eMAG偽サイトの詐欺とは?返金請求方法や見分け方・出店勧誘の危険性を解説

eMAG偽サイトの詐欺とは?返金請求方法や出店勧誘の危険性を解説

「スマホ一つで簡単に稼げる」「未経験から月収100万円」。そんな魅力的な言葉に惹かれ、eMAGの開業に興味を持ったものの、「これって本当に安全なの?」「もしかして詐欺じゃないか?」と一歩踏み出せずにいませんか。

その直感は非常に重要です。残念ながら、ネットでの店舗開業の夢に付け込む悪質な詐欺は数多く存在し、多額の金銭をだまし取られる被害が後を絶ちません。

特にeMAGの名前を騙ったサイトは多く、偽サイトによる詐欺が多発しています。

この記事では、eMAGを悪用した詐欺について、その具体的な手口から、危険な業者を即座に見抜くためのチェックリスト、そして万が一被害に遭ってしまった場合の返金請求方法まで、網羅的に解説します。

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目次

eMAGとは?なぜ詐欺に悪用されるのか

eMAGとは?なぜ詐欺に悪用されるのか

eMAG偽サイトによる詐欺は、言葉巧みに被害者を誘導し、様々な名目で金銭をだまし取る犯罪です。特に、在庫を持たずに商品を販売できる仕組みが悪用されるケースが目立ちます。

詐欺師は、一見すると非常に魅力的なビジネスモデルを提示してきますが、その裏には巧妙に仕組まれた罠が隠されています。具体的には、以下のような手口で被害者を追い込んでいきます。

eMAGとは

eMAGのトップページ
URLhttps://marketplace.eAmag.ro
運営会社Dante International
所在地不明
ライセンス J2002000372404​
登録国・地域ルーマニア・ブカレスト
メールアドレス不明
電話番号不明
代表者名不明
eMAG(公式)の概要

eMAG(イーマグ)は、ルーマニアに本社を置く東欧最大級のECプラットフォームです。家電やファッション、日用品からデジタルサービスまで幅広い商品を取り扱っており、ルーマニア、ハンガリー、ブルガリアなどを中心に急成長してきました。日本で言えば「Amazon」や「楽天市場」に近い存在で、現地では非常に知名度が高く、数百万人のユーザーが利用しています。そのため、eMAGは信頼性の高い大手通販サイトとして知られています。

eMAGが詐欺に使われやすい理由

しかし、近年この「eMAG」の名前やロゴを悪用した偽サイトや詐欺勧誘が多発しています。背景には以下のような理由があります。

フィッシング詐欺の温床
クレジットカードや個人情報を盗み取る目的で、eMAGを装った偽メール・偽サイトが作られます。実際にはeMAGとは全く関係のないURLに誘導され、入力した情報を詐取される被害が報告されています。

知名度と信頼感の利用
東欧ではeMAGが「大手=安心」というイメージを持たれているため、詐欺業者がその名を借りることで、利用者に警戒心を抱かせにくくします。

越境ECブームに便乗
ヨーロッパ発の越境ECや国際配送に関心を持つユーザーが増えており、「eMAGを通じて安く輸入できる」といった甘い誘い文句が使われやすい状況にあります。

公式サイトの複雑さ
正規のeMAGはルーマニア語や英語で運営されており、日本人を含む海外ユーザーから見ると判別が難しい場合があります。詐欺業者はこれを逆手に取り、日本語風に偽装したサイトや勧誘ページを作成し、被害者を取り込みます。

よくある詐欺のパターン例

詐欺のパターン内容の説明特徴・見分け方
商品未発送型代金を支払っても商品が届かない連絡先がメールのみ/会社概要が曖昧/SNS更新なし
偽物販売型偽物や粗悪品を正規品として販売極端に安い価格/レビューが不自然/返品不可
フィッシング誘導型購入ページを装い個人情報を盗むURLが正規ブランドと似ている/ドメインに不審な語句
クレカ情報窃取型決済ページを通じてカード情報を抜き取る決済方法が限られる/SSL証明がない or 無効
高額請求・自動課金型小額購入後に勝手に継続課金される利用規約が不明/解約手続きの説明がない
返金拒否型初期は応対するが最終的に返金されないサポート対応が曖昧/所在地が海外で連絡困難

eMAGの出店勧誘による詐欺とは

eMAGの出店勧誘による詐欺とは

ネット出店にまつわる詐欺は、言葉巧みに被害者を誘導し、様々な名目で金銭をだまし取る犯罪です。特に、在庫を持たずに商品を販売できる仕組みが悪用されるケースが目立ちます。

