「インスタで知らないアカウントから儲け話のDMが来たけど、これって詐欺?」
「ブランド品が激安で売られているけど、本当に本物?」
「詐欺に遭ってしまったかもしれない…お金は取り戻せるの?」
Instagramの利用中に、このような不安や疑問を感じたことはありませんか。手軽に情報収集や交流ができる便利なSNSですが、その裏では詐欺師たちが巧みな手口で利用者を狙っています。実際に、デジタル庁もSNS型投資詐欺やロマンス詐欺の急増について注意喚起を行っており、その被害は深刻な社会問題となっています。
この記事では、弁護士法人の視点から、Instagramで横行する詐欺について徹底的に解説します。
- インスタ詐欺の代表的な手口と特徴
- 詐欺アカウントや危険なDMの見分け方
- 被害を未然に防ぐための具体的な予防策
- 万が一被害に遭った場合の初動対応と相談窓口
- 支払ってしまったお金を取り戻すための返金方法
この記事を最後まで読めば、インスタ詐欺の危険性から身を守るための知識が身につき、万が一の時も冷静に対処できるようになります。もしすでにお困りの方は、具体的な解決策を見つける手助けとなるはずです。

\ 返金請求の可能性をお伝えします! /
※LINEで簡単にご相談いただけます
インスタ詐欺の代表的な手口と特徴

Instagramで多発している詐欺には、様々な手口が存在します。手口を知ることは、被害を防ぐための第一歩です。代表的な手口は以下の通りです。
- フィッシング詐欺:偽のログイン画面や警告メールでパスワードなどを盗み取ります。
- ネットショッピング詐欺:偽の通販サイトで代金をだまし取ります。
- ロマンス詐欺:恋愛感情を利用して金銭を要求します。
- 投資詐欺:有名人になりすまし、「必ず儲かる」といった話で投資させます。
- 副業詐欺:「スマホで簡単作業」などと謳い、高額な登録料などを請求します。
- スポンサー詐欺:企業の協賛依頼を装い、金銭をだまし取ります。
- 認証バッジ詐欺:公式マークの取得を代行すると偽り、手数料を請求します。
これらの手口は単独で行われることもあれば、複数が組み合わさることもあります。以下でそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
フィッシング詐欺(偽ログイン・偽メール)
フィッシング詐欺は、Instagramの公式運営を装って偽のメッセージを送りつけ、アカウントのログイン情報(ユーザーネーム、パスワード)や個人情報を盗み出す手口です。盗まれた情報は、アカウントの乗っ取りや不正利用、他の詐欺行為への悪用などに使われます。
よくあるのが、「アカウントに不審なアクティビティが検出されました」「セキュリティ強化のため、本人確認が必要です」といった内容のDMやメールです。本文中のリンクをクリックすると、本物そっくりの偽ログインページに誘導され、情報を入力してしまうと詐欺師の手に渡ってしまいます。
公式からの通知かどうかは、必ずInstagramアプリ内の「設定とプライバシー」→「アカウントセンター」→「パスワードとセキュリティ」→「Instagramからのメール」で確認できます。ここに記載のない通知はすべて偽物だと判断してください。
ネットショッピング詐欺(偽通販サイト)
ネットショッピング詐欺は、人気ブランド品や入手困難な商品を大幅な割引価格で販売すると偽り、代金をだまし取る手口です。Instagramの広告や投稿から、巧妙に作られた偽の通販サイトに誘導されます。
代金を支払っても「商品が届かない」「全く違う粗悪な偽物が届いた」といった被害が後を絶ちません。特に、支払い方法が銀行振込(前払い)しか選択できないサイトは非常に危険です。会社概要の記載がなかったり、日本語の表現が不自然だったりする場合も注意が必要です。
購入前には、サイトのURLや会社情報を必ず確認し、少しでも怪しいと感じたら利用を避けるべきです。消費者庁も「偽サイト」に関する注意喚起を行っており、特定商取引法に基づく表記が適切に行われているかも、信頼できるサイトかどうかの判断基準になります。
ロマンス詐欺・マッチング詐欺
