「YouTubeを見ていたら、経済評論家の三橋貴明さんが『絶対に儲かる』と推奨する投資広告が出てきた」
「LINEに登録してみたけれど、何だか話がうますぎて怪しい……」
このような不安を抱いて、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。 結論から申し上げますと、現在YouTubeなどで流れている三橋貴明氏を語る投資広告やAI動画は、本人とは無関係の詐欺です。
この記事では、三橋貴明氏の名前を騙る詐欺広告の手口や、偽物を見抜くための具体的なチェックポイント、そして万が一被害に遭ってしまった場合の法的な対処法について、専門的な視点から徹底解説します。
正しい情報を知り、冷静に対処することで、詐欺被害を未然に防ぐ、あるいは被害回復への一歩を踏み出すことができます。
もし、すでに金銭を振り込んでしまい「取り戻せるか不安だ」という状況であれば、一刻も早く専門家への相談が必要です。時間は待ってくれません。まずはこの記事で現状を把握し、次のアクションを起こしましょう。

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三橋貴明は詐欺?本人の関与とネット上の誤解をまず整理

インターネット上で「三橋貴明 詐欺」というキーワードが散見されるため、三橋氏本人が何か不正に関わっているのではないかと疑念を抱く方もいるかもしれません。しかし、これは全くの誤解であり、事実は大きく異なります。
まず理解すべきは、「詐欺を行っている犯罪グループ」と「勝手に名前を使われている被害者である三橋貴明氏」という構図です。
ここでは、なぜこのような誤解が生まれているのか、その背景と事実関係を以下で整理します。
- 三橋貴明氏本人が詐欺行為をしている事実は確認されていない
- YouTube広告に出る三橋貴明氏のAI動画はほぼ全てなりすまし詐欺
- 検索で「三橋貴明 詐欺」と出る理由は、詐欺グループが名前を悪用しているためである
三橋貴明氏本人が詐欺行為をしている事実は確認されていない
経世論研究所の所長を務め、経済評論家として活動する三橋貴明氏が、投資詐欺や違法な勧誘を行っているという事実は一切確認されていません。
三橋氏は、長年にわたり日本の経済政策や財政問題について論じる活動を行っており、書籍の執筆や講演、公式YouTubeチャンネルでの発信を主軸としています。
彼の主張に対して賛否両論があるのは言論活動として当然ですが、それはあくまで経済理論上の議論です。「お金を騙し取る」といった犯罪行為とは全く次元が異なります。
ネット上の掲示板やSNSの一部で批判的な意見が見られることもありますが、それらは詐欺行為を告発するものではなく、政治的・経済的なスタンスに対する意見の相違がほとんどです。
したがって、法的な意味で彼を「詐欺師」と呼ぶ根拠は存在しません。
YouTube広告に出る三橋貴明氏のAI動画はほぼ全てなりすまし詐欺
現在、YouTubeやSNS(Facebook、Instagramなど)で流れている「三橋貴明氏が特定の銘柄を推奨する動画広告」や「LINEグループへの勧誘広告」は、ほぼ例外なく第三者によるなりすまし詐欺です。
これらの広告では、本人の過去の映像を無断で使用したり、AI技術(ディープフェイク)を用いて、実際には言っていない言葉を喋らせたりしています。「確実に儲かる」「私が推奨するこの銘柄を買えば資産が倍になる」といった甘い言葉で巧みに誘導しますが、三橋氏本人はこのような個別銘柄の推奨や勧誘を行っていません。
三橋氏のコンテンツを管理する株式会社経営科学出版も、「当社を騙る不審なメールや広告への注意喚起」を公式に発表しており、法的措置を含めた対応を検討していることを明らかにしています。
広告に出ているからといって、本人が承認しているものではないという点を強く認識する必要があります。
検索で「三橋貴明 詐欺」と出る理由は、詐欺グループが名前を悪用しているためである
Googleなどの検索エンジンで「三橋貴明」と入力すると、予測変換に「詐欺」と表示されることがあります。
これを見て「本人が詐欺をしているのか?」と不安になるユーザーも多いですが、これは三橋氏の名前を騙る詐欺広告を見た人が、真相を確かめるために検索した結果として表示されているに過ぎません。
多くのユーザーが「三橋貴明の広告は詐欺ではないか?」「怪しい」と思って検索を繰り返すことで、検索エンジンのアルゴリズムが「三橋貴明」と「詐欺」という単語の関連性が高いと判断し、自動的に表示してしまうのです。
つまり、この検索結果は三橋氏が加害者であることを示すものではなく、むしろ彼が「なりすまし被害」に遭っていることの証明でもあります。
検索キーワードの字面だけで判断せず、その裏にある事情を正しく理解することが重要です。
三橋貴明の名前を使った偽広告とは?AI詐欺を見抜く具体的なサイン

