「スマホ一つで簡単に稼げる」「未経験から月収100万円」。そんな魅力的な言葉に惹かれ、eBayyの開業に興味を持ったものの、「これって本当に安全なの?」「もしかして詐欺じゃないか?」と一歩踏み出せずにいませんか。
その直感は非常に重要です。残念ながら、ネットでの店舗開業の夢に付け込む悪質な詐欺は数多く存在し、多額の金銭をだまし取られる被害が後を絶ちません。
特にeBayの名前を騙ったサイトは多く、偽サイトによる詐欺が多発しています。
この記事では、eBayを悪用した詐欺について、その具体的な手口から、危険な業者を即座に見抜くためのチェックリスト、そして万が一被害に遭ってしまった場合の返金請求方法まで、網羅的に解説します。

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eBayとは?なぜ詐欺に悪用されるのか

eBay偽サイトによる詐欺は、言葉巧みに被害者を誘導し、様々な名目で金銭をだまし取る犯罪です。特に、在庫を持たずに商品を販売できる仕組みが悪用されるケースが目立ちます。
詐欺師は、一見すると非常に魅力的なビジネスモデルを提示してきますが、その裏には巧妙に仕組まれた罠が隠されています。具体的には、以下のような手口で被害者を追い込んでいきます。
eBayとは?

URL | https://www.ebay.com |
---|---|
運営会社 | eBay Inc. |
所在地 | 不明 |
ライセンス | 不明 |
登録国・地域 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンノゼ |
メールアドレス | 不明 |
電話番号 | 不明 |
代表者名 | 不明 |
eBay(イーベイ)は、アメリカに本社を置く世界最大級のオンラインマーケットプレイスです。1995年に設立され、当初はオークション形式の売買を中心に発展しましたが、現在では 新品・中古品の即決販売 も広く行われています。
出品者は個人から企業まで幅広く、購入者も世界中に存在するため、国際的な取引ができるのが大きな特徴です。特に、中古品・コレクターアイテム・ブランド品・家電・ファッション・ホビー用品 など、多様なカテゴリの商品が売買されています。
eBayは日本国内でも利用可能ですが、ヤフオクやメルカリといった国内サービスに比べて知名度は限定的です。ただし、日本の商品を海外に販売したい個人や企業にとっては重要な販路となっており、越境ECの代表的な選択肢の一つとされています。
eBayが詐欺に使われやすい理由
eBayは世界最大級のオンラインマーケットプレイスであり、国際的に知名度が高いことから、ブランドの信頼性を逆手に取った詐欺 が多発しています。主な理由を整理すると以下の通りです。
1. 世界的な知名度と信頼感
eBayは1995年から運営されている老舗サービスで、「世界的に有名な安全な取引サイト」というイメージがあります。そのため、詐欺師が 「eBay公式」や「eBay関連サービス」を名乗るだけで被害者が安心してしまう ケースが多いのです。
2. 国際取引が中心で複雑になりやすい
eBayはアメリカをはじめ世界各国の出品者と購入者をつなげているため、言語の壁や通貨の違い、配送や関税の手続き などが絡みます。この複雑さを利用して、
- 「関税や配送保険料を追加で払え」
- 「出金するには税金を先に振り込め」
といった 架空請求詐欺 が行われやすくなります。
3. 中古品・コレクター品市場が活発
eBayは中古品やレアアイテムが多く取引されるため、
- 本物に見える偽物の出品
- 存在しない商品の架空出品
といった 商品詐欺 が行われやすいのも特徴です。特にブランド品や高額カメラ・時計などは詐欺の温床になっています。
4. 偽サイト・フィッシングが横行
「eBay公式に似せた偽サイト」や「eBayを装ったメール・SMS」でログイン情報やクレジットカード情報を盗む フィッシング詐欺 が後を絶ちません。URLが本物とわずかに違うだけの偽サイトも多く、利用者が見分けづらいのが問題です。
5. 第三者の出品者に依存する仕組み
eBayはプラットフォーム型サービスであり、商品を販売しているのは世界中の個人・企業です。そのため、eBayが直接販売していると誤解させやすく、悪質な出品者が紛れ込みやすいという構造的な弱点があります。
よくある詐欺のパターン例
詐欺のパターン | 内容の説明 | 特徴・見分け方 |
---|---|---|
商品未発送型 | 代金を支払っても商品が届かない | 連絡先がメールのみ/会社概要が曖昧/SNS更新なし |
偽物販売型 | 偽物や粗悪品を正規品として販売 | 極端に安い価格/レビューが不自然/返品不可 |
フィッシング誘導型 | 購入ページを装い個人情報を盗む | URLが正規ブランドと似ている/ドメインに不審な語句 |
クレカ情報窃取型 | 決済ページを通じてカード情報を抜き取る | 決済方法が限られる/SSL証明がない or 無効 |
高額請求・自動課金型 | 小額購入後に勝手に継続課金される | 利用規約が不明/解約手続きの説明がない |
返金拒否型 | 初期は応対するが最終的に返金されない | サポート対応が曖昧/所在地が海外で連絡困難 |
eBayの出店勧誘による詐欺とは