ロマンス詐欺は、恋愛感情や親近感を巧みに利用して相手を信用させ、最終的に金銭をだまし取る悪質な手口です。詐欺師は、海外在住の軍人や医師、実業家など、魅力的で社会的地位の高い人物になりすますことが多く、「国際ロマンス詐欺」とも呼ばれます。
長期間にわたってDMで親密なやり取りを続け、「あなたに会うための渡航費が足りない」「事業でトラブルが起きたので一時的にお金を貸してほしい」など、様々な口実で送金を要求してきます。一度送金してしまうと、要求はエスカレートし、最終的に連絡が取れなくなるケースがほとんどです。
警察庁もSNS型ロマンス詐欺について警告している通り、急に結婚をほのめかしてきたり、具体的な理由をつけて金銭を要求してきたりした場合は、詐欺の可能性を強く疑い、すぐに関係を断つことが重要です。
投資詐欺(儲け話・有名人なりすまし)
投資詐欺は、「元本保証」「必ず儲かる」「あなただけの特別な情報」といった甘い言葉で、実態のない投資話に勧誘する手口です。近年では、著名な実業家や投資家の名前や写真を無断で使用し、本人になりすましてDMを送ってくるケースが急増しています。
最初は少額の投資で利益が出たように見せかけ、信用させた後で高額な追加投資を要求するのが典型的なパターンです。指定された口座に振り込んだり、偽の投資アプリに入金したりすると、出金できなくなり、最終的に詐欺師と連絡が取れなくなります。
金融庁の免許・許可・登録等を受けている業者一覧に登録されていない無登録業者との取引は絶対に行わないでください。警察庁のウェブサイトでも注意喚起されているように、有名人本人から直接投資の勧誘が来ることはあり得ないと考え、冷静に判断することが求められます。
副業詐欺(高額報酬を装う勧誘)
副業詐欺は、「スマホをタップするだけで月収50万円」「簡単なアンケートに答えるだけで高収入」など、誰でも簡単に稼げるかのように見せかけて勧誘する手口です。
興味を持って連絡すると、「仕事を始めるには登録料が必要」「高収入を得るためのマニュアル購入が必須」などと称して、次々にお金を要求されます。お金を支払っても、約束された仕事は紹介されず、まともな収益を得ることはできません。消費者庁も「いいね!」を押すだけの副業(タスク型詐欺)について注意喚起を行っています。
また、最初に個人情報を登録させた後、それを悪用して別の詐欺に誘導される二次被害のリスクもあります。「楽して稼げる仕事はない」という基本を忘れず、うますぎる話には裏があると疑うことが大切です。安易に連絡先を教えたり、金銭を支払ったりしないようにしてください。
スポンサー詐欺(協賛依頼を装った金銭要求)
スポンサー詐欺は、主にインフルエンサーやクリエイターをターゲットにした手口です。有名企業やブランドの「公式スポンサー」「アンバサダー」に選ばれたと偽り、協賛や商品提供を申し出るDMを送ってきます。
話を信じてやり取りを進めると、「登録料」「保証金」「商品の送料」などの名目で金銭を要求されます。また、偽の契約書にサインさせられたり、個人情報を抜き取られたりするケースもあります。
本当に企業からのオファーであれば、企業の公式サイトに記載されている連絡先から正式なメールで連絡が来るのが一般的です。個人のアカウントからDMで突然スポンサーの話が来ることは極めて稀であり、詐欺の可能性が高いと考えるべきです。企業の公式サイトでキャンペーンの事実確認をするなど、慎重な対応が求められます。
認証バッジ詐欺(公式マーク取得代行を装う)
認証バッジ詐欺は、Instagramの「認証バッジ(公式マーク)」の取得を代行すると持ちかけ、手数料をだまし取る手口です。「内部関係者とのコネがある」「簡単な審査で確実に取得できる」などと謳い、利用者の承認欲求を巧みに刺激します。
Instagramの認証バッジは、著名人や有名ブランドなど、特定の条件を満たした場合にInstagram社が公式に付与するものであり、金銭を支払って取得できるものではありません。申請はアプリ内から誰でも無料で行えますが、審査基準は公開されておらず、非常に厳しいとされています。
「お金を払えば認証バッジが手に入る」という話はすべて詐欺です。手数料を支払ってもバッジが取得できることはなく、お金をだまし取られるだけです。絶対に信じないようにしてください。
インスタ詐欺アカウントやDMの見分け方