「誰でも簡単に稼げる」「出店代行します」「初期費用無料」といった甘い言葉で出店希望者を誘い、高額なサポート料金や登録手数料をだまし取る手口です。特にSNSや広告、DMなどを通じて、「eMAG公式パートナー」を名乗る業者が接触してくることが多く、一見すると本物のように見える巧妙な演出がされている場合もあります。

詐欺師は、一見すると非常に魅力的なビジネスモデルを提示してきますが、その裏には巧妙に仕組まれた罠が隠されています。具体的には、以下のような手口で被害者を追い込んでいきます。

出店希望者を狙った詐欺(出店勧誘型)

手口内容
出店代行詐欺「初期費用無料で出店代行します」と勧誘し、後から高額なサポート費用を請求。
アカウント譲渡詐欺「すでにフォロワーの多い販売アカウントを譲ります」と言って金銭を受け取り、何も渡さずに音信不通。
コンサル詐欺「eMAGで月収100万円稼げる方法を教えます」と称し、情報商材や講座に誘導して高額課金させる。
偽サポート連絡「出店に不備がある」と偽ってメール・DMを送り、ログイン情報を盗みアカウントを乗っ取る。

eMAGを使ってネットショップを開設したいという初心者を狙った「ネットショップ運営詐欺」が増加しています。これは、SNS広告やLINE、YouTubeなどを通じて「無料で出店できます」「副業支援」「テンプレートを提供します」といった甘い言葉で勧誘し、最終的に高額な費用を請求する手口です。

たとえば、「出店支援」と称してテンプレート料・サポート料・集客代行費用などの名目で数十万円を要求されたり、継続的なコンサル契約を結ばされたりする事例が報告されています。さらに悪質な場合は、出店希望者の名義や情報を利用して、実態のない詐欺ショップを勝手に開設されるケースもあります。

詐欺業者は「出品から販売まで全て代行」「すでに成功しているアカウントを譲渡」などと言って信用させ、後に音信不通になるケースも報告されています。実際にはeMAGへの出店は公式サイトから自分で行うことが可能であり、第三者に高額な手数料を払う必要はありません。

eMAGの出店勧誘を名乗る詐欺は、「海外ECに出店して稼ぎたい」という心理を突いた悪質な手口です。実際のeMAGは公式サイトやアプリを通じてのみ出店受付を行っており、SNSや個別メッセージで直接勧誘してくることはありません。少しでも不審に思った場合は、必ず公式サイトで正規の情報を確認することが重要です。

このような詐欺に巻き込まれないためにも、「簡単に儲かる」「登録だけで利益が出る」といった誘い文句には十分注意し、必ず公式の情報源から確認することが重要です。

eMAGを使った他の詐欺のパターン

eMAGを使った他の詐欺のパターン

eMAGは東欧最大級のECモールとして知られる一方、その知名度と信頼感を悪用した詐欺も多発しています。以下は代表的なパターンです。

1. 偽サイトによるショッピング詐欺

eMAGのロゴやデザインを模倣した偽サイトを立ち上げ、「大幅割引」「期間限定セール」といった魅力的な文言でユーザーを誘導します。実際には商品が届かない、粗悪品が送られる、あるいはクレジットカード情報を抜き取られるケースが報告されています。

2. フィッシングメール・SMS

「注文確認」「配送トラッキング」などを装ったメールやSMSで、偽のリンクにアクセスさせる手口です。リンク先は公式eMAGサイトに似せて作られていますが、実際は個人情報やログイン情報を盗み取るためのフィッシングサイトです。

3. 出品者を装った詐欺

eMAGマーケットプレイスには第三者の出品者も参加できますが、これを悪用して「あり得ない低価格」で商品を掲載し、先払いを要求して消える出品者詐欺があります。特にスマートフォンや家電といった人気商品の詐欺が多く見られます。

4. 投資詐欺や副業詐欺への誘導

「eMAGの公式パートナー」「eMAGの代理店制度」などと偽り、ECサイト開設や投資を持ちかける詐欺も確認されています。高額な初期費用や保証金を支払わせた後、実際には公式とは無関係で、契約後に連絡が取れなくなる事例もあります。

5. 偽カスタマーサポート詐欺

「eMAGサポートセンター」を装って電話やチャットで接触し、「返金処理のため」「本人確認のため」と称してクレジットカード番号や銀行口座の情報を要求するケースもあります。

eMAGの名を使った詐欺の3つの分類

eMAGは東欧最大級の通販サイトとして信頼されている一方、その知名度を悪用した詐欺は大きく3つのタイプに分けられます。

1. 購入型(偽サイト・偽出品)

