Costco偽サイトの詐欺とは?返金請求方法や見分け方・出店勧誘の危険性を解説

Costco偽サイトの詐欺とは?返金請求方法や見分け方・出店勧誘の危険性を解説

「スマホ一つで簡単に稼げる」「未経験から月収100万円」。そんな魅力的な言葉に惹かれ、Costcoの開業に興味を持ったものの、「これって本当に安全なの?」「もしかして詐欺じゃないか?」と一歩踏み出せずにいませんか。

その直感は非常に重要です。残念ながら、ネットでの店舗開業の夢に付け込む悪質な詐欺は数多く存在し、多額の金銭をだまし取られる被害が後を絶ちません。

特にCostcoの名前を騙ったサイトは多く、偽サイトによる詐欺が多発しています。

この記事では、Costcoを悪用した詐欺について、その具体的な手口から、危険な業者を即座に見抜くためのチェックリスト、そして万が一被害に遭ってしまった場合の返金請求方法まで、網羅的に解説します。

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目次

Costcoとは?なぜ詐欺に悪用されるのか

Costcoとは?なぜ詐欺に悪用されるのか

Costco偽サイトによる詐欺は、言葉巧みに被害者を誘導し、様々な名目で金銭をだまし取る犯罪です。特に、在庫を持たずに商品を販売できる仕組みが悪用されるケースが目立ちます。

詐欺師は、一見すると非常に魅力的なビジネスモデルを提示してきますが、その裏には巧妙に仕組まれた罠が隠されています。具体的には、以下のような手口で被害者を追い込んでいきます。

Costcoとは

Costcoのトップページ
URLhttps://www.costco.co.jp
運営会社Costco Wholesale Japan株式会社
所在地東京都千代田区内幸町1丁目2番1号 日土地内幸町ビル
ライセンス不明
登録国・地域日本(親会社はアメリカ:Costco Wholesale Corporation)
メールアドレス不明(公式サイトの「お問い合わせフォーム」経由)
電話番号0570-032-600
代表者名グレッグ・ケルログ
Costco(公式)の概要

Costco(コストコ)は、世界中で展開している会員制の大型倉庫型店舗チェーンです。正式名称は Costco Wholesale Corporation(コストコ・ホールセール) で、アメリカ合衆国ワシントン州に本社を置きます。食品や日用品、家電、衣料、アウトドア用品など幅広い商品を取り扱っており、日本国内でも人気の高いショッピング施設です。特徴は「会員制」「大容量・低価格」「自社ブランド商品(カークランドシグネチャー)」で、まとめ買いやコストパフォーマンスを求める消費者に支持されています。

日本でも全国に30以上の倉庫店を展開しており、多くの消費者が日常的に利用する大手流通企業です。その認知度と信頼性から、公式サイトやアプリを利用して商品を購入する人も多く、正規のオンライン通販サイト Costco Japan(https://www.costco.co.jp) も存在します。

Costcoが詐欺に使われやすい理由

コストコのブランドは世界的に知名度が高く、消費者から「安心できる企業」と認識されています。そのため、詐欺グループにとっては “信頼の看板”を借りやすいターゲット になっています。具体的な悪用の背景は以下の通りです。

  1. 知名度と信頼性の高さ
    コストコの名前を使うだけで、消費者は「大手だから安心」と思い込んでしまいやすく、詐欺サイトや偽アプリへの警戒心が薄れます。
  2. 会員制という仕組み
    会員登録が前提となるため、「会員更新」「特別キャンペーン」「限定割引」などを騙ったメールやSMSを送りつけやすいのが特徴です。
  3. オンライン通販の普及
    本物のコストコ公式通販サイトがあるため、偽サイトも「本物そっくりのデザイン」で消費者を騙しやすい状況があります。特に「特価セール」や「在庫一掃」といった名目で不正決済を誘導する手口が横行しています。
  4. 景品・キャンペーン型の誘導が多い
    「アンケートに答えるとコストコギフト券が当たる」「抽選でカークランド商品がもらえる」といった偽キャンペーンで、クレジットカード番号や個人情報を盗み取るケースも確認されています。