詐欺被害に遭わないためには、相手が詐欺師かどうかを早期に見抜くことが重要です。詐欺アカウントやDMには、共通するいくつかの不審な点があります。
- プロフィールや投稿内容:札束や高級品の写真、不自然なフォロワー数など、怪しい特徴が見られます。
- DMやメッセージ:「あなただけ」といった特別感を煽るフレーズや、外部サイトへの誘導が目立ちます。
- 公式からの通知の確認:本物の通知かどうかは、アプリ内の設定から必ず確認できます。
これらの見分け方を事前に知っておくことで、リスクを大幅に減らすことができます。
プロフィールや投稿内容に現れる不自然な特徴
詐欺師のアカウントには、一見して怪しいと感じる特徴がいくつかあります。プロフィールや投稿内容を注意深くチェックすることで、詐欺の可能性を判断できます。
- 札束や高級品の写真ばかり投稿している
「こんなに儲かっている」とアピールするため、現金や高級腕時計、ブランド品、高級車の写真などを頻繁に投稿しているアカウントは、投資詐欺や副業詐欺の典型です。 - フォロワー数や投稿履歴が極端に少ない/不自然
アカウントが作られたばかりで投稿数が少ない、またはフォロワー数が極端に多いのに「いいね」やコメントがほとんどない場合は、フォロワーを購入している可能性があります。 - 外部リンクやアプリへの誘導が多い
プロフィール欄のURLや各投稿で、LINEの友だち追加や外部のウェブサイト、不審なアプリのダウンロードへとしきりに誘導してくる場合は注意が必要です。フィッシングサイトや別の詐欺に繋がる危険性があります。
これらの特徴が複数当てはまるアカウントは、詐欺の可能性が非常に高いと言えます。安易にフォローしたり、DMに返信したりしないようにしましょう。
DMやメッセージに共通する怪しいフレーズ
詐欺師が送ってくるDMやメッセージには、受信者を巧みに操るための常套句がよく使われます。以下のようなフレーズが含まれていたら、詐欺を疑ってください。
- 緊急性や限定性を煽る言葉:「今すぐ対応しないとアカウントが凍結されます」「あなただけに特別な情報です」「本日限定価格」など、冷静な判断をさせないように焦らせる言葉は危険信号です。
- 個人情報やパスワードの要求:Instagramの運営がDMでパスワードを聞き出すことは絶対にありません。「本人確認のため」などと理由をつけても、パスワードやクレジットカード情報、電話番号などを要求されたら100%詐欺です。
- 不自然な日本語:海外の詐欺グループが翻訳ツールを使っている場合、不自然な敬語や誤字脱字、おかしな言い回しが目立ちます。
- 高圧的な態度や過度な同情:こちらの疑問に答えず高圧的な態度を取ったり、逆に過剰に同情してきたりするなど、感情を揺さぶろうとするメッセージも詐欺師の特徴です。
これらのフレーズに惑わされず、冷静に対応することが重要です。
インスタからのメール・電話の正規確認方法
「Instagramの運営から連絡が来た」という場合、それが本物かどうかを確認する公式な方法があります。この手順を知っておけば、なりすまし詐欺に騙されるリスクを大幅に減らせます。
まず、Instagramが電話で利用者に連絡することは一切ありません。「インスタの者ですが」と電話がかかってきたら、それは間違いなく詐欺です。
次に、メールやアプリ内通知の確認方法です。本物のInstagramからのセキュリティ関連メールやログインに関するメールは、過去2週間分がアプリ内に記録されています。以下の手順で確認できます。
- プロフィール画面右上のメニュー(三本線)をタップ
- 「設定とプライバシー」を選択
- 「アカウントセンター」を選択
- 「パスワードとセキュリティ」内の「Instagramからのメール」を選択
ここに表示されていないメールは、すべて偽物(フィッシングメール)です。DMで公式を名乗る連絡が来ることもありません。必ずこの正規の方法で確認する癖をつけましょう。
インスタ詐欺被害を防ぐための予防策