ネット出店にまつわる詐欺は、言葉巧みに被害者を誘導し、様々な名目で金銭をだまし取る犯罪です。特に、在庫を持たずに商品を販売できる仕組みが悪用されるケースが目立ちます。
「誰でも簡単に稼げる」「出店代行します」「初期費用無料」といった甘い言葉で出店希望者を誘い、高額なサポート料金や登録手数料をだまし取る手口です。特にSNSや広告、DMなどを通じて、「eBay公式パートナー」を名乗る業者が接触してくることが多く、一見すると本物のように見える巧妙な演出がされている場合もあります。
詐欺師は、一見すると非常に魅力的なビジネスモデルを提示してきますが、その裏には巧妙に仕組まれた罠が隠されています。具体的には、以下のような手口で被害者を追い込んでいきます。
出店希望者を狙った詐欺(出店勧誘型)
手口 | 内容 |
---|---|
出店代行詐欺 | 「初期費用無料で出店代行します」と勧誘し、後から高額なサポート費用を請求。 |
アカウント譲渡詐欺 | 「すでにフォロワーの多い販売アカウントを譲ります」と言って金銭を受け取り、何も渡さずに音信不通。 |
コンサル詐欺 | 「eBayで月収100万円稼げる方法を教えます」と称し、情報商材や講座に誘導して高額課金させる。 |
偽サポート連絡 | 「出店に不備がある」と偽ってメール・DMを送り、ログイン情報を盗みアカウントを乗っ取る。 |
eBayを使ってネットショップを開設したいという初心者を狙った「ネットショップ運営詐欺」が増加しています。これは、SNS広告やLINE、YouTubeなどを通じて「無料で出店できます」「副業支援」「テンプレートを提供します」といった甘い言葉で勧誘し、最終的に高額な費用を請求する手口です。
たとえば、「出店支援」と称してテンプレート料・サポート料・集客代行費用などの名目で数十万円を要求されたり、継続的なコンサル契約を結ばされたりする事例が報告されています。さらに悪質な場合は、出店希望者の名義や情報を利用して、実態のない詐欺ショップを勝手に開設されるケースもあります。
詐欺業者は「出品から販売まで全て代行」「すでに成功しているアカウントを譲渡」などと言って信用させ、後に音信不通になるケースも報告されています。実際にはeBayへの出店は公式サイトから自分で行うことが可能であり、第三者に高額な手数料を払う必要はありません。
eBayの出店勧誘を名乗る詐欺は、「海外ECに出店して稼ぎたい」という心理を突いた悪質な手口です。実際のeBayは公式サイトやアプリを通じてのみ出店受付を行っており、SNSや個別メッセージで直接勧誘してくることはありません。少しでも不審に思った場合は、必ず公式サイトで正規の情報を確認することが重要です。
このような詐欺に巻き込まれないためにも、「簡単に儲かる」「登録だけで利益が出る」といった誘い文句には十分注意し、必ず公式の情報源から確認することが重要です。
eBayを使った他の詐欺のパターン