よくある詐欺のパターン例

詐欺パターン内容被害の典型例
偽通販サイト「コストコ公式」や「アウトレット」を装ったサイト。実際には存在しない商品を格安で掲載し、クレジットカード情報を盗む。入金後に商品が届かない、カード不正利用
フィッシングメール・SMS「会員更新手続き」「アカウント凍結」などを装ってメールやSMSを送り、偽ページに誘導。個人情報(氏名・住所・カード番号)の入力を盗まれる
偽キャンペーン・アンケート「回答者にコストコギフト券」「抽選で高額商品」などを装う。クリックすると偽サイトへ誘導。個人情報流出、サブスク契約に勝手に登録される
偽アプリ正規アプリに似せた偽アプリを配布し、スマホから情報を盗む。クレジットカード情報・連絡先が抜かれる
SNS広告・LINE誘導FacebookやInstagramで「Costco激安セール」広告を配信。クリックすると偽通販へ。入金詐欺、アカウント乗っ取り
ギフトカード詐欺「コストコカードが当たった」と偽ってURLを踏ませる。実際は課金サイトへの登録やフィッシング。無断課金、クレジット情報流出

Costcoは「知名度」「信頼感」「会員制特典」という強みがあるため、詐欺グループにとって非常に利用しやすいブランドです。特に「ギフトカードが当たる」「特別セール」といった宣伝は、コストコを普段から利用している人にとって魅力的に見えるため、詐欺に巻き込まれるリスクが高まります。

さらに、近年は SNSやLINEを介した誘導 が増えており、公式に見える広告やアカウントからリンクを踏んでしまうケースが目立ちます。

Costcoの出店勧誘による詐欺とは

Costcoの出店勧誘による詐欺とは

ネット出店にまつわる詐欺は、言葉巧みに被害者を誘導し、様々な名目で金銭をだまし取る犯罪です。特に、在庫を持たずに商品を販売できる仕組みが悪用されるケースが目立ちます。

「誰でも簡単に稼げる」「出店代行します」「初期費用無料」といった甘い言葉で出店希望者を誘い、高額なサポート料金や登録手数料をだまし取る手口です。特にSNSや広告、DMなどを通じて、「Costco公式パートナー」を名乗る業者が接触してくることが多く、一見すると本物のように見える巧妙な演出がされている場合もあります。

詐欺師は、一見すると非常に魅力的なビジネスモデルを提示してきますが、その裏には巧妙に仕組まれた罠が隠されています。具体的には、以下のような手口で被害者を追い込んでいきます。

出店希望者を狙った詐欺(出店勧誘型)

手口内容
出店代行詐欺「初期費用無料で出店代行します」と勧誘し、後から高額なサポート費用を請求。
アカウント譲渡詐欺「すでにフォロワーの多い販売アカウントを譲ります」と言って金銭を受け取り、何も渡さずに音信不通。
コンサル詐欺「Costcoで月収100万円稼げる方法を教えます」と称し、情報商材や講座に誘導して高額課金させる。
偽サポート連絡「出店に不備がある」と偽ってメール・DMを送り、ログイン情報を盗みアカウントを乗っ取る。

Costcoを使ってネットショップを開設したいという初心者を狙った「ネットショップ運営詐欺」が増加しています。これは、SNS広告やLINE、YouTubeなどを通じて「無料で出店できます」「副業支援」「テンプレートを提供します」といった甘い言葉で勧誘し、最終的に高額な費用を請求する手口です。

たとえば、「出店支援」と称してテンプレート料・サポート料・集客代行費用などの名目で数十万円を要求されたり、継続的なコンサル契約を結ばされたりする事例が報告されています。さらに悪質な場合は、出店希望者の名義や情報を利用して、実態のない詐欺ショップを勝手に開設されるケースもあります。

詐欺業者は「出品から販売まで全て代行」「すでに成功しているアカウントを譲渡」などと言って信用させ、後に音信不通になるケースも報告されています。実際にはCostcoへの出店は公式サイトから自分で行うことが可能であり、第三者に高額な手数料を払う必要はありません。

Costcoの出店勧誘を名乗る詐欺は、「海外ECに出店して稼ぎたい」という心理を突いた悪質な手口です。実際のCostcoは公式サイトやアプリを通じてのみ出店受付を行っており、SNSや個別メッセージで直接勧誘してくることはありません。少しでも不審に思った場合は、必ず公式サイトで正規の情報を確認することが重要です。