インスタ詐欺の被害に遭わないためには、日頃から自衛意識を持つことが何よりも大切です。少しの注意で、多くの詐欺被害は未然に防ぐことができます。
- 怪しいDMやフォローは安易に反応せず、無視・ブロックする。
- パスワードやSMS認証コードなどの個人情報は絶対に他人に教えない。
- 送られてきたリンクは直接開かず、公式サイトを検索して確認する。
- 2段階認証を設定するなど、アカウントのセキュリティを強化する。
これらの基本的な対策を徹底するだけで、アカウントの乗っ取りや個人情報の漏洩といったリスクを大幅に低減できます。
怪しいDMやフォローは無視・ブロック
知らないアカウントからの怪しいDMやフォローは、詐欺の入り口であることが非常に多いです。特に、有名人になりすましたアカウントや、投資・副業の勧誘、プレゼント当選を謳うメッセージは典型的な手口です。
少しでも「怪しい」「おかしい」と感じたら、返信したりリンクをクリックしたりせず、すぐに無視しましょう。一番確実なのは、そのアカウントをブロックし、可能であればInstagramに「スパム」または「詐欺」として報告することです。
相手に反応してしまうと、「このアカウントは騙しやすい」と認識され、さらに執拗なアプローチを受ける可能性があります。毅然とした態度で無視・ブロックすることが、最も簡単で効果的な自衛策です。
個人情報や認証コードは絶対に渡さない
いかなる理由があっても、他人に個人情報を渡してはいけません。特に、以下の情報は詐欺に悪用されるリスクが非常に高いため、厳重に管理してください。
- ログインパスワード:アカウント乗っ取りの直接的な原因になります。
- SMS認証コード:2段階認証を突破するために使われます。
- クレジットカード情報:不正利用の被害に遭います。
- 銀行の口座番号や暗証番号:預金を不正に引き出される危険があります。
- 本人確認書類の写真(運転免許証など):別の犯罪に悪用される可能性があります。
Instagramの運営や企業が、DMやメールでこれらの情報を直接尋ねることは絶対にありません。「本人確認のため」「手続きに必要」など、もっともらしい理由をつけられても、絶対に教えないでください。
送られてきたリンクは直接開かず公式から確認
DMやメールで送られてくるリンクには、個人情報を盗むためのフィッシングサイトや、ウイルスを仕込んだ不正なサイトへのURLが紛れ込んでいる可能性があります。
「セール情報」「重要なお知らせ」など、気になる内容であっても、送られてきたリンクを安易にクリックするのは非常に危険です。もしその情報が本当かどうか確認したい場合は、リンクを直接開くのではなく、Googleなどの検索エンジンで公式サイトを自分で検索し、そこからアクセスするようにしてください。
この一手間をかけるだけで、フィッシング詐欺の被害に遭うリスクを劇的に減らすことができます。特にログインや個人情報の入力を求められた場合は、URLが公式サイトのものであることを必ず確認しましょう。
2段階認証や非公開設定などのセキュリティ強化
自分のアカウントを守るために、Instagramが提供しているセキュリティ機能を最大限に活用しましょう。特に「2段階認証」は、不正ログインを防ぐために非常に効果的な設定です。
2段階認証を設定すると、パスワードに加えて、スマートフォンに送られてくるセキュリティコードの入力が必要になります。万が一パスワードが漏洩しても、第三者が不正にログインすることを防ぐことができます。設定はアプリの「設定とプライバシー」→「アカウントセンター」→「パスワードとセキュリティ」から簡単に行えます。
また、不特定多数からの接触を避けたい場合は、アカウントを「非公開」に設定するのも有効です。非公開アカウントにすると、自分が承認したフォロワーしか投稿を見ることができなくなり、知らないアカウントからのDMも「メッセージリクエスト」として振り分けられるため、詐欺師との接点を減らすことができます。
インスタで詐欺にあった場合の初動対応