もっとも典型的なのが「偽ショッピングサイト」や「偽出品」による詐欺です。

  • eMAG公式に似せた偽サイトで割引商品を販売する
  • マーケットプレイスで出品者を装い、先払いを要求して商品を送らない
    といったケースが多発しています。ユーザーは「安く買える」と思い込んで被害に遭いやすく、特に人気の家電やスマートフォンで狙われやすいのが特徴です。

2. 情報詐取型(フィッシング・サポート偽装)

「配送通知」「注文確認」などを装ったメールやSMSで偽リンクに誘導し、ログイン情報やクレジットカード番号を盗み取るフィッシング詐欺があります。また「eMAGカスタマーサポート」を名乗り、返金や本人確認を口実に口座情報を聞き出す手口も確認されています。こうしたケースでは、被害者は金銭的損失だけでなく、個人情報が不正利用される二次被害のリスクも高まります。

3. 投資・副業型

近年増えているのが「eMAGの代理店制度」や「公式パートナー投資」を装った詐欺です。実在しない契約を持ちかけ、高額な保証金や加盟料を支払わせる手口が見られます。副業や投資を探している人がターゲットとなりやすく、契約後に連絡が取れなくなるケースが典型です。

eMAGの偽サイト一覧

eMAGの偽サイト一覧

以下は、eMAGを装った偽サイト(詐欺目的のフェイクドメイン)の代表例と特徴です。被害を防ぐためにも、URLや誘導手口には十分注意しましょう。

emagbuy.com

削除済みサイト
URLhttps://www.emagbuy.com
ドメイン名不明
レジストラ不明
登録日不明(WHOIS情報取得不可)
登録国・地域不明
登録者不明(匿名化/非公開)
emagbuy.comのwhois情報から抽出
emagbuy.comのwhois情報データ

Website Address Emagbuy.com
Last Analysis 4 seconds ago | Rescan
Detections Counts 0/39
Domain Registration Unknown
Domain Information WHOIS Lookup | DNS Records | Ping
IP Address Unknown
Reverse DNS Unknown
ASN Unknown
Server Location Unknown
Latitude\Longitude Unknown
City Unknown
Region Unknown

ドメインの信頼性に関して、ここから分かることは以下の通りです。

  • WHOIS情報が一切公開されていない
    • 企業サイトや正規ECサイトであれば、少なくともレジストラや登録国が表示されます。これらが不明な時点で信頼性はありません。
  • 「emagbuy」という名称の不自然さ
    • 「emag(e-magazine / e-commerce)」+「buy」を連想させ、ショッピング系サービスを装っている可能性が高いですが、実在のブランドと一致しません。詐欺サイトが好む「ありそうな名前」のパターンです。
  • セキュリティ検知はまだ0/39
    • 新規ドメインや短命サイトはセキュリティツールに検知されるまで時間差があるため、「未検知=安全」ではありません。むしろ立ち上げ直後である可能性があります。
  • サーバー情報が不明
    • 通常はホスティング事業者やIP情報が表示されますが、それすら不明。意図的に隠されている可能性があります。

emagbuy.com は、ECサイトやショッピングサービスを装った詐欺ドメインである可能性が極めて高いです。

  • 登録情報が一切不明
  • 実在ブランドとの関連性なし
  • 匿名性が異常に高い
  • 新規立ち上げの可能性

という危険サインが揃っています。

emagbuy.com はアクセスや利用を避けるべき危険ドメイン です。特に「格安商品」「限定セール」などを謳ってユーザーを誘い、クレジットカード情報や個人情報を盗む手口に悪用される可能性があります。

eMAGの詐欺や偽サイトを見分ける方法

eMAGの詐欺や偽サイトを見分ける方法
  • URLは marketplace.eAmag.roドメインか?
  • 販売者・レビューに 実在性があるか?
  • 外部リンク・LINE誘導がないか?

eMAGを安全に利用するには、詐欺サイトや偽ショップを見分ける力が不可欠です。見た目が洗練されたデザインや、整った商品ページ、レビュー欄が充実しているからといって、すべてが信頼できるわけではありません。最近では、テンプレートやAIツールを活用して本物そっくりの詐欺ショップが短期間で作られているため、利用者側のリテラシーが重要になっています。