このような詐欺に巻き込まれないためにも、「簡単に儲かる」「登録だけで利益が出る」といった誘い文句には十分注意し、必ず公式の情報源から確認することが重要です。

Costcoを使った他の詐欺のパターン

Costcoを使った他の詐欺のパターン

Costcoを使った他の詐欺のパターンを利用した詐欺は多様化しており、販売者・購入者・出店希望者・インフルエンサーなどあらゆる立場の人が標的になります。以下に代表的な詐欺パターンを整理してご紹介します。

偽通販サイトによる購入者詐欺

もっとも多いのが「偽のCostco通販サイト」による詐欺です。実在しない商品を大幅割引で掲載し、購入者から代金やカード情報を騙し取ります。見た目は本物そっくりで、ロゴやデザインも公式に似せて作られているため、一般の消費者が見抜くのは難しいケースが多いです。

出店希望者を狙った勧誘詐欺

「Costcoのオンラインモールに出店できる」「倉庫店に特別枠で商品を置ける」といった話を持ちかけ、保証金や登録料を要求する手口です。Costcoは会員制の小売業であり、外部事業者が簡単に出店できる仕組みは存在しません。そのため、こうした勧誘はほぼ詐欺と考えられます。

インフルエンサーを狙う広告詐欺

SNSで影響力を持つ人に「Costco公式キャンペーンの広告案件」として接触し、報酬を名目に口座情報や本人確認書類を送らせるケースがあります。実際にはCostcoとは無関係で、情報を悪用されたり、架空請求に利用される被害が報告されています。

ギフトカード・アンケート型詐欺

「Costcoギフト券が当たる」「アンケートに答えるとカークランド商品がもらえる」といった形式で消費者を釣り、偽サイトに誘導します。入力フォームからクレジットカード情報や住所を盗み取るのが狙いで、SNSやメールを通じて広がるケースが増えています。

偽アプリやフィッシング詐欺

公式アプリに似せた偽アプリを配布し、スマホから個人情報を抜き取る手口も確認されています。また、「会員更新手続きが必要です」といったSMSやメールを送り、偽ログイン画面に誘導するケースも多発しています。

Costcoの偽サイト一覧

Costcoの偽サイト一覧

以下は、Costcoを装った偽サイト(詐欺目的のフェイクドメイン)の代表例と特徴です。被害を防ぐためにも、URLや誘導手口には十分注意しましょう。

Jpcostce.vip

Jpcostce.vipのトップページ
URLhttps://www.jpcostce.vip
ドメイン名Jpcostce.vip
レジストラGname.com Pte. Ltd.
登録日2025-03-08
登録国・地域アンドラ(AD と記載)
登録者「xiao ye gong zuo shi」名義、住所・連絡先はすべて非公開
Jpcostce.vipのwhois情報から抽出
Jpcostce.vipのwhois情報データ

Domain Name: jpcostce.vip
Registry Domain ID: REDACTED FOR PRIVACY
Registrar WHOIS Server: whois.gathernames.com
Registrar URL: https://www.gname.com/
Updated Date: 2025-03-17T15:45:36Z
Creation Date: 2025-03-08T08:10:46Z
Registry Expiry Date: 2026-03-08T08:10:46Z
Registrar: Gname.com Pte. Ltd.
Registrar IANA ID: 1923
Registrar Abuse Contact Email: complaint@gname.com