世界最大級のオンラインマーケットプレイスとして知られる eBay(イーベイ) は、世界中の利用者にとって便利な売買の場です。しかし、その知名度や信頼感を逆手に取った 詐欺の温床 になっている側面も見逃せません。偽サイトやフィッシング、存在しない商品の出品、さらには「eBayで簡単に稼げる」といった副業勧誘まで、手口は巧妙化しています。特に国際取引が絡むことで、関税や追加請求を装った架空請求も多発しています。
eBayがなぜ詐欺に利用されやすいのか、その代表的なパターンや注意点を詳しく解説し、被害に遭わないための対策をお伝えします。
偽サイト・フィッシング詐欺
eBayの名を騙る偽サイトやフィッシングメールは、最も多い詐欺手口のひとつです。本物とほとんど見分けがつかないデザインで作られた偽サイトに、ログイン情報やクレジットカード番号を入力させる手口が横行しています。たとえば「アカウントが停止されました」「支払い確認が必要です」といった不安を煽るメッセージが送られ、偽のログインページに誘導されるケースです。被害者は正規のeBay公式サイトだと信じ込み、情報を入力してしまうことで、アカウント乗っ取りや不正決済につながります。公式からの通知を装ったメールやSMSには要注意であり、リンクをクリックせず必ず公式アプリや正規ドメインから確認することが重要です。
偽の出品・架空商品詐欺
eBayは中古品やコレクター品の取引が盛んなため、存在しない商品を出品して代金を騙し取る詐欺も多発しています。特に狙われやすいのは、ブランドバッグ、高級腕時計、中古カメラ、ゲーム機など人気の高額商品です。出品者は「格安」「限定品」といった魅力的な文言で購入者を誘い込みますが、実際には商品は発送されません。また、追跡番号が虚偽だったり、写真だけが本物で実際の商品は粗悪な偽物というケースもあります。購入者側は「eBayが販売している」と誤解しがちですが、実際には第三者の出品者との取引であるため、悪質な業者が紛れ込みやすいのが現実です。信頼できるセラーかどうか、評価や取引履歴を細かく確認することが欠かせません。
過剰支払い詐欺(Overpayment Scam)
「間違えて多く振り込んでしまったので、差額を返金してほしい」と持ちかけるのが過剰支払い詐欺です。一見すると誠実な購入者からの依頼に見えますが、実際に送られた決済は無効な小切手や不正決済であり、後から入金が取り消される仕組みになっています。そのため被害者が差額を返金してしまうと、最終的には送金した分だけ損失が残るのです。特に国際取引では、決済処理のタイムラグを悪用して被害者を信じ込ませるパターンが目立ちます。eBay公式の取引を通じない返金依頼には絶対に応じないこと、またeBayのシステム外での送金を要求してくる相手には細心の注意を払うことが必要です。
追加請求・架空の関税・手数料詐欺
国際取引の複雑さを逆手に取り、「関税」「輸入手数料」「出金に必要な税金」などと称して追加請求を迫る詐欺も多く見られます。本来、eBayを通じた取引であれば決済に必要な手数料はすべてシステム内で処理され、購入者や出品者が個別に銀行振込で追加費用を払うことはありません。しかし詐欺師は「支払いを確認しないと商品は発送できない」「税金を払わないと出金できない」といった理由をでっち上げ、被害者を焦らせます。特に海外とのやり取りでは「慣れていないからそういうものかもしれない」と思い込んでしまうのが危険です。請求があった場合は必ず公式サポートに確認し、直接の振込は避けることが被害防止につながります。
アカウント乗っ取りによる詐欺
eBayのアカウントが乗っ取られると、被害はさらに深刻になります。攻撃者はフィッシングなどで盗んだID・パスワードを利用し、評価が高い正規ユーザーのアカウントに侵入します。そのアカウントを使って偽の出品を行い、購入者を信用させて代金を騙し取るのです。購入者から見れば「評価が高い出品者だから安心」と思い込んでしまうため、被害に遭いやすくなります。一方で、アカウントを乗っ取られた本人も、自分の知らない間に詐欺に加担してしまったことになり、信頼を大きく失うリスクがあります。二段階認証を設定する、同じパスワードを他のサイトで使い回さないなど、基本的なセキュリティ対策を徹底することが不可欠です。
投資・副業を装ったeBay悪用詐欺
最近増えているのが、「eBayで副業して簡単に稼げる」「輸出代行で高収入」といった触れ込みで勧誘する投資・副業詐欺です。SNSやLINEグループで「誰でも稼げるシステム」と称して参加を促されますが、実際には高額な初期費用や講座料、システム利用料を取られるだけで、利益はほとんど出ません。中には「eBay公式が推奨しているプログラム」と偽装されるケースもありますが、当然ながらeBay公式とは一切関係がありません。利用者は「世界的に有名なeBayを使うのだから安心」と信じ込んでしまうのが落とし穴です。正規のeBayにはそのような副業保証制度は存在せず、この種の勧誘はすべて疑ってかかるべきでしょう。
ebayの偽サイト一覧

