。

BUY KIWIの出店勧誘を名乗る詐欺は、「海外ECに出店して稼ぎたい」という心理を突いた悪質な手口です。実際のBUY KIWIは公式サイトやアプリを通じてのみ出店受付を行っており、SNSや個別メッセージで直接勧誘してくることはありません。少しでも不審に思った場合は、必ず公式サイトで正規の情報を確認することが重要です。

このような詐欺に巻き込まれないためにも、「簡単に儲かる」「登録だけで利益が出る」といった誘い文句には十分注意し、必ず公式の情報源から確認することが重要です。

BUY KIWIを使った他の詐欺のパターン

BUY KIWIを使った他の詐欺のパターン

BUY KIWIを使った他の詐欺のパターンを利用した詐欺は多様化しており、販売者・購入者・出店希望者・インフルエンサーなどあらゆる立場の人が標的になります。以下に代表的な詐欺パターンを整理してご紹介します。

BUY KIWIの名前や「ニュージーランド=安心」というイメージは、詐欺業者にとって格好の標的になっています。ここでは、実際によく見られる悪用のパターンを解説します。

まず多いのが、偽ブランド公式ショップを装うケースです。「BUY KIWI正規代理店」と称して人気ブランドの商品を販売するように見せかけますが、届くのは偽物か、場合によってはまったく商品が発送されないこともあります。ブランドの公式サイトや正規代理店リストに記載がない場合は特に注意が必要です。

次に目立つのが、偽クーポンやギフトカード詐欺です。「BUY KIWI 5,000円分クーポンをプレゼント」といった広告をSNSやメールで拡散し、利用者にクレジットカード番号や住所などを入力させます。しかし、実際にはクーポンは存在せず、情報だけが盗まれてしまいます。

また、近年増えているのが偽アプリの配布です。「BUY KIWI公式アプリ」を装った偽アプリをインストールさせ、スマートフォン内の個人情報や決済情報を抜き取る手口です。正規のBUY KIWIはApp StoreやGoogle Playを通じてのみ配布しているため、外部リンクからのアプリ導入は非常に危険です。

さらに、フィッシングメールも多用されます。「注文確認」「アカウント更新」といった件名でBUY KIWIを名乗るメールを送り、偽のログインページに誘導して情報を入力させるという典型的な手口です。メールの差出人ドメインが正規かどうかを確認することが重要です。

最後に、投資勧誘型の詐欺もあります。「BUY KIWIに出店すれば高利回りが得られる」といった甘い言葉で出店料や加盟金を請求するものですが、BUY KIWIはあくまでもECモールであり、投資商品ではありません。このような勧誘は詐欺と考えてよいでしょう。

このように、BUY KIWIのブランドイメージはさまざまな手口に利用されており、通販・投資・アプリ・フィッシングと多岐にわたります。正規サイト(buykiwi.co.nz)以外のサイトやサービスを利用する際は、特に慎重に確認することが被害防止につながります。

BUY KIWIの偽サイト一覧

BUY KIWIの偽サイト一覧

以下は、BUY KIWIを装った偽サイト(詐欺目的のフェイクドメイン)の代表例と特徴です。被害を防ぐためにも、URLや誘導手口には十分注意しましょう。

Buykiwi.cc

Buykiwi.cc
URLhttps://buykiwi.cc
ドメイン名Buykiwi.cc
レジストラGname.com Pte. Ltd.
登録日2024-10-14
登録国・地域中国(CN と記載)
登録者すべて非公開(Redacted for privacy)
Buykiwi.ccのwhois情報から抽出
Buykiwi.ccのwhois情報データ

Domain Name: BUYKIWI.CC
Registry Domain ID: 202871047_DOMAIN_CC-VRSN
Registrar WHOIS Server: whois.gname.com
Registrar URL: www.gname.com
Updated Date: 2025-09-07T01:21:04Z
Creation Date: 2024-10-14T08:59:08Z
Registrar Registration Expiration Date: 2025-10-14T08:59:08Z
Registrar: Gname.com Pte. Ltd.
Registrar IANA ID: 1923
Reseller:
Registrar Abuse Contact Email: complaint@gname.com