近年、急速に進化しているAI技術が悪用され、本物と見分けがつかないような偽動画が作られています。しかし、注意深く観察すれば違和感に気づくことができます。
偽の三橋貴明氏が登場するYouTube広告を見抜くための具体的なポイントは以下の通りです。
- 映像や音声が不自然に感じる広告は違和感を手がかりに見抜ける
- 三橋貴明氏本人が公式YouTubeで否定しているため、公式との一致・不一致を確認する
- 口コミで「怪しい」と言われる広告は、構成や訴求内容が本人とかけ離れている
以下で詳しく解説します。
映像や音声が不自然に感じる広告は違和感を手がかりに見抜ける
AIによって生成されたディープフェイク動画は、一見すると本人が喋っているように見えますが、細部には必ず不自然な点が残ります。特に注目すべきは「口元の動き」と「声の抑揚」です。
映像では、発している言葉と口の形が微妙にズレていたり、画質が顔の部分だけ不自然に鮮明(あるいはぼやけている)だったりすることがあります。また、まばたきの回数が極端に少なかったり、表情の変化が乏しかったりするのもAI動画の特徴です。
音声に関しては、本人の声を学習させて生成しているため似てはいますが、イントネーションが平坦で機械的だったり、文脈に合わない不自然な間があったりします。
普段の三橋氏の情熱的な語り口を知っている人であれば、「何か雰囲気が違う」という直感を抱くはずです。その「違和感」こそが、詐欺を見抜く最大のヒントになります。
三橋貴明氏本人が公式YouTubeで否定しているため、公式との一致・不一致を確認する
最も確実な確認方法は、一次情報に当たることです。三橋貴明氏は自身の公式YouTubeチャンネル「三橋TV」やブログ、メルマガ等で、繰り返しなりすまし広告への注意喚起を行っています。
もし広告で「緊急提言」「極秘情報の公開」といった内容が流れてきたら、一度広告を閉じ、YouTubeで「三橋TV」などの公式チャンネルを検索してみてください。本当に重要な発信であれば、公式チャンネルでも同様の内容がアップロードされているはずです。
詐欺広告の場合、公式チャンネルには一切そのような動画はなく、広告専用のリンク先(怪しいランディングページ)にしか情報が存在しません。
本人が「そのような投資勧誘は一切行っていない」と明言している以上、広告の内容は100%嘘であると断定して問題ありません。
口コミで「怪しい」と言われる広告は、構成や訴求内容が本人とかけ離れている
SNSやネット上の掲示板では、これらの広告に対して「怪しい」といったネガティブな口コミが多数投稿されています。これらの評判は、単に広告の頻度が多いことへの不満だけでなく、動画の内容が三橋氏の本来の主張と乖離していることへの違和感から来ています。
三橋氏は普段、マクロ経済や財政出動の必要性、国家のあり方といった大きなテーマを論じています。
一方で、詐欺広告の内容は「誰でもスマホ一台で稼げる」「来週必ず上がる銘柄」「AI自動売買ツール」といった、個人的な金儲けに終始する内容がほとんどです。
思想や言論を大切にする評論家が、突然怪しげな情報商材屋のような口調で「楽して稼げる」と連呼することはあり得ません。キャラクターや活動方針との矛盾(キャラ崩壊)を感じたら、それは偽物が作った粗悪なシナリオである証拠です。
本物の三橋氏と比較し、リンク先・話し方・画質・訴求内容のズレをチェック
広告を見たときは、「これ本物っぽいけど…なんか違う?」という違和感が最大のヒントになります。
特に以下のポイントを横並びで見ると、偽動画は一気にボロが出ます。
| チェック項目 | 本物の三橋貴明氏(公式) | 詐欺広告・なりすまし |
|---|---|---|
| 誘導先 | 公式サイト、メルマガ、正規の出版社 | 個人名のLINEアカウント、不明な投資グループ |
| 話し方 | 抑揚があり、感情が乗っている | 平坦、機械的、口の動きと音声がズレる |
| 画質 | 安定したスタジオ撮影、高画質 | 粗い、顔の周りにノイズがある、背景が合成 |
| 訴求内容 | 経済解説、政策提言、書籍紹介 | 「絶対に儲かる」「配当生活」「元本保証」 |
| 口座 | 投資金を集めることはない | 個人名義の銀行口座への振込指定 |
三橋貴明を名乗る詐欺パターンは?LINE誘導から入金までの流れ