Registrar Abuse Contact Phone:
Domain Status: clientTransferProhibited https://icann.org/epp#clientTransferProhibited
Registry Registrant ID: REDACTED FOR PRIVACY
Registrant Name: REDACTED FOR PRIVACY
Registrant Organization: xiao ye gong zuo shi
Registrant Street: REDACTED FOR PRIVACY
Registrant Street: REDACTED FOR PRIVACY
Registrant Street: REDACTED FOR PRIVACY
Registrant City: REDACTED FOR PRIVACY
Registrant State/Province: adas
Registrant Postal Code: REDACTED FOR PRIVACY
Registrant Country: AD
Registrant Phone: REDACTED FOR PRIVACY
Registrant Phone Ext: REDACTED FOR PRIVACY
Registrant Fax: REDACTED FOR PRIVACY
Registrant Fax Ext: REDACTED FOR PRIVACY
Registrant Email: Please query the RDDS service of the Registrar of Record identified in this 
output for information on how to contact the Registrant, Admin, or Tech contact of the queried 
domain name.
Registry Admin ID:
Admin Name:
Admin Organization:
Admin Street:
Admin Street:
Admin Street:
Admin City:
Admin State/Province:
Admin Postal Code:
Admin Country:
Admin Phone:
Admin Phone Ext:
Admin Fax:
Admin Fax Ext:
Admin Email:
Registry Tech ID: REDACTED FOR PRIVACY
Tech Name: REDACTED FOR PRIVACY
Tech Organization: REDACTED FOR PRIVACY
Tech Street: REDACTED FOR PRIVACY
Tech Street: REDACTED FOR PRIVACY
Tech Street: REDACTED FOR PRIVACY
Tech City: REDACTED FOR PRIVACY
Tech State/Province: REDACTED FOR PRIVACY
Tech Postal Code: REDACTED FOR PRIVACY
Tech Country: REDACTED FOR PRIVACY
Tech Phone: REDACTED FOR PRIVACY
Tech Phone Ext: REDACTED FOR PRIVACY
Tech Fax: REDACTED FOR PRIVACY
Tech Fax Ext: REDACTED FOR PRIVACY
Tech Email: Please query the RDDS service of the Registrar of Record identified in this output 
for information on how to contact the Registrant, Admin, or Tech contact of the queried domain 
name.
Name Server: jeremy.ns.cloudflare.com
Name Server: bailey.ns.cloudflare.com
DNSSEC: unsigned
URL of the ICANN Whois Inaccuracy Complaint Form: https://www.icann.org/wicf/

ドメインの信頼性に関して、ここから分かることは以下の通りです。

  • ドメイン登録日(2025-03-08)
    • 登録から間もない新規ドメインであり、運営実績がない。
    • 詐欺サイトは短命なため、こうした新規登録は危険信号。
  • レジストラ(Gname.com Pte. Ltd.)
    • 格安で匿名性の高い海外レジストラで、詐欺サイトの温床としてよく利用される。
    • 日本の利用者保護制度の対象外であり、トラブル時の救済は困難。
  • 登録国(アンドラ/AD)
    • ヨーロッパの小国であり、実際に運営拠点が存在する可能性は低い。
    • 所在地を偽装して追跡を逃れる典型的な手口。
  • 登録者情報(匿名化/不自然な組織名)
    • 名義は「xiao ye gong zuo shi」と記載されているが実体不明。
    • 住所や電話番号はすべて非公開で、実在性を確認できない。

「jpcostce.vip」は、正規の「COSTCO」の名前を偽装したドメインです。登録日は2025年3月と極めて新しく、登録者情報は匿名化され、不自然な組織名が記載されています。さらに、格安レジストラ Gname を経由しており、登録国はアンドラと記載されていますが、これは運営実態を隠すための虚偽設定と考えられます。正規のコストコであれば、日本法人や所在地が明確に記載されているはずであり、このような匿名登録はあり得ません。日本人ユーザーにとっては 高リスクの詐欺サイト であり、絶対に利用してはいけません。

Costcoの詐欺や偽サイトを見分ける方法

Costcoの詐欺や偽サイトを見分ける方法
  • URLは costco.co.jpドメインか?
  • 販売者・レビューに 実在性があるか?
  • 外部リンク・LINE誘導がないか?

Costcoを安全に利用するには、詐欺サイトや偽ショップを見分ける力が不可欠です。見た目が洗練されたデザインや、整った商品ページ、レビュー欄が充実しているからといって、すべてが信頼できるわけではありません。最近では、テンプレートやAIツールを活用して本物そっくりの詐欺ショップが短期間で作られているため、利用者側のリテラシーが重要になっています。

まず確認すべきは、特定商取引法に基づく表示の有無とその内容です。会社名、所在地、連絡先、責任者名が明記されているか、Googleマップなどで実在性を調べるだけでも見抜ける詐欺があります。また、「極端に安い価格設定」「日本語の不自然な文体」「支払い方法が銀行振込のみ」といった特徴があれば、特に注意が必要です。

そのほか、URLに不審な単語が含まれていないか、通信がSSL(https)で保護されているかといった基本的な確認も欠かせません。被害を未然に防ぐには、衝動買いを控え、まず冷静に情報をチェックする習慣を持つことが大切です。