まず確認すべきは、特定商取引法に基づく表示の有無とその内容です。会社名、所在地、連絡先、責任者名が明記されているか、Googleマップなどで実在性を調べるだけでも見抜ける詐欺があります。また、「極端に安い価格設定」「日本語の不自然な文体」「支払い方法が銀行振込のみ」といった特徴があれば、特に注意が必要です。

そのほか、URLに不審な単語が含まれていないか、通信がSSL(https)で保護されているかといった基本的な確認も欠かせません。被害を未然に防ぐには、衝動買いを控え、まず冷静に情報をチェックする習慣を持つことが大切です。

eMAG 詐欺チェックリスト
  • ドメインが 正式なもの以外⇒偽サイトの可能性大
  • コメント欄・DM・プロフィールなどから 外部URLへ誘導される⇒フィッシングに注意
  • URLが https:// で始まっていない or 鍵マークが出ていない⇒セキュリティに問題あり
  • ショップ名が曖昧・出店者情報が見つからない⇒実態不明で危険
  • レビューが少ない or ★5評価ばかりで不自然⇒偽レビューの可能性
  • 商品画像や説明が 転載っぽい⇒偽物販売の恐れ
  • 商品価格が 極端に安い⇒商品が届かない・偽物の可能性
  • 決済画面が外部サイト、または簡素⇒カード情報の抜き取りリスク
  • 支払い後に 連絡手段が不明⇒典型的な詐欺ショップ
  • 「eMAG副業」「出店代行」などと LINE登録を促される⇒情報商材詐欺の恐れ
  • eMAG公式を名乗るが 認証バッジがないなりすましの可能性

eMAGの詐欺の口コミや事例

eMAGの詐欺の口コミや事例

eMAGの詐欺の口コミや具体的な事例は、具体的に以下のような内容でした。

  • 紹介者もグルの可能性
  • 先に手数料・税金を払わせようとしてくる
  • 「デポジット・税金先払い」は詐欺の証拠
  • 甘い言葉で誘い込む「共同経営型」詐欺やロマンス詐欺も

これらはすべて詐欺業者がよく使う手口であり、偽サイトでは特に多く報告されているものです。

それぞれ順に見ていきましょう。

紹介者もグルの可能性

紹介者もグルだと思いますので注意してください

詐欺相談ジャパン

emagbuy.comは正規のショッピングサイト「emag」を装った偽サイトであり、信頼させるために紹介者が巧妙に関与しているケースが多く報告されています。紹介者自身も詐欺グループの一員である可能性が高く、「知人が勧めているから安心」と思って利用すると被害に直結します。正規の公式ドメインを必ず確認し、少しでも不審な点があればアクセスや送金を避けることが、被害を防ぐために不可欠です。

「デポジット・税金先払い」は詐欺の常套手口

emagbuy.comの取引は全て架空の取引である程度の取引があるとデポジットが必要だとか売り上げを出金するのに税金が必要だとか言われても払っては駄目です!

詐欺相談ジャパン

emagbuy.comで行われる取引はすべて架空であり、実際の売買は存在しません。一定の取引をすると「デポジットが必要」「出金には税金を払う必要がある」と要求されますが、これは典型的な出金詐欺の流れです。正規のサービスでは税金や手数料は売上や残高から自動的に差し引かれるため、事前送金を求められる時点で詐欺と断定できます。こうした要求に応じると被害が拡大するだけなので、絶対に払ってはいけません。

eMAG詐欺の被害に遭った場合の返金請求方法や相談先

eMAG詐欺の被害に遭った場合の返金請求方法や相談先

「もしかしたら、もう詐欺に遭ってしまったかもしれない…」と気づいた時、パニックになり、どうしていいか分からなくなるかもしれません。しかし、諦めてはいけません。被害を回復し、拡大を防ぐために、迅速かつ冷静に行動することが何よりも重要です。

被害に気づいた場合に取るべき行動は、以下の通りです。

  • まずは証拠を保全し、これまでのやり取りを全て記録する
  • すぐに消費生活センターや警察に相談する
  • 弁護士や司法書士など法律の専門家を頼る
  • クーリング・オフ制度が利用できないか確認する
  • クレジットカード会社や銀行に連絡する