多くの投資詐欺には、共通した「型」が存在します。三橋氏を騙る広告も例外ではなく、SNS型投資詐欺(ロマンス詐欺の変種とも言われます)の典型的な手口を踏襲しています。
被害を防ぐためには、彼らがどのようなシナリオで被害者を罠に嵌めるのか、その流れを知っておくことが有効です。
- ①広告からLINE友だち追加へ誘導し、投資グループに参加させる典型的な詐欺フロー
- ②投資アプリで利益が出ているように見せる演出を行い、安心感を植え付ける
- ③出金時に手数料や税金を名目に追加送金を求める
- ④最終的には連絡を断ち、アカウント削除やブロックで持ち逃げする
以下でそのプロセスを詳しく解説します。
①広告からLINE友だち追加へ誘導し、投資グループに参加させる典型的な詐欺フロー
入り口はYouTubeやFacebookの動画広告です。「無料で投資ノウハウを公開」「三橋貴明が注目する銘柄」といった興味を引くキャッチコピーでクリックさせ、詳細を知るためにはLINEの友だち追加が必要だと誘導します。
LINEに登録すると、すぐに三橋貴明やアシスタントの〇〇を名乗るアカウントから挨拶が届き、数十人〜数百人が参加する「投資勉強会」のようなグループLINEに招待されます。
このグループ内には、三橋役、アシスタント役、そしてサクラ(教え子役)が多数紛れ込んでいます。
サクラたちが「先生のおかげで儲かりました!」「素晴らしい分析です」と賞賛のメッセージを送り続けることで、被害者はここは本当に稼げるコミュニティなんだと錯覚させられます。
これをバンドワゴン効果を利用した心理操作と呼びます。
②投資アプリで利益が出ているように見せる演出を行い、安心感を植え付ける
信頼関係が築かれた頃合いを見計らって、犯人グループは指定の投資アプリや取引サイトへの登録を促します。これは証券会社などの正規のアプリではなく、詐欺グループが作った偽の取引プラットフォームです。
被害者が言われるがままに少額(数万円程度)を入金して取引を始めると、画面上ではすぐに利益が出たように表示されます。場合によっては、実際に少額の出金(数千円〜1万円程度)をさせてくれることもあります。
「本当にお金が増えた」「出金もできた」という成功体験を与えることで、被害者の警戒心を完全に解除させます。そして、次はもっと大きな資金を入れれば、さらに大きな利益が出ると煽り、数百万、数千万単位の入金を迫ります。
③出金時に手数料や税金を名目に追加送金を求める
画面上の利益が大きく膨らみ、被害者が「そろそろ利益を確定して出金したい」と申し出た時、詐欺の牙が剥かれます。
「出金するには利益の20%の税金を先に振り込む必要がある」 「不正取引の疑いがあるため、解除費用として保証金が必要」 「ランクアップのための手数料がかかる」など、様々な口実をつけて出金を拒否し、さらなる入金を要求してきます。
正規の証券会社であれば、税金は源泉徴収されるか確定申告で支払うものであり、出金のために事前振込を求めることは絶対にありません。
しかし、焦っている被害者は「これを払えば全額戻ってくる」と信じてしまい、借金をしてまで振り込んでしまうケースも少なくありません。
④最終的には連絡を断ち、アカウント削除やブロックで持ち逃げする
被害者がこれ以上お金を出せないと悟った段階、あるいは詐欺グループが潮時と判断した段階で、突然LINEグループが削除されたり、アカウントごとブロックされたりして連絡が取れなくなります。
アプリやサイトにもログインできなくなり、ここで初めて被害者は「騙された」と気づきます。
この時点で、振り込んだお金はすでに複数の口座を経由して海外へ送金されていたり、暗号資産(仮想通貨)に変えられていたりして、追跡が極めて困難な状態になっています。これが一連の詐欺の出口です。
なぜ三橋貴明のなりすまし広告は消えないのか?