以下は、eBayを装った偽サイト(詐欺目的のフェイクドメイン)の代表例と特徴です。被害を防ぐためにも、URLや誘導手口には十分注意しましょう。
seller.ebayshop.co

URL | https://seller.ebayshop.co |
ドメイン名 | seller.ebayshop.co |
---|---|
レジストラ | 不明 |
登録日 | 不明 |
登録国・地域 | 不明 |
登録者 | 不明 |

このサイトは、以前seller.ebayshop.coを装ったコンテンツを配信するサイトとして存在していましたが、現在では同ドメインが別の所有者に売却された形跡があると見られる状況です。
ドメイン売買履歴を公開する信頼できるサイトでは明確な取引記録が確認できませんでした。
Ebaygo.cc

URL | https://www.ebaygo.cc |
ドメイン名 | Ebaygo.cc |
---|---|
レジストラ | 不明 |
登録日 | 不明 |
登録国・地域 | 不明 |
登録者 | 不明 |

このサイトは、以前Ebaygo.ccを装ったコンテンツを配信するサイトとして存在していましたが、現在では同ドメインが別の所有者に売却された形跡があると見られる状況です。
ドメイン売買履歴を公開する信頼できるサイトでは明確な取引記録が確認できませんでした。
eBayの詐欺や偽サイトを見分ける方法

- URLは ebay.comドメインか?
- 販売者・レビューに 実在性があるか?
- 外部リンク・LINE誘導がないか?
eBayを安全に利用するには、詐欺サイトや偽ショップを見分ける力が不可欠です。見た目が洗練されたデザインや、整った商品ページ、レビュー欄が充実しているからといって、すべてが信頼できるわけではありません。最近では、テンプレートやAIツールを活用して本物そっくりの詐欺ショップが短期間で作られているため、利用者側のリテラシーが重要になっています。
まず確認すべきは、特定商取引法に基づく表示の有無とその内容です。会社名、所在地、連絡先、責任者名が明記されているか、Googleマップなどで実在性を調べるだけでも見抜ける詐欺があります。また、「極端に安い価格設定」「日本語の不自然な文体」「支払い方法が銀行振込のみ」といった特徴があれば、特に注意が必要です。
そのほか、URLに不審な単語が含まれていないか、通信がSSL(https)で保護されているかといった基本的な確認も欠かせません。被害を未然に防ぐには、衝動買いを控え、まず冷静に情報をチェックする習慣を持つことが大切です。
- ドメインが 正式なもの以外⇒偽サイトの可能性大
- コメント欄・DM・プロフィールなどから 外部URLへ誘導される⇒フィッシングに注意
- URLが https:// で始まっていない or 鍵マークが出ていない⇒セキュリティに問題あり
- ショップ名が曖昧・出店者情報が見つからない⇒実態不明で危険
- レビューが少ない or ★5評価ばかりで不自然⇒偽レビューの可能性
- 商品画像や説明が 転載っぽい⇒偽物販売の恐れ
- 商品価格が 極端に安い⇒商品が届かない・偽物の可能性
- 決済画面が外部サイト、または簡素⇒カード情報の抜き取りリスク
- 支払い後に 連絡手段が不明⇒典型的な詐欺ショップ
- 「eBay副業」「出店代行」などと LINE登録を促される⇒情報商材詐欺の恐れ
- eBay公式を名乗るが 認証バッジがない⇒なりすましの可能性
eBayの詐欺の口コミや事例