Registrar Abuse Contact Phone: +65.31581931
Domain Status: clientTransferProhibited https://icann.org/epp#clientTransferProhibited
Registry Registrant ID: Redacted for privacy
Registrant Name: Redacted for privacy
Registrant Organization: Redacted for privacy
Registrant Street: Redacted for privacy
Registrant City: Redacted for privacy
Registrant State/Province: Redacted for privacy
Registrant Postal Code: Redacted for privacy
Registrant Country: CN
Registrant Phone: Redacted for privacy
Registrant Fax: Redacted for privacy
Registrant Email: https://rdap.gname.com/extra/contact?type=registrant&domain=BUYKIWI.CC
Admin Name: Redacted for privacy
Admin Organization: Redacted for privacy
Admin Street: Redacted for privacy
Admin City: Redacted for privacy
Admin State/Province: Redacted for privacy
Admin Postal Code: Redacted for privacy
Admin Country: Redacted for privacy
Admin Phone: Redacted for privacy
Admin Fax: Redacted for privacy
Admin Email: https://rdap.gname.com/extra/contact?type=admin&domain=BUYKIWI.CC
Tech Name: Redacted for privacy
Tech Organization: Redacted for privacy
Tech Street: Redacted for privacy
Tech City: Redacted for privacy
Tech State/Province: Redacted for privacy
Tech Postal Code: Redacted for privacy
Tech Country: Redacted for privacy
Tech Phone: Redacted for privacy
Tech Fax: Redacted for privacy
Tech Email: https://rdap.gname.com/extra/contact?type=technical&domain=BUYKIWI.CC
Name Server: LUCIANA.NS.CLOUDFLARE.COM
Name Server: NERO.NS.CLOUDFLARE.COM
DNSSEC: unsigned
URL of the ICANN Whois Inaccuracy Complaint Form: https://www.icann.org/wicf/

ドメインの信頼性に関して、ここから分かることは以下の通りです。

  • ドメイン登録日(2024-10-14)
    • 登録から1年未満であり、実績がまったくない新規ドメイン。
    • 詐欺やフィッシング用に短期間利用される典型的なパターン。
  • レジストラ(Gname.com Pte. Ltd.)
    • 詐欺ドメインに頻繁に使われる格安レジストラ。
    • 匿名登録が容易で、被害救済や追跡が困難。
  • 登録国(中国/CN)
    • WHOIS上は中国となっているが、実際の運営拠点とは限らない。
    • 海外登録のため、日本の規制や監督は及ばない。
  • 登録者情報(非公開)
    • 名前・住所・連絡先がすべて匿名化されており、透明性はゼロ。
    • 正規の通販や金融サービスではあり得ない隠蔽体質。

「buykiwi.cc」は、一見すると通販サイトのようなドメイン名ですが、WHOIS情報からは典型的な詐欺ドメインの特徴が浮かび上がります。登録日は2024年10月と新しく、レジストラは詐欺利用の温床となっている Gname.com、さらに登録国は中国とされており、実際の運営主体は不明です。登録者情報もすべて匿名化されているため、利用者が安心して取引できる要素は皆無です。こうした特徴から、日本人ユーザーを狙った高リスクの詐欺サイトと断定できます。

BUY KIWIの詐欺や偽サイトを見分ける方法

BUY KIWIの詐欺や偽サイトを見分ける方法
  • URLは buykiwi.co.nzドメインか?
  • 販売者・レビューに 実在性があるか?
  • 外部リンク・LINE誘導がないか?

BUY KIWIを安全に利用するには、詐欺サイトや偽ショップを見分ける力が不可欠です。見た目が洗練されたデザインや、整った商品ページ、レビュー欄が充実しているからといって、すべてが信頼できるわけではありません。最近では、テンプレートやAIツールを活用して本物そっくりの詐欺ショップが短期間で作られているため、利用者側のリテラシーが重要になっています。

まず確認すべきは、特定商取引法に基づく表示の有無とその内容です。会社名、所在地、連絡先、責任者名が明記されているか、Googleマップなどで実在性を調べるだけでも見抜ける詐欺があります。また、「極端に安い価格設定」「日本語の不自然な文体」「支払い方法が銀行振込のみ」といった特徴があれば、特に注意が必要です。

そのほか、URLに不審な単語が含まれていないか、通信がSSL(https)で保護されているかといった基本的な確認も欠かせません。被害を未然に防ぐには、衝動買いを控え、まず冷静に情報をチェックする習慣を持つことが大切です。