「これだけ問題になっているのに、なぜYouTubeやSNSの運営会社は広告を止めないのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。
詐欺広告がなくならない背景には、テクノロジーの進化とプラットフォーム側の構造的な問題、そして捜査の難しさが複雑に絡み合っています。
- YouTube広告審査がディープフェイク詐欺を見抜けず、審査をすり抜け続けている
- 詐欺グループが海外サーバーや偽名義を利用し、投稿者の特定が技術的に困難
- 被害者が泣き寝入りし通報件数が少なく、捜査が本格化しにくい状況が続いている
以下で詳しく解説します。
YouTube広告審査がディープフェイク詐欺を見抜けず審査をすり抜けている
GoogleやMeta(Facebook/Instagram)などのプラットフォーム事業者は、AIによる自動審査と人間による目視審査を組み合わせて広告をチェックしています。しかし、詐欺グループ側の技術も高度化しており、審査をすり抜けるためのクローキング技術などの対策を講じています。
例えば、審査用には無害な記事を表示させ、実際のユーザーには詐欺サイトを表示させるといった手口や、AI生成動画の不自然さを補正する技術が使われています。
また、無数にある広告のすべてをリアルタイムで完璧にチェックすることは物理的に不可能であり、現状では「通報されてから削除する」というイタチごっこの状態が続いています。
詐欺グループが海外サーバーや偽名義を利用し、投稿者の特定が技術的に困難
詐欺広告を出稿しているアカウントの多くは、実在しない人物や乗っ取られたアカウント、あるいは海外の法人名義などが使われています。サーバーも海外を経由しているケースが大半です。
日本の警察が捜査を行う場合、海外のサーバー管理者やプラットフォーム事業者に情報開示を求める必要がありますが、これには国際的な手続きが必要で膨大な時間がかかります。
さらに、IPアドレスを偽装するVPNなどの技術が使われているため、発信元まで辿り着くのは容易ではありません。この「匿名性の高さ」と「国境の壁」が、犯人グループにとって好都合な隠れ蓑となっています。
被害者が泣き寝入りし通報件数が少なく、捜査が本格化しにくい状況が続いている
投資詐欺の被害者は、「欲を出してしまった自分が悪い」「家族にバレたくない」という恥ずかしさや後ろめたさから、警察や周囲に相談せずに泣き寝入りしてしまうケースが非常に多いです。
被害届が出されなければ、警察も事件として認知できず、本格的な捜査に乗り出すことができません。被害の実態が見えにくいことも、詐欺グループが摘発されずに野放しになっている一因です。
通報が少ないと詐欺広告が残り続けるため、警察・金融庁・消費生活センターへの報告が重要
詐欺広告を撲滅するためには、ユーザーからの報告が不可欠です。
怪しい広告を見つけたら、プラットフォームの通報機能を使って報告すること。そして、もし被害に遭ってしまった場合は、少額であっても警察や公的機関に情報を寄せることが、次の被害者を防ぐことに繋がります。
もし、判断に迷う状態が続いている場合は、一度専門家に意見を聞いておく方が、安全に動けます。
不安を抱えたまま一人で悩むより、早めに第三者に状況を見てもらうことが、被害の拡大を防ぐいちばん確実な対策になります。まずはお気軽にご相談ください。

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三橋貴明の広告は詐欺?怪しいポイントを見分けるチェックリスト