eBayの詐欺の口コミや具体的な事例は、具体的に以下のような内容でした。
- 「ショッピングサイト運営で儲かる」は架空の数字による詐欺
- 先に手数料・税金を払わせようとしてくる
- 甘い言葉で誘い込む「共同経営型」詐欺やロマンス詐欺も
これらはすべて詐欺業者がよく使う手口であり、偽サイトでは特に多く報告されているものです。
それぞれ順に見ていきましょう。
「ショッピングサイト運営で儲かる」は架空の数字による詐欺
ショッピングサイトを運営すると儲かるという謳い文句に惹かれて、seller.ebayshop.coからサービスを購入しました。最初は興奮して新しいビジネスのスタートを切った気分でしたが、すぐに現実に直面しました。サイトは一見プロフェッショナルに見えましたが、売上が一向に上がらず、結局すべてが架空の数字だったことを知りました。詐欺に遭ったと気づいた時にはすでに手遅れで、大切な時間とお金を無駄にしてしまいました。
詐欺相談ジャパン
「ショッピングサイトを運営すれば儲かる」という甘い誘い文句でサービスを販売し、最初はプロ仕様に見せかけながら、実際には売上が発生せず、表示される数字もすべて架空――これは典型的な“ネットショップ開設型詐欺”です。被害者は新しいビジネスを始めた気持ちにさせられ、気づいた時には資金も時間も失ってしまいます。正規のプラットフォーム(eBayやEtsyなど)では開設に高額な初期費用は不要であり、こうした外部サイト経由の開設サービスには極めて注意が必要です。
「デポジット・税金先払い」は詐欺の常套手口
このebaygo.cc取引所はショッピングサイト運営詐欺だと思われますので注意してください!
ebaygo.ccから出金ができなくなるとの情報が入ってきてます!SNS勧誘は罠!
詐欺相談ジャパン
ebaygo.ccは正規のeBayとは無関係の偽サイトで、ショッピングサイト運営を装った詐欺の可能性が高い取引所です。実際に「出金ができない」という被害報告が出ており、最初は儲かるように見せても最終的には資金を引き出せなくなる典型的な流れです。SNSでの勧誘は巧妙な罠であり、安易に登録・入金してしまうと取り返しがつきません。少しでも怪しいと感じたら利用を中止し、証拠を保存して専門機関へ相談することが重要です。
eBay詐欺の被害に遭った場合の返金請求方法や相談先