BUY KIWI詐欺チェックリスト
  • ドメインが 正式なもの以外⇒偽サイトの可能性大
  • コメント欄・DM・プロフィールなどから 外部URLへ誘導される⇒フィッシングに注意
  • URLが https:// で始まっていない or 鍵マークが出ていない⇒セキュリティに問題あり
  • ショップ名が曖昧・出店者情報が見つからない⇒実態不明で危険
  • レビューが少ない or ★5評価ばかりで不自然⇒偽レビューの可能性
  • 商品画像や説明が 転載っぽい⇒偽物販売の恐れ
  • 商品価格が 極端に安い⇒商品が届かない・偽物の可能性
  • 決済画面が外部サイト、または簡素⇒カード情報の抜き取りリスク
  • 支払い後に 連絡手段が不明⇒典型的な詐欺ショップ
  • 「BUY KIWI副業」「出店代行」などと LINE登録を促される⇒情報商材詐欺の恐れ
  • BUY KIWI公式を名乗るが 認証バッジがないなりすましの可能性

BUY KIWIの詐欺の口コミや事例

BUY KIWIの詐欺の口コミや事例

BUY KIWIの詐欺の口コミや具体的な事例は、具体的に以下のような内容でした。

  • 資産売却や借金を伴う投資勧誘は詐欺の決定的サイン
  • 先に手数料・税金を払わせようとしてくる
  • 実在企業名や個人名を利用する“なりすまし型詐欺”

これらはすべて詐欺業者がよく使う手口であり、偽サイトでは特に多く報告されているものです。

それぞれ順に見ていきましょう。

資産売却や借金を伴う投資勧誘は詐欺の決定的サイン

【buykiwi.cc】BUY KIWI(偽物)取引所を紹介した紹介者に結婚前に資金を稼ごう!私の家に住むことになるから今住んでる物件も売って投資しようなどさらには消費者金融に借り入れを勧めてきますが投資は余剰資金でするものなのでその時点でおかしいのは一目瞭然です!

詐欺相談ジャパン

正規の投資で「家を売って資金を作れ」「消費者金融で借金して投資しろ」と勧められることは絶対にありません。これは被害者から可能な限り資金を引き出すための詐欺特有の誘導で、BUY KIWIのような偽取引所で頻発しています。本来、投資は余剰資金で行うのが大前提であり、その原則を無視させる時点で詐欺と断定できます。資産売却や借入を伴う勧誘を受けたら、即座に関係を断ち、被害拡大を防ぐ行動が必要です。

実在企業名や個人名を利用する“なりすまし型詐欺”

ネットショップ運営詐欺ですね

景泰昇株式会社  ホアンタイントゥン 

詐欺相談ジャパン

詐欺業者は、あたかも実在企業や人物が運営しているかのように装い、信頼性を演出することがあります。景泰昇株式会社や個人名を掲げていても、公式登記や事業実態と一致しない場合は、典型的な“なりすまし型詐欺”の可能性が高いです。正規の事業者であれば、所在地・代表者・ライセンス情報を確認できるはずであり、それらが曖昧な時点で警戒が必要です。名前に惑わされず、必ず公式情報との照合を行うことが被害防止につながります。

BUY KIWI詐欺の被害に遭った場合の返金請求方法や相談先

BUY KIWI詐欺の被害に遭った場合の返金請求方法や相談先

「もしかしたら、もう詐欺に遭ってしまったかもしれない…」と気づいた時、パニックになり、どうしていいか分からなくなるかもしれません。しかし、諦めてはいけません。被害を回復し、拡大を防ぐために、迅速かつ冷静に行動することが何よりも重要です。

被害に気づいた場合に取るべき行動は、以下の通りです。

  • まずは証拠を保全し、これまでのやり取りを全て記録する
  • すぐに消費生活センターや警察に相談する
  • 弁護士や司法書士など法律の専門家を頼る
  • クーリング・オフ制度が利用できないか確認する
  • クレジットカード会社や銀行に連絡する

一人で抱え込まず、これらの窓口にためらわずに助けを求めてください。行動が早ければ早いほど、お金が戻ってくる可能性は高まります。

まずは証拠を保全し、これまでのやり取りを全て記録する

被害の相談や返金交渉、法的手続きを進める上で、客観的な「証拠」が最も重要になります。相手との連絡が取れるうちに、以下のものを全て保存・記録してください。

  • 契約書、申込書、パンフレットなど
  • 相手のウェブサイトや広告のスクリーンショット
  • メールやLINE、SNSのダイレクトメッセージのやり取り
  • 通話の録音データ(可能な場合)
  • お金を振り込んだ際の利用明細や振込記録