「もしかして詐欺に遭ったかもしれない」と気づいた時、パニックにならず冷静に行動することが被害の拡大を防ぐ鍵となります。やるべきことは明確です。迅速な初動対応が、お金を取り戻す可能性にも繋がります。
- 証拠を確保する:相手とのやり取りや送金記録をすべて保存します。
- パスワードを変更し、アカウントを通報する:二次被害を防ぎます。
- 金融機関に連絡する:送金の停止やカードの利用停止を依頼します。
- 警察や消費生活センターに相談する:公的機関に被害を届け出ます。
- 弁護士に相談する:法的な手続きや返金交渉を検討します。
これらの対応を、可能な限り迅速に行うことが重要です。
証拠を確保する(スクリーンショット・送金記録)
被害に遭ったと気づいたら、まず最初に行うべきは証拠の確保です。詐欺師は、自身の犯行の痕跡を消すために、アカウントを削除したり、メッセージの送信を取り消したりすることがあります。そうなる前に、すべての証拠を保全してください。
- 相手のプロフィール画面:ユーザーネームや投稿内容がわかるように撮影します。
- DMやメッセージのやり取り:最初から最後までの全履歴をスクリーンショットで保存します。
- 相手から指定された振込先口座の情報
- 送金したことがわかる記録:銀行の振込明細、クレジットカードの利用明細など。
- 詐欺サイトのURLや画面
これらの証拠は、後に警察や弁護士に相談する際に、被害の事実を証明するための極めて重要な資料となります。焦らず、確実に保存してください。
パスワード変更と詐欺アカウント通報
フィッシング詐欺などでログイン情報を渡してしまった場合は、アカウントが乗っ取られる危険があります。すぐにパスワードを変更し、二次被害を防ぎましょう。パスワードは、他のサービスで使っているものとは異なる、推測されにくい複雑なものに設定してください。
同時に、詐欺師のアカウントをInstagramに報告することも重要です。相手のプロフィール画面やメッセージから「報告」を選択し、「詐欺または不正行為」などの適切な理由を選んで通報してください。これにより、Instagram側がアカウントを調査し、凍結などの措置を取る可能性があります。
他の利用者が同じ被害に遭うのを防ぐためにも、通報は必ず行いましょう。
金融機関への連絡と支払い停止の依頼
金銭的な被害が発生した場合は、直ちに利用した金融機関に連絡してください。対応が早ければ早いほど、被害を最小限に食い止められる可能性があります。
- クレジットカードで支払った場合:カード会社に連絡し、不正利用の可能性があることを伝えてカードの利用を停止してもらいます。また、「チャージバック」という制度を利用して支払いの取り消しを求められる場合があります。
- 銀行振込で支払った場合:振込先の金融機関ではなく、まず自分が利用した金融機関に連絡し、組戻し(送金のキャンセル)が可能か相談します。ただし、相手の口座に着金済みの場合は組戻しは困難です。その場合でも、警察への相談と並行して、「振り込め詐欺救済法」に基づく口座凍結と被害金の分配を求める手続きについて案内してもらいましょう。
一刻も早い連絡が、お金を取り戻す可能性を高めます。
警察や消費生活センターへの相談
詐欺は犯罪です。被害に遭ったら、必ず警察に相談してください。どこに相談すればよいか分からない場合は、警察相談専用電話「#9110」に電話すると、状況に応じたアドバイスや最寄りの警察署を案内してくれます。相談の際は、確保した証拠を持参すると話がスムーズに進みます。
また、ネットショッピング詐欺や副業詐欺など、事業者との契約トラブルに関する相談は、消費者ホットライン「188」が窓口となります。専門の相談員が、今後の対応について具体的な助言をしてくれます。
これらの公的な機関に相談することは、被害回復だけでなく、同様の詐欺犯罪の情報を集約し、新たな被害を防ぐためにも非常に重要です。
弁護士への相談と返金交渉の可能性
警察や消費生活センターへの相談と並行して、弁護士への相談も有効な選択肢です。特に、被害額が大きい場合や、自力での返金交渉が難しいと感じる場合には、法律の専門家である弁護士の力が大きな助けとなります。
弁護士に依頼するメリットは以下の通りです。
- 法的な観点から最適な解決策を提案してくれる。
- 相手方との返金交渉を代理で行ってくれる。
- 口座凍結や訴訟など、法的な手続きを迅速に進めることができる。
多くの法律事務所では、初回無料相談を実施しています。まずは無料相談を利用して、返金の可能性があるのか、弁護士に依頼した場合の費用はどのくらいかなどを確認してみることをお勧めします。一人で抱え込まず、専門家の知見を借りることが、問題解決への近道です。