「もしかしたら、もう詐欺に遭ってしまったかもしれない…」と気づいた時、パニックになり、どうしていいか分からなくなるかもしれません。しかし、諦めてはいけません。被害を回復し、拡大を防ぐために、迅速かつ冷静に行動することが何よりも重要です。
被害に気づいた場合に取るべき行動は、以下の通りです。
- まずは証拠を保全し、これまでのやり取りを全て記録する
- すぐに消費生活センターや警察に相談する
- 弁護士や司法書士など法律の専門家を頼る
- クーリング・オフ制度が利用できないか確認する
- クレジットカード会社や銀行に連絡する
一人で抱え込まず、これらの窓口にためらわずに助けを求めてください。行動が早ければ早いほど、お金が戻ってくる可能性は高まります。
まずは証拠を保全し、これまでのやり取りを全て記録する
被害の相談や返金交渉、法的手続きを進める上で、客観的な「証拠」が最も重要になります。相手との連絡が取れるうちに、以下のものを全て保存・記録してください。
- 契約書、申込書、パンフレットなど
- 相手のウェブサイトや広告のスクリーンショット
- メールやLINE、SNSのダイレクトメッセージのやり取り
- 通話の録音データ(可能な場合)
- お金を振り込んだ際の利用明細や振込記録
相手に詐欺だと気づかれた途端、ウェブサイトが閉鎖されたり、SNSアカウントが削除されたりして、証拠が消えてしまう可能性があります。少しでも「おかしい」と感じた時点で、すぐにこれらの情報を保全する習慣をつけましょう。これらの証拠が、後の相談や交渉を有利に進めるための強力な武器となります。
すぐに消費生活センターや警察に相談する
被害に遭ったかもしれないと感じたら、一人で悩まずに公的な相談窓口に連絡してください。どこに相談すればよいか迷った場合は、まず以下の窓口に電話しましょう。
消費者ホットライン「188」
「いやや!」と覚えてください。政府広報オンラインでも紹介されている通り、消費生活に関するトラブル全般について相談できる全国共通の窓口です。専門の相談員が、問題解決のためのアドバイスや、クーリング・オフの手続き支援、他の専門機関の紹介などを行ってくれます。契約上のトラブル解決に向けた具体的な助言が期待できます。
警察相談専用電話「#9110」
詐欺事件として刑事事件化(犯人の逮捕)を望む場合に相談する窓口です。「詐欺の疑いが強い」「脅迫的な言動をされている」など、犯罪性が高いと感じた場合はこちらに連絡しましょう。被害届の提出方法などについてアドバイスがもらえます。
これらの窓口は、同様の被害相談を数多く受けています。あなたのケースが詐欺にあたるのか、どういった対応が可能かについて、専門的な知見からアドバイスをもらえます。
弁護士や司法書士など法律の専門家に返金請求の相談をする
支払ってしまったお金の返金を具体的に求めていくには、法律の専門家の力が必要になるケースが多いです。弁護士や司法書士は、あなたの代理人として、相手業者との返金交渉や、必要であれば訴訟(裁判)などの法的手続きを行ってくれます。
特に、被害額が高額な場合や、相手が悪質で交渉に応じない場合は、専門家の介入が不可欠です。
相談する際は、事前に保全した証拠を持参し、これまでの経緯を時系列でまとめておくとスムーズです。費用はかかりますが、自分一人で交渉するよりもお金が戻ってくる可能性は格段に高まります。

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クーリング・オフ制度が利用できないか確認する
クーリング・オフとは、一度契約を申し込んだり、契約をしたりした後でも、一定の期間内であれば、無条件で契約を解除できる制度です。開業詐欺が該当しうる「業務提供誘引販売取引」の場合、法律で定められた書面を受け取った日から数えて20日以内であれば、クーリング・オフが可能です。
もし、業者から法律で定められた要件を満たす書面(契約内容やクーリング・オフについて記載されたもの)を受け取っていなかったり、書面の内容に不備があったりした場合は、20日が過ぎていてもクーリング・オフができる可能性があります。
クーリング・オフは、必ず書面(ハガキや内容証明郵便など)で行う必要があります。電話で伝えただけでは証拠が残らず、「聞いていない」と言われてしまう恐れがあります。手続きの方法が分からなければ、消費生活センターに相談すれば、書き方などを具体的に教えてもらえます。
クレジットカード会社や銀行に連絡する
支払い方法によっても、取るべき対応があります。
クレジットカードで支払った場合:
すぐにクレジットカード会社に連絡し、事情を説明して支払いの停止(抗弁の接続)を求めましょう。また、「チャージバック」という仕組みを利用して、カード会社から詐欺業者への支払いを中止し、返金を求めることができる場合があります。
銀行振込で支払った場合:
振り込め詐欺救済法に基づき、詐欺に利用された銀行口座を凍結し、その口座に残っている資金を被害者に分配する手続きを申請できる可能性があります。すぐに振込先の金融機関と警察に連絡してください。ただし、口座からすでにお金が引き出されている場合は、返金を受けるのが難しくなるため、一刻も早い行動が求められます。詐欺」が複合した悪質なケースです。