相手に詐欺だと気づかれた途端、ウェブサイトが閉鎖されたり、SNSアカウントが削除されたりして、証拠が消えてしまう可能性があります。少しでも「おかしい」と感じた時点で、すぐにこれらの情報を保全する習慣をつけましょう。これらの証拠が、後の相談や交渉を有利に進めるための強力な武器となります。

すぐに消費生活センターや警察に相談する

被害に遭ったかもしれないと感じたら、一人で悩まずに公的な相談窓口に連絡してください。どこに相談すればよいか迷った場合は、まず以下の窓口に電話しましょう。

消費者ホットライン「188」

「いやや!」と覚えてください。政府広報オンラインでも紹介されている通り、消費生活に関するトラブル全般について相談できる全国共通の窓口です。専門の相談員が、問題解決のためのアドバイスや、クーリング・オフの手続き支援、他の専門機関の紹介などを行ってくれます。契約上のトラブル解決に向けた具体的な助言が期待できます。

警察相談専用電話「#9110」

詐欺事件として刑事事件化(犯人の逮捕)を望む場合に相談する窓口です。「詐欺の疑いが強い」「脅迫的な言動をされている」など、犯罪性が高いと感じた場合はこちらに連絡しましょう。被害届の提出方法などについてアドバイスがもらえます。

これらの窓口は、同様の被害相談を数多く受けています。あなたのケースが詐欺にあたるのか、どういった対応が可能かについて、専門的な知見からアドバイスをもらえます。

弁護士や司法書士など法律の専門家に返金請求の相談をする

支払ってしまったお金の返金を具体的に求めていくには、法律の専門家の力が必要になるケースが多いです。弁護士や司法書士は、あなたの代理人として、相手業者との返金交渉や、必要であれば訴訟(裁判)などの法的手続きを行ってくれます。

特に、被害額が高額な場合や、相手が悪質で交渉に応じない場合は、専門家の介入が不可欠です。

相談する際は、事前に保全した証拠を持参し、これまでの経緯を時系列でまとめておくとスムーズです。費用はかかりますが、自分一人で交渉するよりもお金が戻ってくる可能性は格段に高まります。

BUY KIWI偽サイトの詐欺は返金請求可能

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※LINEで簡単にご相談いただけます

クーリング・オフ制度が利用できないか確認する

クーリング・オフとは、一度契約を申し込んだり、契約をしたりした後でも、一定の期間内であれば、無条件で契約を解除できる制度です。開業詐欺が該当しうる「業務提供誘引販売取引」の場合、法律で定められた書面を受け取った日から数えて20日以内であれば、クーリング・オフが可能です。

もし、業者から法律で定められた要件を満たす書面(契約内容やクーリング・オフについて記載されたもの)を受け取っていなかったり、書面の内容に不備があったりした場合は、20日が過ぎていてもクーリング・オフができる可能性があります。

クーリング・オフは、必ず書面(ハガキや内容証明郵便など)で行う必要があります。電話で伝えただけでは証拠が残らず、「聞いていない」と言われてしまう恐れがあります。手続きの方法が分からなければ、消費生活センターに相談すれば、書き方などを具体的に教えてもらえます。

クレジットカード会社や銀行に連絡する

支払い方法によっても、取るべき対応があります。

クレジットカードで支払った場合:
すぐにクレジットカード会社に連絡し、事情を説明して支払いの停止(抗弁の接続)を求めましょう。また、「チャージバック」という仕組みを利用して、カード会社から詐欺業者への支払いを中止し、返金を求めることができる場合があります。

銀行振込で支払った場合:
振り込め詐欺救済法に基づき、詐欺に利用された銀行口座を凍結し、その口座に残っている資金を被害者に分配する手続きを申請できる可能性があります。すぐに振込先の金融機関と警察に連絡してください。ただし、口座からすでにお金が引き出されている場合は、返金を受けるのが難しくなるため、一刻も早い行動が求められます。詐欺」が複合した悪質なケースです。

運営法人

弁護士法人FDR法律事務所は、詐欺被害の返金請求業務などを扱う法律事務所。代表弁護士は渡辺征二郎(登録番号16876、第一東京弁護士会所属)。投資詐欺事案においては過去3冊の書籍を出版している。

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