Costco詐欺チェックリスト
  • ドメインが 正式なもの以外⇒偽サイトの可能性大
  • コメント欄・DM・プロフィールなどから 外部URLへ誘導される⇒フィッシングに注意
  • URLが https:// で始まっていない or 鍵マークが出ていない⇒セキュリティに問題あり
  • ショップ名が曖昧・出店者情報が見つからない⇒実態不明で危険
  • レビューが少ない or ★5評価ばかりで不自然⇒偽レビューの可能性
  • 商品画像や説明が 転載っぽい⇒偽物販売の恐れ
  • 商品価格が 極端に安い⇒商品が届かない・偽物の可能性
  • 決済画面が外部サイト、または簡素⇒カード情報の抜き取りリスク
  • 支払い後に 連絡手段が不明⇒典型的な詐欺ショップ
  • 「Costco副業」「出店代行」などと LINE登録を促される⇒情報商材詐欺の恐れ
  • Costco公式を名乗るが 認証バッジがないなりすましの可能性

Costcoの詐欺の口コミや事例

Costcoの詐欺の口コミや事例

Costcoの詐欺の口コミや具体的な事例は、具体的に以下のような内容でした。

  • 典型的な詐欺
  • 先に手数料・税金を払わせようとしてくる
  • 大手ブランド名をかたる“ショッピングサイト運営詐欺”

これらはすべて詐欺業者がよく使う手口であり、偽サイトでは特に多く報告されているものです。

それぞれ順に見ていきましょう。

“出金前の税金・手数料請求”は典型的な詐欺シナリオ

jpcostce.vip取引所から出金する際に先に手数料、税金を払う必要があると言われたら詐欺の取引所だと疑ってください。

最終的には出金ができなくなるなどのトラブルが発生します。

怪しいと思ったら相談を!
最初は少額、無料で取引をさせて更に利益をその中で出金をさせて信用させてきます。

詐欺相談ジャパン

正規の金融機関や取引所では、出金時に「先に税金や手数料を送金しろ」と要求されることは一切ありません。これは詐欺取引所が資金を追加で巻き上げるために用いる典型的な手口です。特に、最初は少額を出金させて信用を得たうえで、高額な投資や「出金条件」と称した支払いを迫る流れは、近年多くの被害報告がある危険なパターンです。少しでも不審な要求があれば即座に利用を中止し、専門機関に相談することが被害拡大を防ぐ鍵となります。

大手ブランド名をかたる“ショッピングサイト運営詐欺”

ショッピングサイト運営詐欺

jpcostce.vip【コストコ偽】 【jpcostce.vip】

詐欺相談ジャパン

「コストコ」など有名企業の名前をかたり、あたかも正規の運営サイトであるかのように装う詐欺は増加しています。実際には公式企業とは一切関係がなく、登録後は「ショッピングサイト運営」や「高利回りの投資」を名目に資金をだまし取られるケースが多数報告されています。ドメイン(jpcostce.vip)のように不自然なURLや、企業情報の欠如が見られる場合は、まず正規の公式サイトと照合し、少しでも怪しければ関わらないことが重要です。

Costco詐欺の被害に遭った場合の返金請求方法や相談先

Costcoの詐欺や偽サイトを見分ける方法

「もしかしたら、もう詐欺に遭ってしまったかもしれない…」と気づいた時、パニックになり、どうしていいか分からなくなるかもしれません。しかし、諦めてはいけません。被害を回復し、拡大を防ぐために、迅速かつ冷静に行動することが何よりも重要です。

被害に気づいた場合に取るべき行動は、以下の通りです。

  • まずは証拠を保全し、これまでのやり取りを全て記録する
  • すぐに消費生活センターや警察に相談する
  • 弁護士や司法書士など法律の専門家を頼る
  • クーリング・オフ制度が利用できないか確認する
  • クレジットカード会社や銀行に連絡する

一人で抱え込まず、これらの窓口にためらわずに助けを求めてください。行動が早ければ早いほど、お金が戻ってくる可能性は高まります。

まずは証拠を保全し、これまでのやり取りを全て記録する

被害の相談や返金交渉、法的手続きを進める上で、客観的な「証拠」が最も重要になります。相手との連絡が取れるうちに、以下のものを全て保存・記録してください。

  • 契約書、申込書、パンフレットなど
  • 相手のウェブサイトや広告のスクリーンショット
  • メールやLINE、SNSのダイレクトメッセージのやり取り
  • 通話の録音データ(可能な場合)
  • お金を振り込んだ際の利用明細や振込記録