ここまで解説した内容を踏まえ、目の前の広告や勧誘が詐欺かどうかを即座に判断するためのチェックリストを作成しました。
一つでも当てはまる場合は詐欺の可能性が極めて高いため、絶対に金銭を振り込まないでください。
- 公式サイトや公式チャンネルに掲載されているリンクかどうかを確認する
- 「必ず儲かる」「何もしなくていい」などの詐欺的なワードが使われているかを確認する
- 個人名義口座・暗号資産ウォレットへの送金要求があったら取引を中断する
- 金融庁登録業者かどうか、販売会社情報の開示状況を調べ、合法性を自分で確認する
公式サイトや公式チャンネルに掲載されているリンクかどうかを確認する
三橋貴明氏の公式ブログや「三橋TV」の概要欄に記載されていないLINEアカウントや投資スクールは、すべて偽物です。本物の三橋氏は、自身のメディア以外で突発的に投資の勧誘を行うことはありません。
「必ず儲かる」「何もしなくていい」などの詐欺的なワードが使われているかを確認する
投資の世界に「絶対」はありません。金融商品取引法などの法律でも、断定的な判断の提供(必ず儲かると誤認させる行為)は禁止されています。
「元本保証」「AIが自動で稼ぐ」「インサイダー情報」といった言葉が出てきたら、それは真っ当な投資ではなく、犯罪者による甘い罠です。
個人名義口座・暗号資産ウォレットへの送金要求があったら取引を中断する
これが最大の決定的な証拠です。 企業が運営する投資サービスであれば、振込先は必ず「法人口座」です。
「株式会社〇〇」ではなく、「ヤマダ タロウ」のような個人名義の口座(トバシ口座と呼ばれます)への振込を指定された時点で、100%詐欺です。また、外国人の個人名義や、毎回振込先が変わる場合も同様です。
金融庁登録業者かどうか、販売会社情報の開示状況を調べ、合法性を自分で確認する
日本国内で投資助言や運用を行うには、金融庁への登録が必要です。相手が名乗る業者名が金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」にあるかを確認してください。
また、ウェブサイトに「特定商取引法に基づく表記」(運営者名、住所、電話番号など)が正しく記載されているかもチェックしましょう。
参考として、正規の運営元である株式会社経営科学出版の特定商取引法に基づく表記を確認すると、責任者名や所在地、電話番号が明確に公開されていることがわかります。住所がバーチャルオフィスだったり、電話番号が携帯電話だったりする場合は要注意です。
少しでも怪しいと感じた時にすぐできる防衛策
怪しいと感じたら、相手に「詐欺ですよね?」と問い詰める必要はありません(逆上されたり、別の嘘をつかれるだけです)。
無言でLINEをブロックし、グループを退会してください。そして、YouTubeやSNSの運営に通報ボタンを押して報告しましょう。これだけで十分な自衛策になります。
お金を払う前に気づいた人が三橋貴明の広告で取るべき行動

もしあなたが、広告をクリックしてLINE登録までしてしまったけれど、まだお金は振り込んでいないという段階であれば、実質的な被害はゼロです。
しかし、個人情報が漏れているリスクなどは考慮する必要があります。以下の手順で関係を断ち切ってください。
LINE登録してしまった場合は即ブロック+報告を行い誘導を断つ
相手からのメッセージが来ていても、返信する必要はありません。LINEの「ブロック」機能を使用し、さらに「通報」を行ってください。
詐欺グループはカモリストを作って情報を共有している可能性があります。ブロックすることで「このユーザーは反応しない」と認識させ、リストから除外される可能性を高めます。
インストールしたアプリや連携したカードの危険性を点検し、被害リスクを減らす
もし詐欺グループに指示されて不審なアプリをインストールしてしまった場合は、すぐに削除(アンインストール)してください。
また、アプリ内でクレジットカード情報を入力してしまった場合は、カード会社に連絡してカードの利用停止と再発行を依頼することを強くお勧めします。不正利用されるリスクがあります。
動画の出所・リンク先・運営者情報を必ず確認する習慣をつける
今後は、著名人が出ている広告を見てもすぐに信用せず、「URLのドメインはおかしくないか?」「運営会社は実在するか?」を確認する癖をつけましょう。
メディアリテラシーを高めることが、AI時代の詐欺から身を守る最強の盾となります。
三橋貴明の詐欺広告に入金してしまった人が取るべき行動ステップ