\ 返金請求の可能性をお伝えします! /
※LINEで簡単にご相談いただけます
インスタ詐欺の返金可能性と対応方法

支払ってしまったお金を取り戻すことは簡単ではありませんが、決済方法によっては返金の可能性があります。諦めずに、迅速に行動することが重要です。
- 銀行振込:「振り込め詐欺救済法」に基づく手続きを検討します。
- クレジットカード:「チャージバック」を申請できる可能性があります。
- 電子マネー・暗号資産:返金は極めて困難ですが、まずは運営事業者に連絡します。
それぞれの方法について、具体的な手順と注意点を解説します。
銀行振込の場合の対応手順
銀行振込で代金を支払ってしまった場合、まず「組戻し」の手続きを試みます。これは、振込元の銀行に依頼して送金を取り消してもらう手続きですが、相手の口座に着金後は相手の同意がない限り成立しません。詐欺師が同意するはずはないため、現実的には困難です。
そこで重要になるのが、「振り込め詐欺救済法」です。この法律に基づき、警察や弁護士を通じて金融機関に届け出ることで、詐欺に使われた口座を凍結させることができます。
口座が凍結され、他にも被害者がいる場合は、口座残高から被害額に応じて金銭が分配される可能性があります。ただし、犯人がすでにお金を引き出している場合は、口座に残高がなく返金されないこともあります。少しでも返金の可能性を高めるため、被害に気づいたらすぐに警察と金融機関に連絡することが不可欠です。
クレジットカード決済の場合のチャージバック申請
クレジットカードで支払いをした場合は、銀行振込よりも返金の可能性が高いと言えます。これは「チャージバック」という仕組みがあるためです。
チャージバックとは、利用者が「商品が届かない」「不正利用された」などの理由で支払いに同意できない場合に、カード会社が調査の上、売上を取り消して返金してくれる制度です。
被害に気づいたら、すぐにクレジットカード会社に連絡し、詐欺被害に遭ったこととチャージバックを申請したい旨を伝えてください。申請には、詐欺師とのやり取りの記録や、商品が届かないことの証明などが必要になる場合があります。調査には時間がかかりますが、正当な理由が認められれば、支払った代金が戻ってくる可能性があります。
電子マネー・暗号資産送金の場合の注意点
コンビニで購入できるギフトカード(電子マネー)や、暗号資産(仮想通貨)で支払いをしてしまった場合、残念ながら返金は極めて困難です。
これらの決済方法は匿名性が高く、一度送金してしまうと相手を特定したり、送金を取り消したりすることが非常に難しいためです。詐欺師は、追跡が困難なこれらの方法を好んで利用します。
もしこれらの方法で支払ってしまった場合でも、諦めずに警察に被害届を提出し、利用した電子マネーや暗号資産交換業者の運営事業者に被害を報告してください。返金に繋がる可能性は低いですが、捜査の過程で犯人が検挙され、被害弁償が行われるケースもゼロではありません。
インスタ詐欺に遭った際の相談窓口一覧

インスタ詐欺の被害に遭った時、一人で悩みを抱え込む必要はありません。専門知識を持つ公的な相談窓口が、あなたの力になってくれます。どこに連絡すればよいか、それぞれの役割を理解しておきましょう。
警察(#9110)
詐欺は刑法上の犯罪行為です。金銭的な被害が発生した場合は、速やかに警察に相談してください。緊急の事件・事故ではない相談事については、警察相談専用電話「#9110」に電話します。ここから最寄りの警察署の担当部署に繋いでもらえ、今後の手続きについてアドバイスを受けられます。被害届を提出する際は、集めた証拠を持参してください。
消費生活センター(188)
ネットショッピング詐欺や副業詐欺など、事業者との間で発生した契約トラブルについては、消費者ホットライン「188(いやや!)」が相談窓口となります。専門の相談員が、事業者の問題点や今後の交渉方法、他の適切な相談窓口について無料で助言してくれます。どこに相談して良いか分からない場合の最初のステップとしても有効です。
弁護士
被害額の回収を本格的に目指す場合、弁護士への相談が最も直接的な解決策となり得ます。弁護士は、あなたの代理人として、詐欺師(またはその口座名義人)との交渉や、口座凍結、訴訟といった法的な手続きをすべて行ってくれます。自力での対応に限界を感じた場合や、被害額が大きい場合は、日本司法支援センター(法テラス)などの機関も利用しつつ、法律の専門家である弁護士を頼ることを強くお勧めします。

\ 返金請求の可能性をお伝えします! /
※LINEで簡単にご相談いただけます
インスタ詐欺の返金相談は弁護士法人FDR法律事務所へ

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。 インスタ詐欺の手口は年々巧妙化しており、誰もが被害者になる可能性があります。もしあなたが詐欺被害に遭い、返金を求めたいとお考えなら、どうか一人で抱え込まないでください。
私たち弁護士法人FDR法律事務所は、ネット詐欺や投資詐欺などの消費者問題に注力し、数多くの被害回復実績がございます。
- 被害金の回収に向けた迅速な対応
- 豊富な経験に基づく最適な解決策のご提案
- 全国対応・オンラインでのご相談も可能
「弁護士に相談するのは敷居が高い」と感じるかもしれません。しかし、迅速な行動が、あなたの大切な財産を取り戻す可能性を高めます。当事務所では、被害に遭われた方が少しでも早く平穏な生活を取り戻せるよう、親身にサポートいたします。
初回相談は無料です。まずはお気軽にご状況をお聞かせください。

\ 返金請求の可能性をお伝えします! /
※LINEで簡単にご相談いただけます