相手に詐欺だと気づかれた途端、ウェブサイトが閉鎖されたり、SNSアカウントが削除されたりして、証拠が消えてしまう可能性があります。少しでも「おかしい」と感じた時点で、すぐにこれらの情報を保全する習慣をつけましょう。これらの証拠が、後の相談や交渉を有利に進めるための強力な武器となります。

すぐに消費生活センターや警察に相談する

被害に遭ったかもしれないと感じたら、一人で悩まずに公的な相談窓口に連絡してください。どこに相談すればよいか迷った場合は、まず以下の窓口に電話しましょう。

消費者ホットライン「188」

「いやや!」と覚えてください。政府広報オンラインでも紹介されている通り、消費生活に関するトラブル全般について相談できる全国共通の窓口です。専門の相談員が、問題解決のためのアドバイスや、クーリング・オフの手続き支援、他の専門機関の紹介などを行ってくれます。契約上のトラブル解決に向けた具体的な助言が期待できます。

警察相談専用電話「#9110」

詐欺事件として刑事事件化(犯人の逮捕)を望む場合に相談する窓口です。「詐欺の疑いが強い」「脅迫的な言動をされている」など、犯罪性が高いと感じた場合はこちらに連絡しましょう。被害届の提出方法などについてアドバイスがもらえます。

これらの窓口は、同様の被害相談を数多く受けています。あなたのケースが詐欺にあたるのか、どういった対応が可能かについて、専門的な知見からアドバイスをもらえます。

弁護士や司法書士など法律の専門家に返金請求の相談をする

支払ってしまったお金の返金を具体的に求めていくには、法律の専門家の力が必要になるケースが多いです。弁護士や司法書士は、あなたの代理人として、相手業者との返金交渉や、必要であれば訴訟(裁判)などの法的手続きを行ってくれます。

特に、被害額が高額な場合や、相手が悪質で交渉に応じない場合は、専門家の介入が不可欠です。

相談する際は、事前に保全した証拠を持参し、これまでの経緯を時系列でまとめておくとスムーズです。費用はかかりますが、自分一人で交渉するよりもお金が戻ってくる可能性は格段に高まります。

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クーリング・オフ制度が利用できないか確認する

クーリング・オフとは、一度契約を申し込んだり、契約をしたりした後でも、一定の期間内であれば、無条件で契約を解除できる制度です。開業詐欺が該当しうる「業務提供誘引販売取引」の場合、法律で定められた書面を受け取った日から数えて20日以内であれば、クーリング・オフが可能です。

もし、業者から法律で定められた要件を満たす書面(契約内容やクーリング・オフについて記載されたもの)を受け取っていなかったり、書面の内容に不備があったりした場合は、20日が過ぎていてもクーリング・オフができる可能性があります。

クーリング・オフは、必ず書面(ハガキや内容証明郵便など)で行う必要があります。電話で伝えただけでは証拠が残らず、「聞いていない」と言われてしまう恐れがあります。手続きの方法が分からなければ、消費生活センターに相談すれば、書き方などを具体的に教えてもらえます。

クレジットカード会社や銀行に連絡する

支払い方法によっても、取るべき対応があります。

クレジットカードで支払った場合:
すぐにクレジットカード会社に連絡し、事情を説明して支払いの停止(抗弁の接続)を求めましょう。また、「チャージバック」という仕組みを利用して、カード会社から詐欺業者への支払いを中止し、返金を求めることができる場合があります。

銀行振込で支払った場合:
振り込め詐欺救済法に基づき、詐欺に利用された銀行口座を凍結し、その口座に残っている資金を被害者に分配する手続きを申請できる可能性があります。すぐに振込先の金融機関と警察に連絡してください。ただし、口座からすでにお金が引き出されている場合は、返金を受けるのが難しくなるため、一刻も早い行動が求められます。詐欺」が複合した悪質なケースです。

運営法人

弁護士法人FDR法律事務所は、詐欺被害の返金請求業務などを扱う法律事務所。代表弁護士は渡辺征二郎(登録番号16876、第一東京弁護士会所属)。投資詐欺事案においては過去3冊の書籍を出版している。

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