もし、すでにお金を振り込んでしまい、出金できない状況になっている場合は、一刻を争います。 「恥ずかしい」「怒られるかもしれない」という感情は一旦脇に置き、以下のステップで冷静かつ迅速に行動してください。
- 1.振込明細・チャット履歴・アプリ画面など返金に必要な証拠をすぐに確保して整理する
- 2.警察・消費生活センター・金融機関への相談で伝えるべき情報をまとめ、迅速に行動する
- 3.弁護士へ相談し、返金可能性の有無と最適ルートを判断し、早期回復を目指す
1.振込明細・チャット履歴・アプリ画面など返金に必要な証拠をすぐに確保する
詐欺グループは証拠を隠滅するために、LINEの履歴を消したり、サイトを閉鎖したりする可能性があります。
相手と連絡が取れるうちに(あるいは取れなくなっていても残っている情報を)、以下のものをスクリーンショットやPDFで保存してください。
- 詐欺広告の画像(もしあれば)
- LINEのトーク履歴全て
- 相手から指定された振込先口座の情報
- 振込明細書(銀行アプリの履歴など)
- 投資サイト内の残高画面、取引履歴
これらは、警察に被害届を出す際や、弁護士が返金請求を行う際の重要な証拠となります。
2.警察・消費生活センター・金融機関へ相談し迅速に行動する
証拠が揃ったら、以下の機関に連絡します。
- 振込先の金融機関(銀行)
- 「振り込め詐欺救済法」に基づき、相手の口座を凍結できる可能性があります。犯人がお金を引き出す前であれば、口座に残っている資金が分配され、戻ってくる可能性があります。
- 警察
- 最寄りの警察署の「刑事課知能犯係」や、警察相談専用電話「#9110」に相談し、被害届の提出を検討してください。
- 消費生活センター
- 局番なしの「188」で相談できます。
3.弁護士の相談で、返金可能性の有無と最適ルートを判断し早期回復を目指す
警察は犯人を逮捕する組織であり、お金を取り返す民事的な交渉は行ってくれません。
「返金」を目的とするならば、詐欺被害に強い弁護士への相談が有効な手段となります。
弁護士は、振込先口座の名義人に対する開示請求や、損害賠償請求、口座凍結の要請などを法的な権限で行うことができます。特に、犯人が国内に口座や資産を残している場合、弁護士の介入によって一部または全額が回収できる事例もあります。
無料相談を行っている法律事務所も多いため、まずは「被害回復の可能性があるか」を診断してもらうと良いでしょう。
「取り戻します」と勧誘する二次被害ビジネスに乗らない
注意していただきたいのが、X(旧Twitter)やSNSで「詐欺被害、返金させます」と謳うアカウントです。
これらは「二次被害(回収詐欺)」である可能性が高いです。着手金だけ取って何もしない、あるいは探偵業者などが非弁行為(弁護士資格がないのに交渉を行う違法行為)を行っているケースがあります。
相談等は、必ず弁護士資格を持つ法律事務所に行ってください。

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三橋貴明氏は詐欺と無関係!誤情報に惑わされないための基本姿勢

結論として、YouTubeやSNSで流れる「三橋貴明」を名乗る投資広告やAI動画は、本人とは一切関係のない悪質ななりすまし詐欺です。三橋氏本人が被害者であり、彼が詐欺を働いている事実は存在しません。
巧妙なディープフェイク技術や心理的な誘導により、誰でも騙されるリスクがあるのが現状です。
だからこそ、「著名人の絶対儲かる話」はまず疑ってかかる姿勢が重要です。安易にLINE登録や個人情報の入力をしないよう、常に警戒心を持ってください。
もし被害に遭ってしまった、あるいは「これって詐欺かも?」と不安を感じている場合は、一人で抱え込まずに警察や金融機関、そして弁護士などの専門家に相談しましょう。

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