一人で抱え込まず、これらの窓口にためらわずに助けを求めてください。行動が早ければ早いほど、お金が戻ってくる可能性は高まります。

まずは証拠を保全し、これまでのやり取りを全て記録する

被害の相談や返金交渉、法的手続きを進める上で、客観的な「証拠」が最も重要になります。相手との連絡が取れるうちに、以下のものを全て保存・記録してください。

  • 契約書、申込書、パンフレットなど
  • 相手のウェブサイトや広告のスクリーンショット
  • メールやLINE、SNSのダイレクトメッセージのやり取り
  • 通話の録音データ(可能な場合)
  • お金を振り込んだ際の利用明細や振込記録

相手に詐欺だと気づかれた途端、ウェブサイトが閉鎖されたり、SNSアカウントが削除されたりして、証拠が消えてしまう可能性があります。少しでも「おかしい」と感じた時点で、すぐにこれらの情報を保全する習慣をつけましょう。これらの証拠が、後の相談や交渉を有利に進めるための強力な武器となります。

すぐに消費生活センターや警察に相談する

被害に遭ったかもしれないと感じたら、一人で悩まずに公的な相談窓口に連絡してください。どこに相談すればよいか迷った場合は、まず以下の窓口に電話しましょう。

消費者ホットライン「188」

「いやや!」と覚えてください。政府広報オンラインでも紹介されている通り、消費生活に関するトラブル全般について相談できる全国共通の窓口です。専門の相談員が、問題解決のためのアドバイスや、クーリング・オフの手続き支援、他の専門機関の紹介などを行ってくれます。契約上のトラブル解決に向けた具体的な助言が期待できます。

警察相談専用電話「#9110」

詐欺事件として刑事事件化(犯人の逮捕)を望む場合に相談する窓口です。「詐欺の疑いが強い」「脅迫的な言動をされている」など、犯罪性が高いと感じた場合はこちらに連絡しましょう。被害届の提出方法などについてアドバイスがもらえます。

これらの窓口は、同様の被害相談を数多く受けています。あなたのケースが詐欺にあたるのか、どういった対応が可能かについて、専門的な知見からアドバイスをもらえます。

弁護士や司法書士など法律の専門家に返金請求の相談をする

支払ってしまったお金の返金を具体的に求めていくには、法律の専門家の力が必要になるケースが多いです。弁護士や司法書士は、あなたの代理人として、相手業者との返金交渉や、必要であれば訴訟(裁判)などの法的手続きを行ってくれます。

特に、被害額が高額な場合や、相手が悪質で交渉に応じない場合は、専門家の介入が不可欠です。

相談する際は、事前に保全した証拠を持参し、これまでの経緯を時系列でまとめておくとスムーズです。費用はかかりますが、自分一人で交渉するよりもお金が戻ってくる可能性は格段に高まります。

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クーリング・オフ制度が利用できないか確認する

クーリング・オフとは、一度契約を申し込んだり、契約をしたりした後でも、一定の期間内であれば、無条件で契約を解除できる制度です。開業詐欺が該当しうる「業務提供誘引販売取引」の場合、法律で定められた書面を受け取った日から数えて20日以内であれば、クーリング・オフが可能です。

もし、業者から法律で定められた要件を満たす書面(契約内容やクーリング・オフについて記載されたもの)を受け取っていなかったり、書面の内容に不備があったりした場合は、20日が過ぎていてもクーリング・オフができる可能性があります。

クーリング・オフは、必ず書面(ハガキや内容証明郵便など)で行う必要があります。電話で伝えただけでは証拠が残らず、「聞いていない」と言われてしまう恐れがあります。手続きの方法が分からなければ、消費生活センターに相談すれば、書き方などを具体的に教えてもらえます。

クレジットカード会社や銀行に連絡する

支払い方法によっても、取るべき対応があります。

クレジットカードで支払った場合:
すぐにクレジットカード会社に連絡し、事情を説明して支払いの停止(抗弁の接続)を求めましょう。また、「チャージバック」という仕組みを利用して、カード会社から詐欺業者への支払いを中止し、返金を求めることができる場合があります。

銀行振込で支払った場合:
振り込め詐欺救済法に基づき、詐欺に利用された銀行口座を凍結し、その口座に残っている資金を被害者に分配する手続きを申請できる可能性があります。すぐに振込先の金融機関と警察に連絡してください。ただし、口座からすでにお金が引き出されている場合は、返金を受けるのが難しくなるため、一刻も早い行動が求められます。詐欺」が複合した悪質なケースです。

運営法人

弁護士法人FDR法律事務所は、詐欺被害の返金請求業務などを扱う法律事務所。代表弁護士は渡辺征二郎(登録番号16876、第一東京弁護士会所属)。投資詐欺事案においては過去3冊の書籍を出版している。

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